女性は女性特有の生理などの影響で貧血を起こしやすく、そのせいで体の体温も下がり気味です。
そのため夏でも汗をかかない人も多くいます。
体温が低いということは血行も悪いということです。
血行が悪いと頭皮に十分な血液が届かず髪の毛は次第に細くなり、ひどいと抜け毛を起こして薄毛になってしまうこともあります。
そんな女性にはぜひ唐辛子をたくさん摂るようにしてみてください。
今までの体調不良や髪のコンディションが劇的に変わっていきます。
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女性の髪の毛に良い唐辛子の効果
唐辛子にはカプサイシンという辛味成分が含まれています。
カロテノイドという成分の一種なので赤い色をしていますが、その成分に実はものすごい効果が秘められているのです。
カプサイシンのものすごいパワーには次のような嬉しい効果があります。
基礎体温が向上することで血流が良くなる
辛いものを食べると体が暖かくなり、時には頭のてっぺんから汗が流れてくることがあります。
辛味成分であるカプサイシンには体温を上げる作用があるため、食べると体温が上がり血管が拡張し血行も良くなります。
血流が良くなるので髪の成長や育毛効果がある
頭皮には無数の毛細血管があり、髪の毛はその毛細血管から流れる血液に含まれている栄養や酸素を吸収し成長します。
しかし、毛細血管というのは体が冷えやすいと血管がすぐに収縮してしまい十分な血液が頭皮に届きにくくなります。
そこでカプサイシンの辛味成分で体を温め血管を拡張してあげることで頭皮への血液が十分に流れやすくなり、その結果髪の毛の成長を促したり、育毛作用が期待できるのです。
冷え性が改善される
カプサイシンは体を温めるだけでなく血流も改善します。
血流が良くなると体の中の温かい血液が全身をめぐるため体の末端までしっかり温まりやすく、冷え性改善の効果があります。
神経痛を緩和させ体調を整える
カプサイシンの辛味成分は刺激が強くなります。
その刺激のおかげで神経を一時的に麻痺させ痛みを感じにくくすることができます。
ただし長期に渡る神経痛はしっかりと病院で見てもらうようにしましょう。
現代病である肩こりや腰痛の改善
現代病である肩こりや腰痛は主に血行不良や冷えからくるものが多いです。
またこれらの症状は男性よりも女性のほうが多いという報告もあります。
血行不良や冷えは筋肉をコリ固めてしまい疲れやすくしてしまいます。
それが肩こりや腰痛の原因となりますので、そこへカプサイシンの力で血行が良くなればおのずと肩こりや腰痛も改善されていきます。
便秘を減らし消化機能改善
カプサイシンは食べすぎてしまうとかえって胃腸の健康を害してしまいますが、適量を食べることで腸の扇動運動も促進してくれます。
女性は腹筋が弱く腸の働きが悪くなりやすくそのせいで便秘を起こしてしまうことがあります。
カプサイシンで腸の動きを活発にしてあげれば便秘の改善に期待が持てます。
脂肪燃焼でダイエット効果
カプサイシンを摂ると体温が上がります。
そのため血行も良くなるのですが、さらにカプサイシンの刺激には中枢神経を刺激する作用もあります。
中枢神経が刺激されるとアドレナリンが分泌されるためリパーゼ(脂肪分解酵素)の分泌も盛んになります。
カプサイシンだけでもダイエット効果は期待できますが、運動を取り入れると更に脂肪燃焼効果が高まりやすくなります。
代謝が良くなるため美肌効果も
カプサイシンによる辛味成分は女性の便秘を解消することで腸の働きが良くなり、さらに血行や新陳代謝も向上します。
そうなると肌代謝も活発になりターンオーバーの周期が短縮され美肌効果が得られるようになります。
カプサイシンの性質
カプサイシンは油に溶ける性質があります。
そのため油を使った料理が唐辛子料理にはおすすめです。
また油を使った料理で唐辛子を摂取した場合、水分だけのときよりも50%も体への吸収率がアップするとされています。
そのためカプサイシンの効果を目一杯享受したいなら油料理が良いです。
しかし、油料理の場合はコレステロールや脂肪の摂り過ぎになりやすいのでそのへんは気をつけましょう。
カプサイシンの一日の摂取量や食べ方
辛いのが苦手という方も多いと思いますが、それは唐辛子の量によります。
例えばうどんやそばに七味唐辛子を少しだけかければそれほど辛さを感じずにカプサイシンの効果を得られます。
また最近ではちょっと甘辛なキムチなども販売されているのでそのような商品を食べるのも良いでしょう。
唐辛子の一日の摂取量
唐辛子はどのくらい食べていいのかというのははっきり言って決まっていません。
そのためある程度目安的なものになりますが、唐辛子は一日5gから10g程度、ダイエット効果が出始めるのはカプサイシンの量で20gとされています。
唐辛子1gに対して3gのカプサイシンが含まれていますから、ダイエット目的なら唐辛子7g程度。乾燥唐辛子17本くらいの数になります。
流石に17本も食べるのは難しいと思いますので、カプサイシンの成分だけを抽出したカプサイシンの純度の高い調味料などを使うとこのハードルは超えられると思われます。
参考までに
この間テレビで唐辛子栽培の盛んな地方の方々のインタビューをみたのですが、皆さん血行が良いらしく高齢の方でも元気でしかも体は引き締まっていました。
髪の毛も薄毛の人は少なかった印象を持っています。
そのためやっぱり唐辛子は体にメリットがたくさんあるのだなと感じました。
唐辛子の摂り過ぎには注意
唐辛子の一日の適量は今のところはっきりとはしていませんが、致死量ははっきりしております。チョット怖いですが、これは頭に入れておいたほうが良いでしょう。
唐辛子の致死量は体重が50kgなら3000mgから3750mgとされています。
唐辛子の本数でいうと3000本になるのですが、流石にここまでは食べることはできません。
しかしサプリメントなど辛味を感じないものを大量に飲んでしまうとこのようなリスクがあります。
あと最近よく目にするのは激辛挑戦みたいなお店の激辛商品です。
中には真っ赤なラーメンやカレーライスといったものがありますが、あれも健康には良いとは言えませんので注意しましょう。
辛いのが苦手な方は甘唐辛子
今度は辛いのが苦手という方におすすめの辛さを抑えた甘唐辛子というものを紹介します。
実は最近知ったのですが辛くない唐辛子というのも存在しています。
甘唐辛子は新種の唐辛子の一種で辛味成分であるカプサイシンの代わりにカプシエイトという成分が含まれています。
このカプシエイトは辛味成分であるカプサイシンと似た働きがあり、脂肪燃焼や新陳代謝の向上、基礎代謝の向上、エネルギー消費の向上などの作用があります。
そしてその辛さは通常の唐辛子の1000分の1ですからほとんど辛さを感じません。
ですから辛いものが苦手な女性はこの甘唐辛子のカプシエイト成分を摂取するのもおすすめです。
まとめ
唐辛子はある意味スーパーフードになりうる食べ物です。
さすがに一日10本以上摂取するのは難しいと思いますが、少量でも良いので毎日摂取することでも効果を実感できます。
また、唐辛子のカプサイシンの効果を最大限に引きだすためには、日頃の運動習慣やバランスの良い食事も心がけるようにしましょう。
そこへカプサイシン効果がプラスすると髪の毛の育毛作用に効果的であったり、ダイエット効果が飛躍的向上したり、冷え性や肩こりなどといった症状の改善にも効果が出やすくなります。