クルミの形やシワは、人間の脳にそっくりなのです。ご存知の方も多いでしょう。
実際にクルミに含まれるオメガ3脂肪酸は脳の灰白質に良い食材とされています。
世界でも頭にまつわる病気に効くと言われています。
例えば、イギリスでは、「頭の病気に効く」とされています。
中国では「クルミを食べると頭が良くなる」と言い伝えられています。
これこそ「相似の理論」。まさに脳の病に繋がると言われている不眠症、ボケ、脳動脈硬化を予防、改善する健脳食と言えます。
「開宝本草」クルミは元気になり、肌をうるおし、髪を黒くするとされています。
ぜひ、毎日2~3個食べることをオススメします。
ただし1個あたりカロリーが高く約35kcalもあるため、食べ過ぎないように注意が必要です。
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相似理論とは?
植物と人間も相似していると考えています。
実際に薬の成分は植物の成分が多いのです。
これは、不思議な事ですが、植物の成分が薬になるのは、植物とおなじ感受性がヒトにもあるということです。
つまり、ケシの花の中にあるモルヒネがありますが、人間の脳の中にもモルヒネがあるから効くのです。
脳内ホルモンにはモルヒネの6倍以上のエンドルフィンがあるためです。
人間にも効くとされています。
そして、植物の血と人間の血が似ているということです。
クルミは、美肌促進効果はもちろんのこと、同様に美しく健康な髪の毛を作る美髪促進効果も期待できます。
ナッツ類は髪の毛の健康や抜け毛に効果的と言われますね。
くるみもその一つです。髪の毛も肌の一種ですので、白髪や薄毛にもいいとされています。
ここで、くるみに含まれているオメガ3脂肪酸からご紹介していきます。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は不飽和脂肪酸に属する脂肪酸の一種です。
体内で生成ができない必須脂肪酸なので、食材から摂取する必要があります。
代表的なオメガ3脂肪酸
・マグロ
・イワシ
・さんま
・サバ
などの青魚に含まれるDHA・EPA えごま油に含まれるaリノレン酸などがあります。
オメガ3脂肪酸は常温で固まりにくい特徴があり、体内に脂肪が吸収されにくい脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸が髪への影響
オメガ3脂肪酸には、「血行促進」「ホルモンバランスの調整」「新陳代謝の活性化」といった毛穴や頭皮を体質改善するはたらきがあります。
これらの効果と美髪の関係をご説明します。
血行促進
血行が良くなると毛根への栄養補給が行き渡る。
ホルモンバランスの調整。
ホルモンバランスが整うと、効率よく発毛をサポートする成分コラーゲンやヒアルロン酸が生成させるようになります。
新陳代謝の活性化
新陳代謝が活性化されることで、新たな髪の毛の生成のターンオーバーが整いやすいです。
これらのオメガ3脂肪酸を最も多く含まれているのは、ナッツの中ではダントツ1位はくるみです。
髪の毛や抜け毛に効果的とされる理由は、くるみに含まれるオメガ3脂肪酸や抗酸化物質により血行がよくなります。
くるみにはオメガ3脂肪酸であるαリノレン酸が豊富に含まれています。
そしてビタミンEやエラグ酸、フェルラ酸・ミリセチン・シリング酸・バニリン酸・ペダンクラギンなどのポリフェノール類があります。
そして、抗酸化物質も多く含まれているルテインやゼアキサンチンなどのカロテノイド類などがあります。
これらは、オメガ3脂肪酸や抗酸化物質によって血管内の悪玉コレステロールが減り、コレステロールのプラーク化を抑制し、血行を促進します。
髪の毛が細くなり、抜け毛が増える原因の一つは血行不良による髪の毛の栄養が行き渡らないことにあります。
