女性の薄毛

女性の薄毛、冷えが原因かも?温活の育毛効果に注目!

薄毛は男性だけの悩みだと思っていませんか?

意外に多い女性の薄毛。

女性に特有の体の冷えが、その原因の一つとなっていることはご存知でしょうか。

女性の薄毛には、女性ならではのアプローチが必要になります。

この記事では、体の冷えが頭皮や髪に与える影響をお伝えし、それを改善するための「温活」のススメをご紹介いたします。

体の冷えを解消することで、薄毛を改善し、美しく健康的な体を手に入れましょう。

女性の薄毛の主な原因

女性の薄毛の多くは、生え際などが部分的に薄くなるよりも、髪全体がスカスカになる「びまん性脱毛症」であると言われています。

女性の「びまん性脱毛症」が、男性の脱毛症と大きく違うのは、その原因にホルモンバランスの乱れが考えられるという点です。

ホルモンバランスが乱れると、女性ホルモンのエストロゲンが減少し、髪の毛のハリやコシがなくなったり抜け毛が増えたりします。

たとえば、産後に抜け毛が増えて、一時的に薄毛になってしまう女性が多いですが、これは出産後にホルモンバランスが乱れエストロゲンが分泌されにくくなってしまうことが原因です。

ただ、出産にともなう抜け毛は一時的なものなので特に心配することはありません。

それでは、普通の生活の中では、何が原因でホルモンバランスが乱れてしまうのでしょうか。

一般的には、ホルモンバランスの乱れは、ストレスや睡眠不足、偏った食生活、そして冷えによって引き起こされると言われています。

ホルモンバランスを整えるためには、生活習慣や食生活を見直し、冷えを解消することが有益なのです。

冷えによる血行不良も頭皮や髪に悪影響

女性は男性と比較すると、熱を生み出す筋肉量が少ないため体が冷えやすく冷え性になりやすいと言われています。

体の冷えは、すでに述べた通り、ホルモンバランスの乱れを招きますが、それ以外の体の不調をも引き起こします。

たとえば、体の冷えは血流の低下を招き、血の巡りを悪くしてしまいます。

血行不良は、肩こりや肌荒れ、睡眠不足などの原因にもなりますし、それ自体が薄毛の原因の一つとなります。

なぜなら、血行が悪くなると頭皮が硬くなり、髪の毛に十分な栄養素が行き渡らなくなってしまうからです。

血の巡りをよくするためにも、体を温めて、冷えにくい体質を作るための工夫をしましょう。

生活を見直して冷えを撃退しよう

ストレッチや有酸素運動をする

体を動かし筋力をつけることで、体を温める力を高めることができます。

簡単な筋トレやストレッチを毎日続けるのがポイントです。

筋トレは、背中、お腹、お尻、太もも、ふくらはぎを中心に行います。

毎日同じところは刺激せず、曜日ごとに変えてトレーニングをするとより効果的です。

ストレッチは、筋トレの前後に行います。

全身に効く簡単なストレッチをご紹介します。

(1)両腕を上に上げて、体全体を伸ばします。腰を反らせないよう注意してください。
(2)体の力を抜いて、腕を下に降ろします。

これを10回ほどくり返します。

慣れてきたら、深呼吸をしながら体を動かしてみましょう。

(1)で息を吸い、(2)で息を吐くようにするといいでしょう。

有酸素運動は、ウォーキングやラジオ体操など、毎日続けられる負荷のものがおススメです。

体を冷やすものを避け、温めるものを食べるようにする

体を冷やす食材・料理を避け、体を温めるものを摂取しましょう。

具体的には、夏野菜の摂りすぎや白砂糖の使いすぎに注意すること。

冷製スープやアイスクリームなど、冷たいまま食べる料理は最小限にすること。

南国の食材や料理も体を冷やすものが多いので気をつけてください。

体を温める食材としてよく知られているのは生姜ですが、生のものより乾燥させたものや蒸したものがより効果的です。

長ネギや黒胡椒、にんにく、鶏肉も体を温める性質があります。

