髪の毛を洗って、乾かして寝る。
毎日、何気なく行っているルーティンの中で、実は美髪のためにしてはいけないことがたくさん隠れているんです。
今回は、ついやってしまいがちですが、美髪のためにやってはいけない夜の習慣をお伝えしたいと思います。
Contents
熱いお湯で洗わない
お湯の温度が高いとキューティクルが剥がれ、そこから水分が抜けてパサパサの髪の毛になってしまいます。
頭皮の乾燥の原因になりますので、熱いお湯では洗髪しないようにしましょう。
39度以下が髪の毛と頭皮には望ましいとされています。
冬場などは少しぬるいと感じる温度なので、湯船でよく温まってから洗髪するなど工夫するといいですね。
また、夏場冷たいシャワーは気持ちいいですよね。
しかし、温度が低すぎても頭皮の皮脂を落とすことができないので適温での洗髪を心がけましょう。
高温ドライヤーで乾かさない
高温で乾かすと髪の毛の水分が飛んでしまいます。
ゴワゴワ、パサパサの原因になりますので高温は避けましょう。
ただし、低温で乾かそうとすると時間がかかります。
ずっとドライヤーを温風を当てているのもよくないので、中温でのドライヤーをおすすめします。
その際、しっかりとタオルドライをして、なるべくドライヤーの時間を短縮させるようにすると髪の毛の乾燥を防ぐことが出来ます。
半乾きで寝ない
表面だけ乾かして、そのまま寝てしまうと髪の毛が枕に擦れ、キューティクルが剥がれてしまいます。
また、生乾きのまま寝てしまうと雑菌が繁殖してしまい、フケの原因になります。
毛先だけではなく、頭皮、髪の毛の根元部分をしっかりと乾かしましょう。
自然乾燥しない
自然乾燥はドライヤーを使わないので、髪の毛が傷まず良い気がしますよね。
しかし、それが逆効果なんです。
キューティクルは魚の鱗のように重なっているのですが、髪の毛が濡れている時、キューティクルは開いています。
傘が開いている状態ですね。
乾くと閉じます。
自然乾燥をすると、乾いて傘が閉じるまでの時間がかかるので、キューティクルの向きがバラバラになってしまいます。
バラバラになったり、剥がれたりすると手触りも悪くなり、バラバラになったキューティクルの隙間から水分が蒸発してしまうんです。
キューティクルの傘を整え、隙間を作らせないためには濡れたままの状態が長く続かないように短時間で乾かすことが必要になってきます。
夜ご飯を抜かない
夜ご飯を抜くと身体はエネルギーを消費しないように省エネモードになります。
通常であれば、寝ている間、夜10時〜2時に最も多く成長ホルモンが分泌されます。
しかし、夜ご飯を抜いてしまうと成長ホルモンの分泌も減少、髪の毛の育成、生成、修復もスムーズに行えません。
特に髪の毛の元となる、タンパク質を摂取しないと髪の毛のツヤ、ハリ不足の原因にもなってしまいます。
夜ご飯を食べる時間についてですが、私達の胃腸は寝ている間も休まずに働いています。
起きている時よりはゆっくりとした活動ですが、食べたものを寝ている間に消化してくれます。
寝る前にご飯を食べてしまうと、そちらにエネルギーを使用してしまい髪の毛育成、生成、修復などに充てるエネルギーは後回しにされてしまいます。
また、食べたものによっては胃のむかつき、吐き気、胃酸の逆流などを引き起こすため、睡眠にも影響します。
睡眠不足も美髪の天敵ですので、夜ご飯を食べるのは寝る時間の2時間前までが理想です。
どうしても食べたくなったら、消化のよい暖かいものにしましょう。
髪の毛をきつく結ばない
夜寝るまでに家事をしたり、スキンケアをしたりするときに髪の毛を結ぶ人も多いですよね。
その時にきつく結んでしまうと、牽引制の薄毛の原因になります。
また、きつく結ぶことで頭皮の刺激になって、かゆみなどを引き起こす原因になってしまうので、結ぶときは首の後ろ辺りで緩めに結びましょう。