くるみを食べることで血行が良くなり、しっかりした髪質、美しい髪の毛や抜け毛を防ぐ効果が期待できます。
また、抗酸化物質は活性酸素によるダメージヘアを軽減します。
髪の毛は常に紫外線にさらされている状態です。
紫外線は頭皮で活性酸素を発生させる原因となり、皮脂と結びつき過酸化脂質になります。
それらが髪の毛を生み出す毛母細胞を傷つけてしまい、枝毛・抜け毛、白髪などの原因となります。
くるみには髪の毛の基本的な栄養がある
たんぱく質(アミノ酸)、ビタミン、ミネラルが多種にわたり含まれています。
このように、くるみには髪に必要な栄養素が入っているため、また血行を良くすることでその栄養を行き渡させることができ、白髪や抜け毛・薄毛予防に効果的です。
尚、くるみに髪の毛の成長を促すビオチンが多く含まれています。
クルミには、髪のコンディションを整えるパワーが秘められています。
クルミの美髪効果についてご紹介します。
くるみは白髪予防効果
ナッツ類が髪に良い事はご存知の方も多いかと思います。
ナッツ類であるクルミにはオメガ3脂肪酸の他にもビタミンEが豊富に含まれており、銅やミネラルも多いのです。
ビタミンやミネラルも美髪作りには欠かせない栄養になります。
体の内側からキレイにしてヘアケアを保つためにクルミを活用してみるのもいいのではないでしょうか。
白髪の原因である「メラニン」
クルミにはメラニンの働きを助ける働きもあります。
そして、白髪に負けない美髪を作るクルミは、摂取する事によって白髪改善が期待できます。
白髪染めなどはすぐにできますが、本当の白髪予防や改善が体のためにも大切です。
髪に必要な栄養素を十分に補給し、メラニン色素を作る細胞を元気にすることが若々しくいる秘訣です。
栄養素が豊富なクルミはメラニンの働きを助ける効果があるので体の内側から整えるには最適です。
くるみでヘアケア
ヘアケアでは「食べる事」です。
クルミはお菓子やおつまみのように調理する手間がいらず、手軽に食べることができるのが嬉しいですね。
調理に使う場合は、サラダやケーキにも活用できますね。
普段の食生活にも取り入れやすいのもで、栄養が補充できるのはクルミ以外ないでしょう。
即効性はありませんが、習慣にしてしばらく続けて様子をみましょう。
クルミを食べるようになると、髪質が変わります。
良くなったと感じたら効果が出てきた証です!ぜひ、習慣にしてみましょう。
トリートメントやヘアパックで外側からどれだけケアしても限界があります。
クルミで体の内側から髪のコンディションを整えてあげる事で美髪をいい状態で維持できる事に繋がります。
プールや外に常にいる方など髪のダメージを受けやすいので、予防として美味しいクルミをドンドン食べましょう。
くるみは髪だけではない!死亡リスクの低下!
最新の研究で、クルミに含まれる植物由来のオメガ3脂肪酸は、全死因死亡リスクを低下させる効果があることが解明されています。
また、海洋由来の脂肪が豊富な魚類から得られるオメガ3脂肪酸は、心臓血管疾患による死亡リスクを低下することが証明されつつあります。
さらに、2つのタイプのオメガ3脂肪酸、植物由来と海洋由来の食事を摂った場合には、相乗効果で、全死因死亡リスクに対するより高い予防効果が観察されています。
認知機能や糖尿病などにも効果的だと言われています。
ミレニアル世代を対象にした研究では、くるみ、サーモン、キャノーラ油など多価不飽和脂肪酸を多く含む食事を日常的に摂取している18歳から35歳は、空腹感や満腹感に関わるホルモンに良い変化が現れている可能性が示されています。
以上のことから、くるみはとても栄養が豊富なのです。
手軽に食べられるものなので、日常の習慣の中で、間食にはくるみを食べることで満腹感が得られるため、ダイエットにもなり、白髪や抜け毛・薄毛予防になるため無理せず浮腫まないような生活が大切です。