これらを使ってスープを作れば、冷えを改善する簡易薬膳スープができます。

ハーブティーや白湯を飲む

もっと手軽に実践できる方法として、ハーブティーや白湯などの温かいドリンクを飲むことが挙げられます。

やはりここでも活躍してくれるのは生姜です。

シナモンとブレンドした、シナモンジンジャーティーは体をじっくり温めてくれます。

また、ルイボスティーも血行促進効果が高く、冷え性を改善してくれるお茶です。

それだけでなく、抗酸化作用がありミネラルを多く含むため、薄毛に効くお茶として知られています。

薄毛の原因に数えられる女性ホルモンの乱れにアプローチしてくれるハーブティーもあります。

フェンネルティーやセージティーは、女性ホルモンの乱れを整えたり女性ホルモンの分泌を促したりする効果が期待できます。

ただセージは、妊娠中や授乳中は避けた方が良いハーブなので、該当する方は注意しましょう。

ハーブティーが苦手な人にオススメなのが、白湯です。白湯とは、水を一度沸騰させて、飲める温度まで冷ましたものです。

朝起きた後に一杯、そして夜寝る前に一杯を習慣にすると、血行が良くなり冷え性も改善されます。

半身浴でリラックスする

血行を良くし、新陳代謝を促すのに効果的なのが、半身浴です。

半身浴をすると頭皮の毛穴が開き、皮脂を取り除くための準備が整います。

また、発汗効果もあるため、新陳代謝を促進します。

方法としては、ゆるめのお湯を浴槽に張り、下半身のみ浸かります。

おへそより少し上の位置まで入るようにすると良いでしょう。

寒い時期は、乾いたタオルなどを羽織り上半身を冷やさないように注意してください。

入浴時間は、20分〜30分程度が目安ですが、体調や汗の出方などで調整しましょう。

好きな音楽を聴いたり読書をしたりするとリラックス効果も増します。

ただし、心地よすぎて長時間にならないように気をつけましょう。

水分補給は忘れずに、入浴の前後と、入浴中に水やお茶を飲むようにしてください。

入浴中は、ペットボトルに常温の飲み物を入れて浴室に持ち込むと良いでしょう。

まずは週に1〜2回から始めてみましょう。

市販の「あたためグッズ」を活用する

体を温めるのに役に立つ「あたためグッズ」たち。

ポイントを押さえたアイテムを使うことで、冷えを改善することができます。

まず、お腹の冷えを取りましょう。

お腹が冷えると内臓の働きが悪くなるだけでなく、血流が悪くなり全身の冷えにもつながります。

お腹を温めることで血の巡りが良くなり、全身がぽかぽかになります。

カイロや市販されているあずきを使った温めグッズなど体温よりも高い温度のものをお腹に当てましょう。

また、普段から腹巻をするのも効果的です。

次に、首・手首・足首を温めます。

首の動脈は太いため、首が冷えると冷たい血液が全身へ流れ、体全体の冷えにつながります。

また、首の冷えは血行を悪くし、首のこりや肩こりの原因にもなります。

ネックウォーマーやマフラーなどで首を温めてあげることで、効率よく大量の温まった血液を体全体に届けることができるのです。

また、末端の冷えを予防するためにも、手首にはアームウォーマーやリストバンドをつけ、足首にはレッグウォーマーや靴下を履いて、温めましょう。

温活で健康な頭皮とコシのある髪を手に入れる

女性ホルモンの乱れを整え、血行を促進して健康的な頭皮環境を作るために、「温活」は有効です。

この記事では、以下の5つのポイントを中心に「温活」のススメをお伝えしました。

1 ストレッチや有酸素運動をする
2 体を冷やすものを避け、温めるものを食べるようにする
3 ハーブティーや白湯を飲む
4 半身浴でリラックスする
5 市販の「あたためグッズ」を活用する

いずれも、薄毛対策だけでなく美容や健康に効果的な方法です。

できるものから取り入れてみましょう。