シャンプーは大きく分けると高級アルコール系のシャンプー、石鹸シャンプー、アミノ酸系のシャンプーノンシリコンシャンプーに分けることができます。
シャンプー選びに迷っているならまずはシャンプーの特徴をみて今自分にあったものを使うようにしましょう。
その特徴は次の通りです。
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高級アルコール系
洗浄力が高く肌バリアに必要な皮脂を取り過ぎる、また安価になるほど頭皮への負担が大きいですです。
ＰＨは弱酸性に保たれており人体には影響はありません。
メリット
1 安価なものがたくさんあり種類も豊富。
2 洗浄成分が高級アルコールを使っていても、天然成分を配合することでシャンプーの良さを引き立てているものが最近は多い。
3 泡立ちが良く洗浄力に優れているため、ヘアワックスなどひつこいスタイリング剤を落とすのにはもってこいのシャンプー。
デメリット
1 頭皮が弱い方には洗浄力が強い。
2 薄毛の方にも洗浄力で見た場合おすすめできない。
3 普段スタイリング剤を使わない、もしくはヘアトリートメントをメインに使っている方にはもっと優しい洗浄力のシャンプーがおすすめ。
石鹸系シャンプー
洗浄力は高めでこれも皮脂を取り過ぎる傾向にあります。
また、髪や肌の質（ＰＨ）はアルカリ性に傾いてしまいます。
石鹸シャンプーは実際使ってみないとその作用がわからないことが多くあります。
使い方は複雑ですが、次のメリットデメリットを見ると自然と石鹸シャンプーの使い方までわかると思います。
メリット
1 洗浄力が強いため脂性の人には気持ちいい洗い上がりそのため脂性の人やさっぱりとした洗い上がりを求める方には最適です。
2 天然の動植物から抽出された界面活性剤なので石油系高級アルコール系のシャンプーよりも刺激が緩和され、毒素も少ないため安心して使うことが出来ます。
3 排水溝から流しても天然成分なため環境にやさしいです。
4 お手頃な価格で購入が可能です。普通のドラックストアにも売っています。
デメリット
1 洗浄力は強めなので皮脂の分泌量が少なめの人には向きません。
皮脂を取り過ぎた結果頭皮トラブル、最悪抜け毛の恐れがあります。
2 洗浄力が強く必要な皮脂や髪の保湿成分まで綺麗に除去してしまいます。
そのため頭皮も乾燥しやすくダメージの原因になってしまう可能性があります。
3 髪や頭皮質（ｐｈ）がアルカリに傾くため、クエン酸などを水で薄め中和する必要があります。
アルカリ性を放っておくと髪や頭皮ダメージの原因となります。
4 しっかり洗い流しても石鹸カスが頭皮に残りやすいです。
そのため炎症やフケの原因となり抜け毛薄毛を発症してしまう恐れがあります。
アミノ酸系シャンプー
天然の植物から抽出された界面活性剤で洗浄力が高級アルコール系や石鹸シャンプーよりも優しく、皮脂も適度に頭皮に残ります。
また髪や頭皮は肌とおなじ弱酸性に調整してくれます。
メリット
1 植物性のアミノ酸を配合しているため地肌との相性が良く肌トラブルを抱えている人におすすめです。
2 アミノ酸系のシャンプーは高級アルコールのようなさっぱり感は感じないものの髪の毛の指通りがよくなります。
3 肌トラブルが少ないので薄毛を発症している敏感な頭皮にも最適です。
デメリット
1 洗浄力が弱いため時間をかけて頭皮を洗わなければいけません。
2 洗い心地がさっぱりというよりしっとりした感じになります。
3 価格が高価です。安くても3000円程度を考えておく必要があります。
ノンシリコンシャンプー
少し前にノンシリコンシャンプーが流行りました。
その理由はシリコンが毛穴につまり薄毛を発症したり、髪のキューティクルに付いたシリコンが剥がれるときにキューティクルも一緒に剥いでしまう恐れがあるため、シリコンフリーのシャンプーが一時ブームとなりました。
