編み込みやお団子ヘア、エクステなどで髪のアレンジを楽しむ人は多いでしょう。
しかし、髪をいじりすぎるとそれが原因で抜けて薄くなることはご存知でしょうか。
もし、まだ髪が減るような年齢でもないのにやたらと髪が抜ける、なんとなく薄くなってきているということがあれば、それは、髪のアレンジが原因かもしれません。
ここでは、どうしてヘアアレンジが薄毛につながるのか、どう対応すれば良いかを紹介します。
Contents
ヘアアレンジが頭皮に負担をかけて薄毛を招く
髪をいつも同じところで1つに結んでいたり編み込んでいたりすると、根元から同じ方向に引っ張られ続けます。
髪を洗う前に外すとしても、それまではずっと毛根と毛穴に負担がかかり続けています。
もちろん、数日程度なら特に影響はありません。
しかし、長期間にわたってずっと同じ負担をかけていると頭部の血行が悪くなります。
すると、毛根に栄養が行き届きにくくなり、弱ってしまうことがあるのです。
ひっぱられ続けることでまだ成長するはずの髪が抜けてしまうこともあります。
このとき、毛根の細胞もダメージを受けています。結果として、生えづらくなり薄くなるのです。
どんなヘアアレンジを避けるべき?
おしゃれのためにセットした髪型が原因で薄くなるのは避けたいものですね。
ここでは、薄毛を招きやすい髪型を紹介します。
いつも同じ場所で結ぶヘアスタイル
まとめ髪やポニーテール、お団子ヘアは、髪が常に引っ張られている状態です。
そこに、髪の重さもかかります。
すると、たとえば頭を動かしたときに重みでより引っ張られ、頭皮にかなり負担がかかることになるのです。
結果として、特に生え際や耳の後ろが抜けやすくなります。
編み込みや三つ編み
手の込んだ編み込みはおしゃれなヘアスタイルですが、髪を引っ張て編むために頭皮に負担がかかりやすいです。
編んだ髪が抜けやすくなります。
エクステ
ヘアエクステは自毛に髪の束をつけるヘアアレンジです。
毛束がついた髪が常時重みで引っ張られ続けるため、頭皮にかなり負担がかかります。
すると、エクステをつけた髪が薄くなる可能性が高いです。
また、エクステをつけたあとの髪を洗うのはなかなか大変です。
装着した部分の汚れをうまく落とせなかったりシャンプーをしっかり洗い流せなかったりすることもあるでしょう。
その結果、地肌が荒れ、それが原因で髪の健やかな成長が阻害されることがあります。
分け目がずっと一緒
何年も同じ場所で髪を分けていると、その部分には常に負担がかかり続けます。
まとめ髪やヘアエクステなどに比べれば小さなものですが、問題はずっと負荷がかかり続けていること。
小さな負担も長く積み重なると、大きなダメージとなるものです。
また、分け目部分は地肌がみえるので紫外線のダメージを受けやすく、蓄積し続けます。
それらのダメージが積み重なって抜けやすくなるのです。
ヘアアレンジで薄毛にならないために普段から気をつけること
上で述べたとおり、ヘアアレンジによる頭皮への負担が原因でひどい抜け毛や薄毛になることがあります。
そのため、予防するにはなるべく負担をかけないようにすることが大切です。
ヘアスタイルを変える
毎日、同じところで1つに結んでいたり編み込みをしていたりした人は、それをやめましょう。
自然なダウンスタイルにしたり違う場所で結んだりします。
ずっと同じところを分け目にしている人は、分ける部分を変えます。
ふだんは結ばない
髪はなるべく引っ張って結ばないようにすることが大切です。
しかし、なかには仕事で髪をかたくまとめなければならない人もいるでしょう。
その場合は、仕事が終わったらすぐにほどくようにします。
休日は結ばないようにするなど、なるべく頭皮を休ませましょう。
