ヘアケア

抜け毛の増える秋!女性が行うべき薄毛対策をご紹介

実は秋は、一年中で一番抜け毛が多い季節であると言われているのをご存知でしょうか。

そこでこの記事では、秋に特に抜け毛が増える原因や、女性が行っておきたい薄毛対策について詳しく見ていきます。

秋の抜け毛は普段の約2倍ほどに

日本人の髪の本数は約10万本と言われており、普段でも1日にだいたい50~100本は抜けると言われています。

髪の成長する速度は春から夏にかけて速くなり、夏の終わり頃から次第に遅くなり始め、9月から11月にかけて最も抜け毛が増えるとされています。

秋になると抜け毛は1日に100~200本程度と約2倍となります。

しかし、さらに1日に200~300本もの抜け毛がある場合には、頭皮環境の悪化などにより薄毛になる可能性が高いため注意が必要です。

また朝起きたら枕に大量の抜け毛がついていたり、髪を触っただけでどんどん髪が抜けていくというような場合には、何らかの頭皮トラブルやあるいは病気が原因となっている可能性があるため、専門医に相談した方がいいでしょう。

秋に抜け毛が増える原因とは?

ここでは、秋に特に抜け毛が増える原因について詳しく見ていきたいと思います。

夏に受けたダメージの影響

頭皮も肌と同じように、夏に受けたさまざまダメージが秋になって現れることがあります。

夏の間に浴びた紫外線など外部からの刺激の影響で、体内の活性酸素が増加したり新陳代謝の低下などにより、髪の老化を促進させてしまい抜け毛が増える場合もあります。

また夏には冷たい食べ物や飲み物を多く摂ったりエアコンを使用するため、頭皮が冷え、血行が悪くなることも抜け毛や薄毛の原因となります。

さらに湿気の多い夏に比べ空気が乾燥する秋には、頭皮が乾燥して水分量が不足しがちになります。

水分が不足すると頭皮が硬くなってしまい、やはり抜け毛や薄毛につながるため注意が必要です。

栄養の偏った食生活

ファストフードやインスタント食品などには、多くの油分や添加物が多く含まれています。

これらのものを頻繁に摂取すると、体は栄養不足となり髪の成長を妨げる原因になるため注意が必要です。

また肉類などを食べすぎると皮脂が溜まりやすくなり、毛穴が詰まり抜け毛の原因になります。

逆に無理なダイエットにより油分の多い食品を取らなくなると、逆に皮脂が過剰に分泌されてしまい頭皮環境の悪化につながるため、たんぱく質やビタミン、ミネラルや鉄分なども取り入れた、バランスのよい食生活を心がけるようにしましょう。

不規則な生活習慣

睡眠不足や運動不足、ストレスの蓄積などは自律神経や女性ホルモンの働きに悪影響を与え、血行不良などを引き起こすため薄毛や抜け毛の原因となってしまいます。

間違ったヘアケアを行っている

頭皮や髪を正しい方法ででケアしていないと、抜け毛や薄毛の原因となります。

また、たとえ高価なシャンプーやトリートメントを使っても、自分の頭皮に合っていない場合にはさまざまな髪のトラブルの引き金となってしまいます。

自分の髪や頭皮がどんなタイプなのかを知り、自分に合ったシャンプーを見つけて使用することがとても大切です。

また頭皮を清潔に保ちたいからといってシャンプーをし過ぎると、頭皮の乾燥による皮脂の過剰分泌を招くため避けるようにしましょう。

秋の抜け毛を抑え薄毛を防ぐ方法とは?

ここでは、秋の抜け毛をなるべく抑えるために普段から気を付けたいポイントについて詳しく見ていきます。

・バランスのよい食生活を心がける
髪のほとんどはたんぱく質で構成されていますが、たんぱく質は20種類からなるアミノ酸からできているため、アミノ酸の摂取は髪の成長にとって必要不可欠であると言えます。

しかもそのうちの9種類の必須アミノ酸は体内で合成することができないため、毎日の食事から摂取しなければなりません。

外食が多いなど、なかなかバランスのよい食生活を送ることができないという場合には、サプリメントなどを補助的に使用するのもよいでしょう。

またその他にも亜鉛や鉄などのミネラル類、ビタミンB群やビオチン、抗酸化成分を含むβカロテン、ビタミンCやビタミンEなどのビタミン類を摂取することも重要です。

なお肉類や菓子類などに多く含まれている脂質である飽和脂肪酸は、過剰摂取すると動脈硬化などにより血流が悪くなるため、頭皮に十分に栄養素が行き渡らない状態になってしまいます、