しかし、現在ではシリコンが含まれていても適切な量であれば地肌や髪の毛に悪影響を及ぼさないとシャンプー各社は断言しています。
メリット
1 髪や頭皮へシリコン剤を残さない。
2 シリコンによる肌荒れを防ぐ。
3 髪や頭皮をダメージさせない。
デメリット
1 シリコンフリーのため洗い上がりの髪がきしむ。
2 ノンシリコンシャンプーはほとんど美容院やネットでしか購入できない。
3 お値段のほうもそれなりに高価。
髪質、肌質別シャンプーの選び方
1 くせ毛
くせ毛の方にあったシャンプーはしっとりタイプのものが良いでしょう。
くせ毛の方の髪質は割と乾燥しパサパサしやすいです。
おまけにくせ毛の影響で広がりやすいですからしっとりタイプのシャンプーで落ち着いた髪質に変えていったほうが毎日のお手入れが楽になります。
アミノ酸系シャンプーなどしっとりしたタイプのものをおすすめします。
2 多毛剛毛
髪の毛が硬く太く、そして多い。
そんな方にもしっとりタイプのシャンプーがおすすめです。
しっとりタイプはまとまりが良いので髪の毛の広がりを抑えてくれます。
ただし洗浄力は高めのほうが良いです。
なぜなら多毛の方の地肌は多湿になっており湿度の高い頭皮環境です。
そのため雑菌の繁殖や皮脂の過剰分泌が起こりやすいです。
そんなときは洗浄力の高い高級アルコール系のシャンプーに天然成分が含まれたものを選びましょう。
洗い上がりもさっぱりしており、頭皮の雑菌も綺麗に落とせます。
髪が細く毛量が少ない
髪の毛が細く、毛量が少ない方には、天然成分配合のアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
ただしあまりしっとりしすぎない物を選びましょう。
シャンプーにはさっぱりタイプとしっとりタイプと記載されたものがありますので、さっぱりタイプの軽めの質感のアミノ酸シャンプーを選びます。
しっとりタイプだと髪の毛がぺったんこになってしまう恐れがあります。
また細毛はダメージを受けやすいので、洗浄力が高いものや髪のダメージに繋がるようなものは避けるようにしましょう。
3 髪のダメージが気になる
カラーリングやパーマなどで髪がダメージしている方にはノンシリコンよりもシリコン入りのシャンプーがおすすめです。
その他にもコラーゲンやケラチン、キトサンなどの成分が配合されているシャンプーもありますので、術後はそれらのシャンプーでヘアケアをしてあげましょう。
もちろんトリートメントも使います。
またしっとりする手触りのアミノ酸系シャンプーもおすすめです。
髪は一度ダメージすると元の状態には戻させないためそれ以上にダメージを進行させないことが大切です。
4 敏感肌の人
敏感肌の方は刺激の強い高級アルコール系や石鹸シャンプーはおすすめしません。
アミノ酸系やノンシリコンタイプのシャンプーを使いましょう。
これらは肌に優しいのでおすすめです。
5 皮脂が多くフケがベタベタしている人
皮脂過剰の方、ふけ症でしかもベタついたフケが出てしまう方には洗い上がりがさっぱりするものをおすすめします。
とはいっても皮脂を摂りすぎると余計皮脂の過剰分泌につながるため、それなりに毛穴汚れが落ちれば良いくらいのシャンプーを選びます。
ノンシリコンタイプのものや石鹸シャンプーがおすすめですが、石鹸シャンプーを使う際は地肌のｐｈを弱酸性に戻すため、クエン酸を使った酸リンスも合わせて使うようにしましょう。
まとめ
シャンプーは一概にどれが良くてどれが悪いというものではありません。
使う人の頭皮の状態や髪の状態で選ぶと今の自分にあったシャンプーが見つかるようになります。
美容院でもシャンプーのときはシャンプーをする人がお客様の頭皮や髪の状態に合わせてシャンプーをチョイスします。
もし美容院で美容師さんとシャンプーのことでお話する機会があれば頭皮の状態や髪質を聞いてどんなシャンプーが合っているのかを聞き出してみると良いでしょう。