前髪が邪魔だからとピンでずっと留めておくのも頭皮によくありません。
前髪を切る、あるいは邪魔にならないようにまとめるなどの対処を取りましょう。
濡れている髪をブラッシングしない
先程もお話しましたが、髪の毛が濡れている時はキューティクルが開いています。
そのときにゴシゴシとブラシで擦ってしまうとキューティクルが剥がれ落ち、髪の毛の乾燥、枝毛、切れ毛の原因になります。
ブラッシングは乾かしてから行いましょう。
濡れたまま長時間過ごさない
濡れたまま、家事をしたりテレビを見たりしているとあっという間に時間が経ってしまいますよね。
しかし、濡れたままにしておくのは髪の毛と頭皮にとって、とてもよくないことなのです。
キューティクルの剥がれ、乱れに加え、雑菌の繁殖によりニオイ、ベタつき、フケの原因になります。
お風呂から出て、20分以内には乾かすようにしましょう。
梳かさずに乾かさない
何度も梳かすブラッシングはNGですが、タオルドライした髪の毛をそのまま乾かそうとすると、髪の毛が絡まった状態なので乾きにくいです。
ドライヤーの時間も長くなり、髪の毛にも頭皮にもよくありませんので、目の粗い櫛か、指を熊手のようにしてほぐしてから乾かしましょう。
乾かす前にヘアオイルを付ける
髪の毛をドライヤーの熱から守ろうと、乾かす前にヘアオイルを付けていませんか?
ヘアオイルの種類によっては濡髪に使用するものもありますが、濡れたままの状態で付けてしまうと、ヘアオイルの成分も十分に浸透しません。
そして、濡れている時だとヘアオイルを多めに付けてしまう傾向にあります。
濡れているので、どのくらい付いているのか分かりにくいためです。
乾かした時にベタッとしてしまう原因になるので、しっかりと乾かしてから使用しましょう。
タオルドライせずにドライヤーはしない
タオルドライせずにドライヤーをすると、なかなか乾かないのでドライヤーを使用する時間が長くなってしまいます。
髪の毛や頭皮の乾燥を招いてしまうのでしっかりとタオルドライをしてから、短時間で乾すようにしましょう。
ドライヤーを近距離で使用しない
ドライヤーを髪の毛の近くであてると早く乾く気がして、熱いのを我慢して乾かしている人がいますが、これも美髪のためにはNGです。
ドライヤーに近いほど、高温になるのでその分髪の毛も痛みやすくなります。
ドライヤーを近づけるのではなく、髪の毛の間に指を入れ、ドライヤーを左右に動かしましょう。
水分を蒸発しやすくさせることで、より短時間で乾くようになります。
枕カバーを取り替えない
枕カバーには寝ている間にかいた汗、頭皮から出た皮脂、顔から出た皮脂、顔に塗ったクリームなど色んなものが付着しています。
そのままにしておくと雑菌が繁殖し、頭皮の炎症の原因になったりニオイ、かゆみの原因になりますので、枕カバーはこまめに交換しましょう。
できたら毎日交換するのが好ましいですが、無理な場合でも2日に1回は交換してください。
枕にタオルを巻いて寝ない
枕にタオルを巻いて寝ていませんか?
タオルは繊維がループ状になっています。その毛足の部分で髪の毛が擦れて痛む原因になります。
枕になにかを巻いて寝たい場合、手ぬぐいやガーゼなど毛足のないもの、キルティングなどもおすすめです。
番外編
髪の毛を乾かした後、そのままスキンケアしないようにしましょう。
髪の毛を乾かした手にはコンディショナーなどの成分が付着しています。
そのままスキンケアをしてしまうと、ニキビなどになることがありますので一度石鹸で手を洗ってからスキンケアをしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
つい、無意識のうちにやってしまう習慣があったのではないでしょうか。
今回お話したことを参考に美髪を目指してくださいね!