何故こんなにも髪の毛のみに気をとられてしまうものなのかと悩んでしまう側を患者側と、髪の毛の悩みから不安やうつのような精神的苦痛を取り除くべく、その対応の仕方やその考え方をそれなりに上手く整理してはいくことで、患者側が気持ち的に楽な方向に導く髪の毛の専門家を薄毛・抜け毛に対するカウセリングと言います。
カウセリングは患者側が日常生活に支障となる原因を解決できるような、薄毛・抜け毛で悩み人が毎日を安心した気持ちで過ごせるようにすることです。
そして、不安やうつ的症状が強い状態であれば、抗不安薬や抗うつ薬を。
また、その悩みでなかなか良い睡眠がとれない、夜中や早朝に目覚めてしまう場合には睡眠導入剤を処方しておこなう薬物療法を薄毛・抜け毛の治療と言います。
皆さんが何故、髪の毛が知らない間に薄くなってしまう不安が強くなるのでしょうか?
その原因を確実に見つけ出すことは、髪の毛の専門家であってもなかなかできません。
その背景には皆さんお一人お一人の複雑な事情があるからではないでしょうか?
とにかく、今回はそんな悩み多き薄毛・抜け毛を徹底的に探ってみることにしましょう。
女性にとって薄毛・抜け毛の深刻さ
薄毛・抜け毛の原因やタイプは多数あって、その悩みは深刻です。
男性ならば髪の毛が薄くなって全く影響はないということはありませんが、あるレベルまでは仕方ないと我慢できる方も少なくはありません。
しかし、女性の場合はどうでしょうか。
女性のほとんどの方は、髪の毛というものはあって当然と言った考え方です。
薄毛・抜け毛が目立ち始めた時のショックは、かなり大きいものがあります。
・更年期の女性の皆さん
40~50代を中心とした更年期年代の方は、加齢からなる抜け毛や更年期に関係する心身のトラブルがあります。
・若い世代の女性の皆さん
20代を中心とした皆さんは、仕事上でのトラブルによるストレス、睡眠不足や偏りの食事や甲状腺機能障害や貧血も抜け毛の原因になります。
実際の例からカウセリングと治療を考えて
薄毛から自分に自信をなくして
~49歳のCさんより~
49歳のCさんは、子育ても一段落して結婚前に勤務していた会社にパートタイマーとして仕事に復帰をしました。
以前から多少の抜け毛があったとか。
シャンプー時に抜け毛があったものの、それほど気にしていなかったようでした。
しかし、仕事に復帰後から毎日のストレスが溜まったせいか?
ここ半年間に髪の毛が急に薄くなりだした、急に抜け毛が増えたことで精神的に不安定となり、出勤時の忘れ物が増えたし、社内でのケアレスミスが多くなり、大きな心の変化に気付いた夫が育毛クリックを進めた。
初診に見た時の彼女の髪の毛の状態は、確かに年代の割にはちょっと気の毒である状態にあると感じたのは髪の毛の専門家も同じ意見であった。
専門家から見た抜け毛の進行分類としては、ルードビッヒ分類では1類との診断でありました。
頭頂部つむじから多少の薄毛が始めっているパターンで、普通の加齢から見られる女性の抜け毛としたら年齢相応といった診断でした。
ご本人は悩みは強いものの、薬を投与して精神面のケアが直ちに必要であるという考えはなかったそうです。
40~50代の女性は、女性ホルモンのエストロゲンが急に減少していくことから、どうしてもホルモンバランスが乱れから心身の変動が大きくなる、これは更年期として考えていたようです。
女性ホルモンを考えて
女性ホルモンのエストロゲン分泌量は、髪の毛の成長に深い関係があります。
特に、髪の幹細胞の成長を促進させるのがエストロゲンです。
そしてエストロゲンは、頭皮のコラーゲンを増やす上で必要不可欠で、このコラーゲンは髪の毛自体にコシやハリを出すには重要ですし、血管拡張作用にも関わっています。
従って、エストロゲンの分泌が極端に減少すると、コラーゲンも減り髪の毛への血行が悪くなることで髪に十分な栄養が行き渡らなく、髪の毛が細くなってしまいます。
女性の加齢による抜け毛は、主に頭頂部で起こると考えられています。
40~50代の女性の生活面からの特徴から
40~50代の多くの女性を考えますと、髪の毛の治療を受けている間には、ご自身の夫のこと、子供のこと、その他の家族こと、またご自身のの身体全体の不調などなど、髪の毛のトラブル以外のことも当然増えていく、そんな悩みも話題にのぼる方も多くなる傾向にあります。
つまり、心身ともに曲がり角というのか、さまざまな問題が複雑に絡み合った年代であるのではないでしょうか?
