今では、年代を問わず当たり前のように髪の毛に色をつけている人は多くなりました。
その色も茶色やグレー、金色と実に様々な色が増えてきました。
髪に色をつけるカラーリング方法は色々ありますが、その中でもブリーチがあります。
ブリーチは髪の色素を脱色するものです。髪の色を抜く漂白剤のようなものですね。
外人さんのような美しい髪色にするには、まずブリーチをして色を抜いてから好みの色をのせるのが本当です。
そうすることで発色が良く、美しい髪色に仕上がるのです。
しかしこのブリーチ、やりすぎると髪が溶けてしまう可能性が高いのです。
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ブリーチが与えるダメージ
ブリーチが髪の毛に与えるダメージは大きいです。
始めの1、2回のうちは、あまり傷みを気づかないのですが、何度もブリーチを繰り返していくうちに、髪の栄養分はほとんどなくなってしまうため、乾燥してパサパサした状態と同じ傷んだ髪になってしまうのです。
このようにブリーチを頻繁に繰り返したり、ブリーチした髪にパーマをかけてしまうと、さらにダメージを与えてしまい、髪が溶けたりチリチリになってしまう可能性が高くなります。
そうすることで、髪のキューティクルが溶けてしまうことで起こるのです。
溶けるといってもドロドロと溶けるわけではないのですが、傷んでしまった毛先はブチブチと髪がちぎれるようになくなっていきます。
ブリーチをする前から髪がひどく傷んでいるような時は、一度のブリーチでさえ、耐えられなくなり髪が溶けてしまうこともあります。
市販のブリーチ剤について
ブリーチは美容院でしてもらえますが、最近では市販のブリーチ剤もたくさん発売されているので、手軽に安くできるからと市販のもので済ませる人もいるでしょう。
しかし、市販のものは誰でも効果が出るようにつくられているだけあって、強力な液剤になります。
髪質に合わせている薬液ではないため、傷み方も違います。
素人判断でブリーチを繰り返すことによってダメージの悪化が早まり、キューティクルが溶けやすくなりますし、その分髪のダメージも進んでしまいます。
すでに髪の傷みがひどく、髪が細くなってしまっている人などは、まずは美容院でご相談をした上でブリーチをすることをオススメします。
髪が溶けるのは、ブリーチだけではなかった!
ブリーチだけでなく、過度のパーマやカラーリングによっても髪が溶けてしまう可能性を高くします。
一度溶けてしまったキューティクルを元に戻すことは不可能です。
つまり溶けてしまった髪は元のような健康な髪に戻すためには、傷んだ部分をすべてカットするしか方法はありません。
このようにブリーチは、素人判断でやりすぎてしまうと、大変危険な一面を持ち合わせているので、ご注意ください。
とはいえ、ブリーチは髪にきれいな色をつけるためには欠かせないものでもあるため、必要以上にやりすぎないことが大切です。
そしてトリートメントなどで入念なケアをしてあげるとオシャレを楽しめます。
ブリーチした髪へのヘアケア
ブリーチの影響でキューティクルが傷ついてしまうと、本来の髪に必要なたんぱく質が流れ出てしまいます。
たんぱく質の補給が大切です。
たんぱく質が流れ出てしまった髪には力がないため、パーマをかけてもかからない状態になり、カラーを入れてもキレイに入らず、すぐに色落ちしてしまうのです。
そのような状態を修復するために、外部からの補給が必要になってきます。
元には戻りませんが、修復することで、キューティクルの逆立ちが滑らかになり、落ち着きます。
シャンプーやトリートメント、日々の食事が大切になります。
シンプルな方法としては、タンパク質の成分が含まれているシャンプーやトリートメントを使いながら、毎日ケアすることでキューティクルの保護ができます。
また、普段の食事でタンパク質を摂り入れていくことで、髪に必要なタンパク質を補給することができます。
まずは、日頃のヘアケアから改善することをオススメします。
縮毛矯正後のブリーチはダメ⁈
縮毛矯正後の髪状態とは?
縮毛矯正はパーマ施術の一種になります。クセ毛の縮れやうねりを矯正するために行う施術になります。
縮毛矯正とストレートパーマは、ウェーブを伸ばしてストレートにするパーマという面では共通しているのですが、施術内容と髪への効果は大きく変わります。
ストレートパーマ
人工のウェーブをストレートに伸ばすことを目的とした施術のこと。
縮毛矯正
クセ毛など体質的なウェーブを伸ばすことを目的とした施術のこと。
そのため縮毛矯正には、ストレートパーマではできないクセ毛をストレートに伸ばすという効果が得られるのです。
しかし、パーマ液は強力な薬剤とコテによる熱が加わるため、髪に大きなダメージが与えてしまいます。
特に髪の表面のキューティクルに対するダメージが大きいため、髪の状態が悪化につながります。
キューティクルが傷つくことが髪にとっての問題です。
キューティクルは髪内側の水分や栄養を守る働きがあるためです。
そのためキューティクルが逆立ってしまい、剥がれてしまうなど髪が絡まる状態になると、髪が乾燥してパサついたり、細くなってしまうのです。
縮毛矯正後のブリーチが無駄⁈
ブリーチは髪の色素を薬剤によって色を抜く施術のことをいいます。
ブリーチをすることで、明るいカラーにすることができるため、金髪や明るい茶髪をキレイに色を入れるには欠かせない施術になります。
しかし、髪の色素を抜くブリーチは、薬剤によってキューティクルを開いてしまう必要があるため、剥がれてしまうなどのダメージも大きくなります。
このように縮毛矯正とブリーチは両方とも、キューティクルが弱くなるため併用することによって髪が非常に傷ついてしまい、髪が溶けて切れてしまう原因にもなります。
このことから縮毛矯正後のブリーチが駄目な理由になります。
カラーリングも別の日にするなど、縮毛矯正は髪への負担がとても大きいのです。
縮毛矯正やカラーリング、パーマなど髪に負担をかけた後は必ずヘアケアを毎日行うことが大切です。
縮毛矯正後にブリーチしたいときは?
どうしても縮毛矯正後にブリーチしたい人は美容院で相談することをオススメします。
ですが、縮毛矯正後に自身でセルフブリーチはオススメしません。
理由は、セルフブリーチでは髪の傷み具合が把握できないまま、液剤が強いブリーチを使うことで、髪へのダメージが予測つかないため、使ってから髪がゴム状に伸びてしまったりしたら、カットするしかありません。
また、縮毛矯正後はブリーチの効き目が悪くなるときも多いため、ブリーチが効かなくても髪へのダメージはあります。
髪はどんなにヘアケアしても、健康な髪には戻らなく修復にはならないため、極力髪は傷めないように気をつけることが必要です。
そして、ブリーチは頭皮にもダメージを与えてしまいますので、頭皮につけないようにすることが大切です。
ですので、もし縮毛矯正後にカラーをしたいときは、美容院で相談し髪の状態を見てから行うようにしましょう。