普段はそこまで気にしていなくても、髪を梳かしながら鏡を見たら、頭頂部が少し薄くなったような気がすると思うような場面もあるはずです。
女性で頭頂部を見るというのはあまりない状況ですが、つむじの周りが薄くなったような気がした時には要注意しなければいけません。
自分ではなかなか見えない部分だからこそ、他の人に指摘されショックを受ける可能性もあるからです。
Contents
薄毛は男女での違いがある
薄毛という症状には、男女によって違いがあります。
男性の場合には額から薄くなっていくケースと頭頂部が薄くなるケース、その両方が同時に進んでいくことが見られるでしょう。
人によっても差はありますが、この三つのパターンのどれかが当てはまると考えられます。
男性の場合には、男性型脱毛症と呼ばれる大きな問題があります。
男性ホルモンが影響し、ヘアサイクルが極端に短くなり、成長する前に抜けてしまう状態です。
この違いはかなり大きく、対処方法にも差が出てきます。
年齢とともに薄くなってしまう状況
女性の場合にはつむじのある頭頂部から薄くなったり、分け目が目立つようになります。
これは男性の薄毛のパターンとは違う状態です。
薄くなると言っても、髪自体が少なくなるというより、地肌が目立つという状態になります。
髪がハリやツヤを失い細くなり、頭皮が見えてくるようになる状態が女性の薄毛の典型的なパターンです。
原因の背景として考えられるのは、加齢によるホルモンの変化などが挙げられます。
だんだんと成長しにくくなり、全体に薄くなっていくのです。
年齢とともに女性ホルモンが減少し、更年期障害の時期に入るとさらに急激に変化をきたします。
これによって抜け毛が目立つようになるというのがひとつの流れです。
実際に20代半ばから30代半ばというのが、女性ホルモンの分泌のピークとなることを忘れてはいけません。
徐々に減っていく状況は、髪にも何らかの影響が出てきます。
女性ホルモンが減少すると毛母細胞の働きも悪くなり、リスクがどんどん高まっていくのです。
これは完全に補うことができないような体の働きであり、できるだけ早い段階から対処していかなければいけません。
生活習慣全体の見直し
血行不良や栄養不足などが薄毛に関わっている可能性があります。
様々な条件のもとで起きてくる内容ですが、不規則な生活というのが影響するのは間違いありません。
睡眠不足や運動不足が続けば、血行は悪くなります。
血を送り出すためには筋肉が必要で、そのためには運動をしなければいけません。
血液の中には栄養が含まれており、冷え性など血液循環が悪化することにより髪の成長も遅れてくるのです。
単純に一つの条件が関わっているのではなく、生活習慣など多くの問題が絡み合っているところが対策しにくい部分とも言えます。
生活習慣全体を見直してみる必要があり、睡眠といったところから改善しなければ薄くなった髪をカバーできなくなるのです。
ストレスは大きな原因
日常生活に関係してきますが、ストレスも薄毛に関係する大事な要素です。
頭頂部から薄くなっている状況と繋がりを見つけるが難しいものの、女性の薄毛の大きな原因につながります。
自分にストレスがかかっているかどうか判別するのは容易ではありませんし、日常生活から全て排除するのも不可能です。
ストレス自体が全て悪いものであるというわけではない何も考えなければいけないところとはなりますが、常に発散できる状況を作らなければいけません。
ストレスを発散できずに溜め込むこと自体が、体に対しては悪影響になるからです。
人間の体はストレスを感じると、生命の危機と判断します。
この状況を抜け出すために、生命維持活動最優先するようになるのです。
血管を収縮させ、重要なところに血液を流すよう変えていきます。
内臓を中心に血液が流れるようになり、末端に流れにくくして行くのです。
頭皮も末端ですから、血液の流れが悪くなると髪が必然的に薄くなる状況が生まれます。
ひどい場合は、特定の場所だけ現れる円形脱毛症の原因があることでも知られるようになりました。
間違ったヘアケアも薄くなる
頭頂部が薄くなる原因として間違ったヘアケアも考えられます。
ヘアケアの方法を間違っていると、どうしても薄毛を助長する結果となるからです。
シャンプーをするのは大切ですが、頭皮にとっては異物でしかありません。
肌とは違うものがつくのですから、これらは完全に除去する必要があります。
香りを残したいと言ってシャンプーを洗い残す人がいますが、薄毛になる原因なのを忘れてはいけないのです。
1日に何度もシャンプーする人も同じですが、清潔にするのとシャンプーをしすぎたりするのは別問題になります。
シャンプーをした後には、残さないようにしっかりとすすがなければいけません。
全く残らないようにゆっくりと丁寧に洗うぐらいの気持ちが大切です。
シャンプーも1日1度で十分で、何度も繰り返せば負担が増える状況が出来上がります。
刺激を増やしていけば、それだけ薄毛に繋がる状況を理解しておく必要があるでしょう。
髪を洗った後に、乾かすという状況も考えなければいけません。
髪が濡れている状態は、キューティクルがしっかりと締まっておらず非常に危険です。
ダメージを受けやすい状態となるため、自然乾燥ではなくドライヤーを使って乾かす方が効果的になります。
熱をかけることでダメージが増えると思うのであれば、冷風でも乾かさなければいけません。
そのままにしておく状況は、頭皮にも雑菌がわきやすくなり、マイナスの効果しかもたらさないのです。
熱が気になる人は、バスタオルを被りながらドライヤーを当てたりするのも方法です。
内側から熱を通していくと、バスタオルに吸収されながら、その熱で吸収した水分も乾燥していくため早く乾かせます。
牽引性脱毛症やカラーリングやパーマの影響
頭頂部が薄くなっているような気持ちがしたら、髪型を変えてみるというのも方法です。
女性のヘアスタイルの場合、髪を縛ったりするようなことが起きます。
いつも同じように力をかけていると、牽引性脱毛症になる可能性が出てくるのです。
牽引性脱毛症とは、髪が引っ張られて抜けてしまうような状況が続いて薄毛となってしまうパターンです。
短期間でなるようなものではなく、同じような髪型を続けていると発症する可能性が高まります。
つむじの部分にも強い影響が発生しやすく、牽引性脱毛症によって薄毛になってしまう女性はかなり多く見られるのです。
髪型という面では短期間で起きてしまうのが、パーマやカラーリングによる影響です。
考え方はシャンプーと変わりませんが、頭皮にとってはただの化学薬品で、ダメージを与えてしまいます。
どんなに上手な人が施術したとしても、頭皮に影響を及ぼさないという保証はありません。
それどころか確実に影響が生まれてきます。
どんな方法をとったとしても、頭皮も呼吸しているため、必ず影響が出るのです。
受けてしまった影響を回復するための時間が必要となるため、連続して施術したりするのは薄毛になる原因と考えなければいけません。
できるだけ時間を空けて施術するようにしましょう。
まとめ
頭頂部から薄さを感じるようになった時には、できるだけ早い段階で対処していく必要があります。
できることは、色々とあるはずです。
髪の洗い方一つをとっても、本当に正しい方法をとっているかどうか考えてみなければいけません。
同じような髪型を続けていたりするのも危険ですので、生活習慣も含めて検討してみる必要があるでしょう。