エクステは避けたほうが無難
エクステをつけると、普通は1~3カ月ほどそのままなので、その間ずっと頭皮に負担がかかります。
薄毛を予防したいなら、なるべくつけないほうが良いでしょう。
どうしてもつけたいなら、短期間で外すほうが無難です。
洗髪のときは、エクステが外れないか気になるからと簡単にすませてはいけません。
頭皮を丁寧に優しくもみあらいし、汚れや余分な皮脂をしっかりと洗い流すようにしましょう。
頭皮をマッサージ
適度に頭皮をマッサージするのもおすすめです。
ヘアアレンジによって負担がかかり続けた頭皮は、硬くなり血行が悪くなっていることがよくあります。
細胞に栄養を届け、老廃物を運び出すのは血液の役目です。
頭皮の血行が悪くなっていると毛根周辺の細胞に栄養が届きにくくなり、髪が弱ったり生えにくくなったりします。
そこで、頭皮を優しくもみほぐして血行を促進しましょう。
マッサージの方法はあまり難しく考えず、指を広げた両手を頭の左右に添え、指の腹や手のひらの親指側の下にあるふくらみ部分を使って頭皮をもみほぐせばOKです。
このとき、あまり力をいれすぎないようにしましょう。
爪で頭皮を傷つけないようにすることも注意が必要です。入浴時や寝る前、ネットで動画を見ているときなど、リラックスしているときにやるといいですね。
頭皮に優しいシャンプーに変える
頭皮の負担を減らすためには、シャンプーを見直してみることも大切です。
市販のシャンプーの多くはラウリル硫酸Naなどの強い洗浄成分が配合されています。
汚れ落ちがよく、さっぱりするため使っている人も多いでしょう。
しかし、こういったシャンプーは頭皮の皮脂まで必要以上に落としてしまう恐れがあります。
すると、頭皮が乾燥して荒れやすく、外部刺激に弱い状態になってしまうのです。
洗浄成分がマイルドで低刺激なシャンプーを使うようにすると良いでしょう。
すでに薄毛に!そのときにするべきこと
すでに髪が薄くなっているなら、すぐに対処しましょう。
ホルモンバランスの乱れなどが原因のケースに比べ、ヘアアレンジによる負担が原因で薄毛になった場合は適切に対処することで解決する可能性が高いです。
結んでいる人はやめる
髪が長い女性は、仕事や育児、家事の際に後ろでまとめることも多いでしょう。
しかし、髪がすでに薄くなっているなら、ぎゅっときつめにひっつめるのはすぐにやめるべきです。
予防法でも述べたように、できるだけ結ばないようにしたり、結ぶ位置を変えたりすることが大切です。
仕事中はきつめにまとめざるを得ない人は、仕事が終わったらすぐに髪を解くようにしましょう。
ショートヘアにする
思い切ってショートにするのも良い方法です。
髪は意外と重いので、短くカットするとずっと軽くなり、頭皮や毛穴への負担が軽減します。
これまでずっとロングだった人は、いきつけの美容室で似合うショートのスタイルをよく相談すると良いでしょう。
エクステはやめる
エクステはさまざまな髪型が楽しめるアイテムですが、すでに髪が薄くなってきているならやめましょう。
そのまま続けていると、毛穴のダメージがひどくなり、エクステをやめてもなかなか生えてこないことになりかねません。
頭皮に優しいシャンプ―を使う、マッサージをする
予防法で述べたように、頭皮の負担が軽い低刺激シャンプーを使うことや頭皮マッサージをして血行を促進することも大切です。
毎日、頭皮を労わりケアしましょう。
まとめ:ヘアアレンジはほどほどにして薄毛を予防・対策しよう
さまざまなヘアスタイルを試すのはとても楽しいものです。
しかし、それが原因で肝心の髪が薄くなってしまうと困りますよね。
ヘアアレンジは、頭皮に継続的に負担をかけないように注意して楽しみましょう。