女性の薄毛

あなたのブラシは大丈夫? ブラッシングで女性の薄毛改善

朝の身だしなみを整える一環として、皆さんは髪をブラシで梳いていると思います。

また、夜は頭や髪の毛についた汚れを取り除く為に、髪を洗うでしょう。

その際、お風呂から上がって髪を梳かしたりもします。

一日に最低でも二回は髪にブラシを通していると言えますが、ブラッシングをただ無意識に行っている方が大半だと思われます。

実は髪をブラッシングする事には、大切な理由があるのです。

また、ブラシの使い方に関しても注意すべき点があります。

誤った方法を続けてしまうと、多くのデメリットが生じてしまうかもしれません。

ブラシの選び方から、薄毛に効果的なブラッシングについてご紹介致します。

ブラシを使う事によって得られるメリット

ただ単に寝ぐせを直したりするだけの目的で、ブラシを手にしている方はあまりいないかと思います。

なぜ、ブラシで髪を梳かすべきなのか、改めて確認していきます。

まず、髪についた汚れや皮脂、フケを取り除く役割を担っています。

こうする事で、髪を清潔に保つことにも繋がります。

また、ブラッシングする際に、毛先だけを梳かす方は少ないでしょう。

ブラシの先端が頭皮に当たると、適度な刺激となって心地良さを感じたことがないでしょうか。

このような感情が得られるというのは、つまり頭皮が刺激されているからです。

頭皮は、様々な理由から血行の流れが滞りやすかったりするので、マッサージなどを施し血行の促進を促す事もとても大切です。

もちろん、力任せにグイグイと押し付けるようにブラシを使う事は絶対に避けるべきです。

しかしながら、適度な力加減で頭皮から梳かしてあげる事が、実は大切であると言えます。

更にこの刺激は、血行の促進を促す事で髪の毛の育成にも大きな影響を与える事になるのですが、毛穴から出る皮脂の分泌をも促すのです。

皮脂は過剰な分泌が起こってしまうと、毛穴を塞いでしまい抜け毛の原因となりかねません。

また、少なすぎると乾燥を招きます。

しかし、適度な量の皮脂はキレイな髪を維持する上で必要不可欠な存在でもあるのです。

実は美容効果も持ち合わせているので、髪に艶を与える存在とも言われています。

そして、何もしていないのに髪が絡まったり、ほつれるという経験は皆さんされているでしょう。

ブラシを通すと余計に髪が引っかかってしまい、敢えてブラシは使わずに、そのままにしておきたい…などという気持ちになります。

しかしそれは、とても大きな間違いなのです。

絡まってしまった髪をそのままにしておくと、余計に摩擦が起きてしまうので髪が傷む原因にも繋がっていきます。

髪の毛1本1本を離してあげるように、丁寧に優しく梳かす事は大切です。

ブラシの種類

ショップに行くと、陳列されているブラシの多さに驚かされる事があります。

一言でブラシとは言っても、素材も用途も別れているからです。

自分の髪にはどのタイプが良いのか、しっかりと確認してから購入する事が望ましいでしょう。

価格帯もかなり幅広く、安すぎるものからとても高額なブラシまで存在します。

プラスチック製ブラシ

一番良く見かけるブラシは、プラスチックで出来ているタイプかと思います。

百円ショップでも販売されていますし、とても安価な商品もあります。

素材はもちろん、プラスチックですからブラシに付着した汚れを取り去る際に、水でも洗えるので耐久性は良い方であると言えるでしょう。

髪に潤いを与える成分がブラシに配合されていたり、静電気を抑制させるタイプもありますが、特に何も施されていないタイプではプラスチック製品ですので静電気が起こりやすい場合もありそうです。

