使える水が制限されている。
アウトドアで水源にアクセスしにくい。
入院中でお風呂に入ることができない。
などなど、髪の毛が洗えないシーンって、意外にあるものです。
髪の毛がシャンプーできないとなると、やはり気になるのは髪のべたつきやニオイですよね。
かゆみがツライということもあるでしょう。
そんなときでも、髪の毛が洗えないときの対処法はいくつかあるんですよ。
今回は、お風呂に入れないときや水の使用が制限されているときに髪の毛を洗う方法について紹介します。
Contents
使える水量が制限されているケース
まず、使える水の量が限られていて、いつものようにシャンプーできないケースです。
できるだけ少量の水で髪の毛を洗いたい場合は、まずシャンプーの前にブラッシングをしましょう。
ブラッシングするだけでも、ほこりやゴミなどを落とすことができます。
またブラッシングには、頭皮の汚れを浮き立たせる効果もあります。
そのため、短時間のシャンプーでも汚れを落としやすくなるはずです。
洗うときは頭皮のマッサージを中心に行いましょう。
シャンプーもできるだけ少量ですませたいところです。
すすぎの際には、シャンプー剤が頭皮に残ってしまうとトラブルの原因になります。
少量の水できちんとすすぎきるためには、前もってタオルなどで泡をふき取っておくことが効果的です。
タオルなどで泡をふき取ってからすすぐと、水の使用量を最小限に抑えることができます。
すすぎの際も、頭皮を中心にシャンプー剤が残らないように洗い流すようにします。
濡れタオルでホットパック
少量の水が使えるのであれば、濡れたタオルを使って髪の毛の汚れを取り除くこともできます。
水を含ませたタオルを電子レンジで1分から2分くらいあたためます。
髪の毛が長い人や髪の量が多い人は、バスタオルくらいの大きなタオルが必要かもしれません。
電子レンジで温める場合、とても熱くなることがあるので、火傷しないように注意してくださいね。
タオルが温まったら、タオルで頭と髪の毛を包み、しばらく放置します。
頭皮と髪の毛をタオルでホットパックするイメージです。
放置する時間も髪の毛の量に左右されますが、10~15分くらい放置しておくとよいと思います。
このようにするだけでも、汚れが浮き上がってきます。
そのあと、パックしたタオルで髪の毛をふき取って終了です。
頭皮を温めながらパックするので、毛穴が開き汚れを浮き上がらせることになるんです。
もちろん、シャンプーほど完全に汚れを取り去ることはできませんが、同時に頭皮の血行も良くなるので、スッキリ感はありますよ。
このタオルパックは、ふだんの頭皮ケアとしても使える方法です。
ウエットティッシュで拭く
濡れタオルに使うだけのお水も使えない状況なら、ウエットティッシュで拭くという方法があります。
市販のウエットティッシュには、殺菌や除菌効果がありますので、ニオイの発生源を減らしてくれることに役立ってくれます。
アルコール入りとそうでないものがありますが、あまり差はないと思われます。
アルコール入りの方が殺菌効果が高くなりますが、お肌が敏感でアルコール入りは苦手という人もいますよね。
その場合は、アルコールなしのものを選ぶとよいでしょう。
やり方は、とても簡単です。
ウエットティッシュで髪の毛や頭皮をたたくようにして、成分を行き渡らせます。
そのあとは、乾いた布などで水分をふき取って終わりです。
これだけでも、ニオイをおさえることには役立ってくれるはずです。
気を付けたいのは、ウエットティッシュで髪の毛や頭皮をゴシゴシ擦らないようにするということです。
擦っても汚れを完全に取り去ることはできません。
かえって、お肌に刺激を与えてしまうだけになってしまいます。
ふき取り用化粧水でブラッシング
ふき取り化粧水とガーゼを使ったブラッシングというやり方もあります。
ふき取り化粧水は通販でも購入できるので、一つ手元に置いておくとよいでしょう。
ふき取り化粧水をガーゼに含ませ、それをブラシに装着して髪の毛をブラッシングします。
こうすることで、髪の毛の表面についている汚れを拭き去ることができます。
ブラッシングで頭皮を刺激することにもなるので、血行が良くなり毛穴の汚れも浮き上がりやすくなります。
ベビーパウダーで髪の毛を洗う
ベビーパウダーは、赤ちゃんでなくても使い勝手が良いアイテムだということをご存知でしょうか。
美容のためにもいろいろな使い方ができるんですが、髪の毛のシャンプー代わりとしても活躍してくれるんですよ。
ベビーパウダーで髪の毛を洗う方法を紹介しておきます。
まず、髪の毛全体を軽くブラッシングしておきましょう。
ベビーパウダーを適量手のひらにとり、髪の毛と頭皮に直接パウダーを馴染ませます。
頭皮にも付けたら、ついでに頭皮全体をマッサージしましょう。
その状態で、ブラッシングして完了です。
ブラッシングは粉っぽさがなくなればOKです。
ベビーパウダーはそもそもコーンスターチが含まれていますが、それが頭皮汚れを吸着してくれます。
同時に頭皮の皮脂バランスも整えてくれます。
赤ちゃんに使えるくらい低刺激なものですから、敏感肌の人でも使いやすいというメリットもあります。
ベビーパウダーは、このような場合のシャンプー以外でも、いろんな使い道があります。
男女を気にせず使えるのもいいですよね。
水のいらないドライシャンプー
最後に紹介するのは、水を必要としないシャンプー剤です。
洗い流さなくてもいいシャンプーで、「ドライシャンプー」とも呼ばれています。
ドライシャンプーにはいくつかのタイプがあります。
液状になっているもの以外に、スプレーやパウダー、フォーム(泡)タイプ、シート状のものもありますので、使いやすいものを選ぶことができます。
そのタイプごとに使い方が若干異なりますので、詳しくはパッケージなどで確認してください。
基本の使い方としては、ブラッシングしたあとにドライシャンプーを髪の毛と頭皮になじませ、再度ブラッシングして成分を落とすという手順になります。
ドライシャンプーは、アウトドアで水が使えないときだけでなく、災害時の備えとしても重宝します。
スプレータイプなら吹きかけるだけでシャンプーできて、タオルなどでふき取る必要がありません。
手を汚しにくいシートタイプは、携帯するのも便利です。
また、ドライシャンプーは、いざというときのためだけのものではありません。
ふだん使いとして利用している人もいます。
頭皮から分泌される皮脂を洗い流し過ぎてしまうと、頭皮にとってかえってよくない影響もあります。
そのため、頭皮の皮脂を必要以上に洗い流すことのないドライシャンプーを、週に数回のペースで使っている人もいるんです。
ドライシャンプーは、皮脂を温存してくれるので、頭皮の乾燥防止にも役立ってくれるんですね。
体調がすぐれないでシャワーが浴びられないときなどにも便利ですので、一つ置いておくと良いでしょう。
まとめ
髪が洗えないときでも方法はあります。
いかがでしょうか。
水が使えなかったり、体調が悪くてシャワーが浴びられないときのシャンプーの方法について紹介しました。
意外とたくさんの方法があることにびっくりされたかもしれません。
ウエットティッシュやふき取り化粧水などは、ふだんでも使えるアイテムですので、一つ常備しておくとよいと思います。
また、ドライシャンプーは、災害時にも役立つだけでなく、週一のスペシャルケアとしてもおすすめです。
自分の好みに合わせて、一本手元に用意しておいてはいかがでしょうか。