市販のヘアケア剤ではどうも効果が実感できない、市販のものだと地肌に合わない、など色々髪の毛のお手入れには悩みがつきものです。
市販のものが合わない時は自分でオリジナルのヘアケア剤を作ってしまえばよいのです。
Contents
髪の毛にダメージを与える原因
ヘアケア剤を作る前になんで髪の毛が傷んでいるのかを知ることから始めましょう。
そしてダメージレベルを確認しながら自分オリジナルのヘアケア剤を作るようにしましょう。
髪の毛のダメージの主な原因は
カラーリング
髪の毛は表面からキューティクル、中間層をコルテックス、芯の部分をメデュラといいます。
そしてダメージの進んでいる髪のほとんどは中間層のコルテックから髪の栄養素が抜け出していることが原因です。
カラーリング剤に含まれるアルカリはコルテックスの部分まで浸透し、そこにあるメラニン色素を破壊して上から色素を付着させていきます。
しかし人工的な色素はしっかりコルテックスに定着することがなく、時間と共に落ちていきます。
またアルカリ剤も髪の内部に残り髪を破壊し続けるので髪のダメージは日を追うごとに大きくなります。
これを残留アルカリと呼びます。
このカラーの色素が落ちる時に髪はもっともダメージをします。
パーマ
パーマの仕組みはシスチン結合といって髪の毛のシステインを一旦断ち切り、ロッドで形を作った後、パーマ2液で再度くっつけることでパーマがかかります。
カラーほどではないのですが、パーマ液にもシスチンを断ち切る際にアルカリという成分が使われます。
髪のダメージはこのアルカリが髪の毛に残ることで日々ダメージをし続けていくのです。
紫外線や乾燥
カラーやパーマをしていなくても髪の毛はダメージします。
髪は根本から成長していき1ヶ月でおよそ1cm程度伸びます。
そのため髪の長さが例えば20cmあるとすると毛先は今から1年半年前くらいの毛になります。
その間紫外線や空気中の埃や雑菌にさらされると古い毛先からダメージが大きくなっていきます。
あなたのダメージは主になんのダメージですか?
そのダメージ具合によって自分オリジナルのヘアケア剤を作った方が良いです。
市販のヘアケア剤が不安
次に髪のダメージレベルを知ったら、今度はお肌の部分も知っておいた方が良いです。
市販のものを使うとお肌の調子が悪くなったり、頭皮が荒れてしまったりするのは使ったヘアケア剤に防腐剤などが含まれていてそれが肌に合っていなかったことが考えられます。
でも、手作りヘアケア剤の場合、そうした化学物質はほぼ使わないので本当の意味でオーガニックなケア剤になります。
ただし、防腐剤を使わない代わりに、管理期間や方法を間違えると腐ってしまうので注意しましょう。
ですから手作りの場合一度に大量のものを作るのではなく、1週間分作ってみたり使う分だけ都度作ったりする方が良いです。
手作りのヘアケア剤の種類
一口に手作りのヘアケア剤といっても色々と種類があります。
どのタイプのものを作るかは髪のダメージレベルや頭皮の状態によって決めても良いでしょう。
シャンプー
市販のシャンプーは安価なものほど洗浄力が強くお肌の弱い女性だと肌荒れの原因や抜け毛や薄毛の原因となってしまいます。
そのため手作りシャンプーで自分の頭皮に合ったシャンプーを作ることをお勧めします。
この後紹介するシャンプーは毛穴汚れもバッチリとれてお肌にも優しいものをご紹介します。
トリートメント
髪のヘアケアに欠かせないのがトリートメントです。
シャンプー後に使うものやアフターケアに使えるものをご紹介します。
ヘアパック
髪のダメージレベルが大きい時はヘアパックをオリジナルで作ってしっかりヘアケアしていきましょう。
ヘアパックは使う成分が濃いため基本的に洗い流すタイプのヘアパックになります。
手作りヘアケア剤レシピ