木製ブラシ

昔は一般的であった、木から作られているブラシにも注目しておきましょう。

長い髪を梳く和服を来た女性などが、書物に記載されていたりもしました。

木製のブラシはその昔、職人さんが一つ一つ丁寧に作りあげていました。

平らな形状の物が多く目が粗めですが、その分髪が絡まりやすかったり、梳かしにくいという点があります。

木製ですから、使えば使う程に髪にも良いというメリットもあります。

油分が木に馴染むからです。

使い続ける事で、いつしか髪に艶が出てくるのです。

木製ですから、お手入れの際は雑に扱ってしまうとヒビや割れが生じるので気を付けましょう。

獣毛ブラシ

続いて、獣毛ブラシについてのご紹介です。

獣の毛から作られているブラシですが、一般的には豚と猪の2タイプが多いでしょう。

天然の獣毛であるが故に、油分が含まれています。

よって、こちらは静電気が起こりにくくなっています。

またこの油分のおかげで、髪に艶が出るという点も大きなメリットと言えそうです。

熱にも強いという点も挙げられます。

豚毛のブラシは、柔らかく子供を含めたデリケートな髪質の方向きです。

髪が細くて柔らかい場合などは特に、ブラッシングが薄毛に繋がる可能性もあります。

その様な場合は、頭皮に与える刺激も抑えられる豚毛でのケアが望ましいでしょう。

一方で猪毛は、豚毛よりも硬さも太さもあります。

頭皮への刺激も強めに感じると思われますので、刺激に強い方向きでしょう。

また、マッサージ効果も期待出来ますので髪が太くて硬めにも関わらず、抜け毛に悩まされている方は使用してみる価値がありそうです。

さて、獣毛ブラシには一番気を付けなくてはならない点があります。

それは、ブラシのケア方法です。

ブラシをよく見ると、天然の毛ですから何本も束になってまとまっています。

ですから、裏を返すとホコリやゴミだけでなく水分も残りやすいのです。

その結果、雑菌が繁殖してしまう可能性が非常に高まるのでお手入れの頻度は高めとなります。

獣毛に絡んでいる汚れは、とても取りにくいですが丁寧に摘まんで取り去るように心がけましょう。

1つずつなんて大変と思われる方もいらっしゃると思います。

そのような方には、ヘアリムーバーを用意しておくと便利です。

こちらはステンレス製の刷毛のようなものです。

これさえあれば、お手入れの億劫さとは無縁になれそうです。

ブラシの使い方

製品によっては、艶だし効果があったり、サラサラに髪の毛になると謳われているブラシもあるようです。

ですが、きちんとしたブラッシングが出来るようにすると、髪の毛や頭皮に与えるダメージも大きく減少させることが可能となります。

無理やりブラシを通す事で、切れ毛や枝毛の原因にもなります。

また、頭皮に刺激を与えた方が血行の促進に繋がるし活性化にもなるという思いから、ついつい強めにブラシをあててしまうケースも存在します。

こうした誤った使い方を回避することはとても大切です。

デリケートな頭皮と髪の毛を労わるように、丁寧な使い方を心掛けていきましょう。

一番多いと言われているのが、頭頂部から毛先に向かって一気に髪を梳かす方法です。

一度でスッスッと梳かしたくなる気持ちは良くわかります。

ですがこの方法は、とても強いダメージを与えてしまうので避けるべきです。

多少面倒に感じても、毛先から何度か回数を分けて徐々に頭頂部まで上げていく事がベストなのです。

こうして工程を分けると、縺れている髪を無理に引っ張るような状態はすなわち、髪が抜ける原因の回避にも繋がるので、髪に与える刺激は少なくなります。

また梳かす際のスピードにも注意しましょう。

時間の取りにくい朝でも、丁寧にブラシを入れるようにします。

勢いよく梳かしてしまうと、髪の毛の表面にあるキューティクルが剥がれ落ちてしまいます。

丁寧なブラッシングを心がける事はとても大切ですが、必要以上に行うことは逆効果になってしまうので気を付けましょう。

何度も何度も梳かし直すというのは、それだけ頭皮に負担が掛かる事になりかねません。

傷ついた頭皮は、フケが出やすくなったり、痒みが生じる危険性が高まるのです。

いかがでしたでしょうか。ブラシと言っても、様々な特徴がある事がお分かり頂けたかと思います。

髪は女の命とも言える大切な存在です。

特に女性は髪が長い方も多く、近年ではヘアースタイルの種類も豊富ですから、カラーリングやパーマなどを好むケースも良く見受けられます。

しかし、その分髪には多くのダメージが加わっている事も事実です。

それだけに普段何気なく、自分で行っているケア方法の代表でもあるブラッシングにも注意していく事がとても大切なのです。