椿はシャンプーやヘアオイルなど今やヘアケア用品には欠かせないものとなっていますが、実は皆さんが思っている以上に椿は大昔から人の髪の毛をきれいにしてくれた最高の植物なのです。
いつから椿が使用されていたのか、この椿がいかに素晴らしいかを調べてみました。
今も昔も変わらず愛される椿はどんなに最新のヘアケア用品よりも万能アイテムだったかもしれません。
Contents
椿ってどんな植物?
椿は椿科のの常緑高木で、葉は光沢のあるある緑と上向きにギザギザがあるのが特徴です。
日本原産の植物であり、花は秋冬に開花し、花の色は赤、ピンク、白などの色を咲かします。
花の色によって、花言葉が異なっており、
・赤「控えめなすばらしさ」「謙虚な美徳」
・白「完全なる美しさ」「至上の愛らしさ」
・ピンク「控えめな美」「控えめな愛」
などといわれています。
日本では椿のように常緑の植物を神聖化する文化があり、神事には欠かせない木で、神社やお寺に植えられてることが多いです。
椿は「首が落ちるように散るから不吉」といわれることがありますが、これは江戸時代園芸を楽しむ風習が町民に広がり、それを阻止しようと武家の人間がそのような噂を流したようです。
その名残か、落馬を連想させることから馬の名前に椿を用いることは避けられているそうです。
最近では海外でも椿が植えられていることが多くみられており、寒さに強くて美しいということで人気のようです。
椿がヘアケア用品として使用されたのはいつ頃?
椿の種子からとれる椿油は今ではヘアケアの定番アイテムとなっておりますが、椿油はいつからあるのでしょうか?
さかのぼること1200年前平安時代初期頃です。
当時はヘアケアではなく、食用、灯用、化粧用そして、不老不死の薬として珍重されていたようです。
平安時代の子文書には「海石榴油(つばきあぶら)」と書かれていました。
7~9世紀に、日本の朝廷が唐に派遣していた遣隋使で、唐の皇帝に椿油を献上したといわれています。
黒髪をつややかにする椿油は、江戸時代になると庶民にも広がっていったといわれています。
ただ調べてみると、椿油というのが作られたのは鎌倉時代という説もあり、もしかしたら、平安時代の頃は海石榴(ツバキ)を何かしらの方法で使っていたかもしれません。
それは書物にも特に載ってなかったようですね。
それでも、今の今まで変わらず重宝されているというのはとても素晴らしいことです。
椿油が重宝されるわけはいったい何なのか?
椿油がこれほどまでに重宝されているのはわかりましたが、一体何がすごくて重宝されているのでしょうか?
調べてみると髪の毛だけじゃない、私たちの健康をも支えてくれる素晴らしいものでした。
椿油の主な成分はオレイン酸という脂肪酸で椿油の85%もの成分を占めているのです。
その割合は健康オイルとして有名なオリーブオイルよりも高いといいます。
オレイン酸は空気に触れても酸化しにくい性質をしてます。
その性質があらゆる面で大活躍してくれます。
髪の毛を守る
椿油に含まれる、オレイン酸により、高いヘアケア効果が期待できます。
髪の毛につけることで、ドライヤーの熱や紫外線の刺激から守り、枝毛やパサつきを抑えてくれるのです。
また、必要な水分をキープし、ハリと潤いを与えてくれ、美しい髪に導いてくれるのです。
また、頭皮に使えば毛穴に詰まった汚れを落とし、毛穴の引き締め効果なども得られます。
それにより髪の毛の新陳代謝がよくなり、栄養の行き届いた美髪になっていくのです。
そうすると抜け毛や白髪を防ぐことができるのです。
美肌効果
オレイン酸は私たちの皮脂に文含まれている成分です。
なので、肌ケアとしても椿油は大活躍なのです。
肌になじみやすく、潤いをキープしてくれる効果もあるので、肌の乾燥を防ぐことができ、外部からの刺激を守ってくれます。
クレンジングオイルとしても使用することができ、毛穴に詰まった皮脂を溶かし、きれいな肌を保ってくれます。
マッサージオイルとしてもおススメです。
コレステロール値を下げてくれる
椿油を食事に取り込むことで、椿油に含まれるオレイン酸が血中コレステロールを下げる働きがあります。
善玉コレステロールの量を減らすことなく、悪玉コレステロールだけを下げてくれるので、食生活が気になる方や、乱れている方におススメです。
また、腸の滑りをよくしてくれるので便秘解消にも効果が期待できます。
髪の毛だけではなくスキンケアや食事にまで使用できる椿油はライフスタイルをもきれいに整えてくれるのですね。
そういえば、おばあちゃんの化粧台にはいつも椿油が置いてあったなぁとふと思い出しました。
おばあちゃんは思えばお風呂から上がったら、それを全身に塗っていたので、頭から足のつま先まですべて椿油を使用してたんだと思います。
今は、ヘアケア用品でも、髪に優しいものや香りがいいものなどたくさんあるので、選ぶのに困るくらいですが、ひと昔前は椿一本でいけてたんでしょうね。
椿油は今やサプリメントで飲む時代!?
調べてみると商品の中にはサプリメントにした椿油も多々見られました。
サプリメントで椿油をとる時代なんですね。
実際にサプリメントを飲んでいる人の口コミを拝見してたのですが、飲み始めたきっかけは、髪のつやがなくなった、肌の乾燥が気になる、食生活の乱れなどの悩みを抱えている方がご愛用でした。
外側からではなく、内側からきれいになっていくというスタンスがイマドキっぽいですね。
飲んで、パサついてた髪の毛につやが出てきたという方や、抜け毛がなくなった、肌の調子がよくなって、排便も今までより多くなったなど、まさに椿油に含まれるオレイン酸の効果が出ているようでしたね。
私も気になったのでネットでいろいろ調べてみましたが、単に椿油の成分だけをサプリメントにしているわけではなく、プラスでいろいろなものが含まれているようです。
なので、椿油の成分効果以外のメリットももしかしたら期待ができるかもしれましせんね。
近年は働く女性も増えて、結婚、出産してもノンストップで育児に仕事に奮闘するママさんも増えたので、スキンケアやヘアケアにあまり時間がかけられないという方には、手軽に簡単に飲めるサプリメントが重宝されるのかもしれませんね。
値段も1か月分で2,000円台で手に入るものが多かったので、手に届かないわけでもなさそうですね。
少しでも楽してきれいになりたいというのはこれからも女性の課題になっていきそうです。
まとめ
平安時代から女性の髪の毛を守ってきた椿油でしたが、その正体は今も変わらず私たちの髪の毛をきれいにし続けてくれています。
色々な試行錯誤が長年重ねられて、今や椿油はサプリメントとして摂取できるようになっていました。
おそらく紫外線やドライヤーヘアアイロンなどで女性の髪の毛は日々ダメージを受けているので、椿油を使えば髪の毛だけではなく肌や体のケアをしてくれるのですね。
わたしも長年髪の毛を染め続けているせいか、髪にボリュームがなくなってきたり、きしんだり、結構髪の毛には悩まされているので、椿油のすばらしさを知ってあの時のおばあちゃんみたいに全身に椿油を塗り込みたいくらいです。
少しでも悩んでる方がこの記事を読んで、参考にしていただけたら嬉しいです。