オリーブオイルシャンプー
材料
オリーブオイ(オリーブオイルは美容専用のオイルを使うようにしてください。
決して食用のオリーブオイルを使わないように)、市販シャンプー(肌の弱い方はアミノ酸シャンプーがおすすめ)
オリーブオイル配合のシャンプーを手作りで作るのはとても簡単で、500mlのペットボトルにオリーブオイルとシャンプー剤を1:1で混ぜるだけ。
オリーブオイルにはビタミンEをはじめダメージで剥がれたキューティクルをコーティングする作用があります。
またオリーブオイルのクレンジング効果もありさらに肌の弱い方、乾燥肌の方にはオリーブオイルの保湿力がよく効きます。
ヘアパック
ヘアパックを作る際髪の毛に良い成分を含む材料は意外と身近にたくさんあります。
卵
卵は髪の毛の主成分となるアミノ酸やビタミンが豊富です。もちろん食べても良いのですが、髪の毛に直接塗布するのもヘアパックとして効果的です。
蜂蜜
蜂蜜は保湿力や浸透性、殺菌力があります。化粧品などにもよく使われる成分なので直接髪に塗布をすることで髪が美しくなります。
アボガド
アボガドには亜鉛やビタミン類が豊富に含まれており髪のダメージの補修効果が高い成分です。
ココナッツオイル
ココナッツも色々な化粧品やヘアケア剤に配合されており髪の保湿効果や髪の絡まりを改善してくれます。
さて今回はこれら食材の中からアボガドと蜂蜜を使ったヘアパックをつくります。
ただし作る時は1回分にしておきましょう。
大量に作っても腐らしてしまうからです。
材料
アボガド、蜂蜜
アボガドをミキサーでペーストし、さらにそこへ蜂蜜を混ぜて再度ミキサーにかければ出来上がり。
髪の毛を湯洗いしある程度髪の汚れを落としたらアボガド、蜂蜜パックを髪の毛全体に馴染ませて20分程度放置します。
ホットタオルで髪の毛を巻きつけて放置するとなお効果的です。
その後しっかりシャンプーをして市販のトリートメントかリンスをつけて仕上げます。
艶やかな髪の毛が手に入ります。
炭酸シャンプー
炭酸はもともと医療の現場でも使われており、炭酸の気泡による浸透力が毛穴から毛根奥まで入り込み毛穴汚れを取り除いてくれます。
材料
炭酸水、シャンプー
コンビニなどで500mlの炭酸水を購入し、市販のシャンプーや美容院で購入したシャンプーを混ぜて作ります。
500mlのペットボトルを準備しシャンプー1回で使う量を炭酸水、シャンプー剤を1;1で混ぜて作ります。
シャンプーをする前にしっかり湯洗いし、その後炭酸水で頭皮を濯ぎ炭酸シャンプーでシャンプーをします。
また湯洗いでしっかりありシャンプーを洗い流し、最後にもう一度炭酸水で頭皮を洗い流すと頭皮汚れは綺麗に落とせて薄毛抜け毛防止になります。
正しいシャンプーとトリートメントの付け方
ついでなので正しいシャンプーの仕方もおさらいしておきましょう。
ブラッシング
まずはシャンプーをする前にブラッシングをし頭皮や髪の汚れを浮かせておきます。
湯洗い
湯洗いで8割の汚れが落とせます。ヘアパックを使う際はこのタイミングで髪全体にヘアパックを馴染ませて20分放置します。
プレシャンプー
ヘアパックを落とし一度少量のオリーブシャンプーか炭酸シャンプーでプレシャンプーをします。泡立て程度で大丈夫です。
シャンプー
プレシャンプーをしたら本シャンプーをします。指の腹を使ってマッサージをするように頭皮のツボを意識しながら行います。
濯ぎ
お湯でしっかり洗い流します。最後に炭酸水で仕上げれば言うことなしです。
まとめ
手作りのシャンプーやヘアパックなどは100%天然のものでしかも保湿力が高いです。
お肌の弱い女性やオーガニック志向の女性、また薄毛や抜け毛が気になったり、どのヘアケア剤を使ってもダメージを改善することができなかった方におすすめです。