産後の抜け毛や薄毛は女性にとって一大事。
ただでさえ赤ちゃんのお世話でてんてこ舞いの中で、部屋中の抜け毛を掃除したり、薄毛が目立たないヘアスタイルを考えるのはとっても大変なことです。
そんな産後の抜け毛・薄毛は一体いつまで続くのでしょうか?対策やオススメの食事法などについてご紹介いたします。
ぜひ、参考にしてくださいね。
Contents
そもそも産後の抜け毛・薄毛はなぜ起きる?
ホルモンバランスの乱れ
妊娠中はたくさん分泌されていた女性ホルモンですが、産後は一気に減少します。
このように急激にホルモンバランスが乱れ女性ホルモンが少なくなると、抜け毛や薄毛、髪や肌の潤いが低下する原因となります。
育児疲れによる睡眠不足やストレス
赤ちゃんのお世話は不眠不休です。
昼夜関係ない授乳やオムツ替えなどで睡眠不足となってしまうお母さんがほとんど。
慣れない育児や眠れないことへのストレスや疲れにより、抜け毛が加速してしまいます。
満足に食事を摂れていない
赤ちゃんがいると買い物に行くこともままならない日があります。
食事もどうしても子ども優先となってしまい、お母さんは台所で立ったままおにぎりをつまむ…なんてこともザラですよね。
本来必要な栄養を食事から摂ることができず、髪や肌に影響を及ぼしてしまいます。
産後の抜け毛は1年で戻る!
産後2ヵ月〜半年が抜け毛のピークと言われており、その後はゆるやかなペースで抜け毛は減っていきます。
個人差はありますがだいたいの方が産後1年経つと抜け毛は落ち着き、元通りになりますよ。
産後ママ必見!抜け毛・薄毛対策
約1年で戻るとはいえ自分の髪が抜け落ちて薄くなっていく様は、女性にとってなかなか辛いことですよね。
できるだけ早く元通りになるようなケア方法を紹介します。
良い睡眠を取る
育児中は授乳などでどうしても細切れの睡眠になりがちです。
本来必要な分に足りない睡眠時間を、睡眠の質を上げることでカバーしましょう。
具体的には、
*寝心地の良い寝具に変える
*寝る30分前からテレビやパソコン、スマホは見ない
*ホットミルクを飲んですぐ眠りにつけるようにする
などが挙げられます。
また、どうしても睡眠不足が続く日には家族や一時保育などに赤ちゃんのお世話をお願いして、まとまった睡眠を取りましょう。
髪はもちろん、お母さんの心と体の健康を守るためにも睡眠は大切ですよ!
刺激の少ないシャンプーを使う
産後の肌や頭皮は、ホルモンバランスの乱れや免疫力の低下が原因で非常に敏感になっています。
産む前までは問題なく使えていたシャンプーも、産後の肌には刺激が強く皮膚や頭皮のトラブルが起こることも。
皮膚のトラブルは抜け毛や薄毛につながります。
産後はなるべく刺激の少ない、ノンシリコンのものや無添加(合成着色料や香料を使っていない)のものを選ぶよう心がけましょう。
また、シャンプーの仕方にも注意が必要です。
髪を濡らす前にブラッシングをして汚れを落としておく、シャンプーをすすぐ際は泡を残さないよう丁寧にすすぐなど、いつものシャンプーのやり方をもう一度見直してみましょう。
赤ちゃんのお世話で忙しい日々ですが、髪が濡れたまま放置してしまうと痛みやすくなってしまいます。
必ずしっかり乾かしてから寝るようにしましょうね。
髪のことで悩みすぎない
ブラッシングや入浴時にごっそり抜けた髪を見るとかなりショックを受けますが、前述の通り多くの場合約1年で抜け毛や薄毛はおさまり、元通りになります。
ただでさえストレスを受けやすい産後に悩み事を増やすのは厳禁です。
ストレスでますます抜け毛が悪化してしまうケースもありますよ。
「産後はみんな抜け毛で悩んでる!そんなもん!」くらいの気持ちで、どーんと構えることも大切です。
どうしても気になる場合は、いっそのこと頭皮へかかる負担の少ないベリーショートやショートにしてしまうという手も。
抜け毛の掃除も楽ですし、髪を乾かす時間や出かける時の支度の手間がグッと減りますよ。
定期的に頭皮マッサージを行う
お疲れ気味の頭皮はガチガチに固まっています。
頭皮のそのような状態が続くと、血行が滞り発毛力が低下してしまいます。
美容院でのヘッドスパや、家庭でできる頭皮マッサージャーなどを利用して頭皮を優しくほぐしてあげましょう。
家事や育児の間に軽くマッサージするだけでも効果はありますよ。
抜け毛薄毛は内側から改善!オススメの食事法をチェック
産後、特に授乳中は食事をしっかり摂らないと髪まで栄養が行き渡らず、抜け毛や薄毛が長期化してしまいます。
髪に良い食材や栄養素は一体どのようなものなのでしょうか?