結果的に髪の毛自体も考えていられている以上に変化も早くなるようです。
以上から髪の毛の治療を始めるにあたって、まず必要なカウセリングの必要性が大切になっていると考えなければなりませんよね。
悩んでいる方によっては、「心の問題」が最大の問題になるかもしれません。
どんな話が必要性があって、どんな話し方をしてほしいでしょうか?
皆さんが、もし、こんな状態に陥ってしまったならばどんな対応を求めますか?
皆さんからすれば、きっと髪の毛の問題が、他のことでそれほど悩んだり心配したりするような場合は、髪の毛以外の問題をも含めて真剣に対応して考えて下さるカウセリングがベストだと思いますよね。
どうやったら、本当の悩みを打ち明けやすいかという雰囲気がほしいところです。
そして、例えば、髪の毛の治療ですから、何気なく皆さんの抜け毛・薄毛になった頭頂部の写真を撮ります。
そこで、ご本人に写真を見せながら、自然な状態で静かに「これがあなたのご主人ならばどんな感じでしょうか?」と「確かに薄いと言ったら多少は、見る人によっては薄く見られる場合もあるかもしれませんね」など。「だから、貴女の周囲の友人の目に映る髪の毛は、それくらいなものですよ」と言った誘導があれば皆さんの髪の毛再生治療も受けやすくなりますよね。
どんな治療?
Cさんのような40~50代の女性の薄毛・抜け毛の治療には、ミノキシジルといった発毛促進剤を使用することが多くなります。
体毛の発毛などの副作用はあるものの、発毛に関しては多数の人に有効であるようです。
又40~50代の女性は、エストロゲン分泌が極端に減少傾向からエストロゲンに類似した働きを持っているスピロノラクトンという薬剤が配合されている育毛剤も有効と考えられています。
またご自宅では髪の毛に良いされている大豆胚芽に、多く含まれているイソフラボンも有効で、最近多くで健康食品として、サプリメントとして販売されているので合わせて使用をおすすめです。
~29歳のAさん~
Aさんの仕事は、老人ホームで介護職のヘルパーとして働いていました。
毎日は目が回る忙しさの中で、数年ほど前から髪の毛に何となく違和感を感じていたそうです。
そして頭皮が透けているところが目立ち始めてから育毛クリニックに訪れるようになったそうです。
彼女は仕事柄からも毎日人と接することが多いし、特に髪の毛を見られやすい接近した姿勢をとることも多く、自分の頭部を見られてしまうことが嫌で嫌で、それが相当のストレスになっていたようです。
どんな治療?
しかし、幸いにしてミノキシジルの育毛剤を使用可能するとようになってから、回復度も順調に進んで今は、ほとんど分からないくらいになり生き生きと働いているそうです。
治療ではミノキシジルをはじめ、ビタミンやミネラルなどを使用した治療で幸いよくなった例です。
原因ははっきりしなかったそうですが、若いこの世代の方の薄毛・抜け毛は、仕事上の過剰なストレスで血行障害によるものが多いと言われています。
従ってストレスを軽減して意外と短期間のうちにもとの髪の毛を取り戻す場合が多いそうです。
まとめ
いかがでしょうか?
抜け毛や薄毛に悩む方は、特に、女性の場合には予想以上にその悩みは深刻と言われています。
これには髪の毛はあって当然である考え方が背景にあるようですね。
その場合にカウセリングは治療以上に重要と考えていかなければならないと感じました。
皆さんもいろいろと考えてみて下さい。