ですから脂質を摂る際には、時は体に良い魚類や植物油などに含まれている不飽和脂肪酸を意識して摂取するようにしましょう。

・質のよい睡眠を取る
新陳代謝機能を高めたり自律神経のバランスを保つためには、きちんと睡眠時間を確保し、なおかつ質のよい睡眠を取ることも非常に大切です。

就寝中のノンレム睡眠時には、髪の成長に欠かせない成長ホルモンが分泌されます。

心身ともにゆっくり休むためにも、毎日6~8時間は睡眠をとるようにしましょう。

また質のよい睡眠を得るためには、入浴は就寝2~3時間前には済ませておき、寝る前に軽くストレッチをする、またアルコールやカフェインの摂取は控えることなとも大切です。

・適度に運動する
適度に体を動かすことは運動は、頭皮や髪によい影響を与えてくれます。

頭皮の血行が悪くなると、毛母細胞への栄養が足りなくなり健康的な髪が育たなくなってしまいます。

適度な運動は筋肉の緊張を和らげるとともに、頭皮も柔らかくして血流促進につながるとされています。

継続することが大切ですので、ウォーキングやストレッチなど無理なくできるものを選ぶとよいでしょう。

体力に自信があるという方には、有酸素運動がおすすめです。

全身の筋肉を動かして酸素を多く取り込むジョギングやスイミング、サイクリングや筋トレなどの有酸素運動を、一週間にだいたい3~5回、一度に20分程度行うと、血流改善に効果が期待できます。

また運動する習慣をつけるのは、質の良い睡眠やストレス解消にもつながるため、ぜひ実践してみましょう。

・できるだけストレスをためない
ストレスがたまると、自律神経である交感神経が緊張状態となり血管が収縮するため、血流が悪くなります。

また眠りが浅くなるため、成長ホルモンの分泌量も減少して髪の成長にも影響を与えます。

ですから自分なりのストレス解消法を見つけて、うまくストレスを発散するようにしましょう。

・禁煙するのがおすすめ
タバコを吸うと、ニコチンやタールなどの影響により毛細血管が収縮して血行が悪くなるため、抜け毛や薄毛の大きな原因になります。

また体内に活性酸素が多く発生し、その活性酸素を除去するためにビタミンCなど髪を生成するために必要な栄養素がどんどん使われていくため、髪の成長に悪影響を与えます。

・頭皮マッサージを行う
頭皮の血行が悪くなると抜け毛は増えるとされており、頭皮が赤いのは血行不良や老化のサインであると言われています。

1日5分程度でいいので頭皮をマッサージして血行を促すようにすれば、血流が改善して頭皮や髪に栄養素が届きやすくなります。

頭皮を傷つけないために、あまり強く擦ったりせずに爪を立てずに指の腹を使い、下から上に向かって揉むようにマッサージしていきましょう。

入浴中や睡眠前のリラックスした状態で行うと、より高い効果が期待できます。

自分の頭皮に合ったシャンプーの選び方とは?

頭皮環境を整え薄毛や抜け毛を防ぐためには、自分の頭皮や髪に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。

例えば普段から頭皮が乾燥気味でかゆみがあるという方は、合成界面活性剤が使用されている洗浄力の強いシャンプーを使用してしまうと、さらに頭皮の乾燥を悪化させてしまうため、保湿力のある商品を選ぶとよいでしょう。

また肌が敏感だという方には、頭皮や髪に優しい、肌と同じ弱酸性のアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。

逆に皮脂が多めで髪がベタつきやすいという方は、皮脂の詰まりを防ぐために、洗浄力の強いシャンプーを選ぶようにしましょう。

まとめ

夏の紫外線などにより秋に抜け毛が増えるのは一般的なことであるため、必要以上に心配することはありませんが、急激に抜け毛が増えた場合には、やはり何らかの対策が必要となります。

抜け毛が気になる場合には、バランスのよい食生活を心がけたり適度に運動するなどして抜け毛や薄毛を防ぐようにしましょう。