妊娠中だけじゃない!産後も葉酸を
「妊娠中は葉酸を摂った方がいい」ということは比較的有名ですが、実は産後も葉酸を摂取すべきなんです!
葉酸には血行促進を促し、髪を成長させる効果があります。他にもストレスの軽減や睡眠を促す作用も!
葉酸は海藻類やレバーなどに多く含まれています。レバーには鉄分も多いので、貧血予防としても摂っておきたい食材ですね。
美肌効果も!大豆イソフラボン
豆乳など大豆製品に含まれている大豆イソフラボンは、産後ホルモンバランスの乱れにより減ってしまいがちな女性ホルモン「エストロゲン」と似たような効果をもたらしてくれます。
減ってしまったエストロゲンを補うことで、抜け毛を防げるというわけですね。
豆乳には美肌効果もあるので、産後のパサついたお肌にも効果抜群です。
「豆乳の独特の風味が苦手…」という方は、ココア味やバナナ風味のものなど、味つきのものを選ぶと飲みやすいですよ。
1日の摂取量は70〜75mgが適切とされているので、飲み過ぎには注意してくださいね。
プロテインで補給もOK!タンパク質
人間が生きていくために必要不可欠な栄養素、タンパク質。肉や卵、チーズなどから摂取しますが、産後バタバタしているとバランスの良いご飯を準備して食べる、ということも難しい状況ですよね。
髪の毛もタンパク質でできているので、不足してしまうと髪がパサパサになってしまいます。
ゆで卵は育児の合間につまみやすいので、時間がある時にまとめて準備しておくとすぐに食べられますよ。
どうしても食事から摂取することが難しい場合は、プロテインを飲むのも1つの方法です。
準備も簡単ですし、タンパク質の他にもカルシウムなど様々な栄養素をバランスよく補給することができますよ。
プロテイン=筋トレ!というイメージですが、産後授乳などで栄養が不足しがちなママ達にはむしろオススメなんです。
ナッツでこまめに摂取!亜鉛
亜鉛には新陳代謝の維持をサポートする働きがあります。
抜け毛を防ぐ効果もあるので、積極的に摂りたい栄養素の1つ。
亜鉛はアーモンド、くるみ、牡蠣などに多く含まれています。ナッツ類なら手軽に食べられそうですね。
まとめ
ただでさえ大変な育児中、産後の抜け毛はとにかく憂鬱なもの。
できるだけ早く落ち着いて欲しいですよね。
なかなか落ち着いて休んだりご飯を食べたりできない時期だからこそ、子どものお昼寝中に一緒に休んだり、周囲に手助けを求めることもとっても大切です。
自分を労ってあげることで、髪の毛の状態もきっと良くなっていきますよ。
休む時はしっかり休んで美髪を取り戻したら、お子さんといっぱい外出をエンジョイしてくださいね!