女性の薄毛

女性の薄毛No1びまん性脱毛症!原因も理解しておこう

女性の薄毛の原因としてナンバーワンに挙げられるのが、びまん性脱毛症です。

年齢とともにだんだんと現れてくる脱毛症の一つで、女性であれば誰でも避けられない部分を持っています。

だからこそ少しでも軽くするために、どのような原因が関わっているのかを理解して対策していくことが必要となります。

女性の薄毛でNo1

びまん性脱毛症とは、女性の脱毛症として最も多く見られるタイプです。

女性であれば誰でも起こす可能性があり、何か特殊な原因を持っていたりする珍しいタイプではありません。

このびまん性という言葉に、大きな意味があります。

びまんとは、広がっていく状態を表している言葉で、どこかが集中して薄くなるタイプではありません。

髪全体がボリュームを失い薄く見えていくのが、びまん性脱毛症の特徴です。

そのため、薄毛になっていることに気が付くのが遅れやすく、気がついた時にはかなり進行しています。

ポイントとなるのは、分け目など地肌が見える部分です。

この部分が薄くなってきていると感じた時には、びまん性脱毛症を疑ってかからなければいけません。

基本としてびまん性脱毛症は、年齢とともに発症しやすくなる薄毛のタイプです。

年齢とともに女性ホルモンが減少したりするのが原因であり、自律神経の乱れなどで起こることが分かっています。

そのため基本的には加齢が原因とされていますが、20代で発症するケースも少なくありません。

この場合のびまん性脱毛症は、ストレスなどが原因となるケースもありますし、食生活の乱れや過度なダイエットによる栄養バランスが崩れ、ホルモンに影響を与えた結果で起こるケースがあります。

チェックのポイントはコレ

びまん性脱毛症の疑いをチェックする場合には、いくつかのポイントがあるため覚えておくと良いでしょう。

女性ホルモンにより髪がうまく育たなくなったことが原因となるため、全体のボリュームが落ちていきます。

髪がべったりと地肌にくっついてしまうような状態は、かなり危険性が高いと言えるでしょう。

ボリュームを失うことで、地肌が見えやすくなるのも特徴です。

そもそも髪のボリュームとは何かと言えば、髪の太さやハリを意味しています。

同じ本数でも太く張りがある髪ならば薄くは見えません。

しっかりと地肌を隠してくれるためで、ボリューム感が失われることがびまん性脱毛症の症状の一つとして挙げられるのです。

ボリュームが失われていくにつれて、抜け毛も増えてきます。

この原因に共通しているのは、髪を育て保つ力が失われていく点です。

ホルモンのバランスが崩れたことで、ヘアサイクルに狂いが出ます。

ボリュームが失われるだけではなく、髪が育ちにくい状況も生まれてしまうのです。

髪が育ちにくくなると、成長する前に抜け落ちてしまいます。

抜け毛が増える原因ですが、抜けた髪の質が違うところに注目しなければいけません。

産毛のような髪が抜け落ちているのを見つけた時には、何らかの異常が起きていると考える必要があるでしょう。

ハリが失われることで、ヘアスタイルもまとまらなくなります。

思っているような髪型が出来なくなってきた時には、ボリュームだけではなく、髪の質自体が変わってきている可能性があるのです。

このような状態になると、びまん性脱毛症の疑いはどんどん高くなります。

男性の脱毛症とは違う

びまん性脱毛症が女性に多いタイプとすると、男性のような脱毛症は起きないのかという疑問が浮かぶはずです。

男性の脱毛症の典型的なタイプとして、AGAが挙げられるでしょう。

AGAとは男性型脱毛症のことであり、女性にはあまり見られないタイプの脱毛症です。

原因となる部分が男性と女性で大きく違うため、男性特有の脱毛症として考えられています。

AGAの原因となるのは男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンです。

DHTと略して書かれますが、還元酵素によって生じる状態で、ヘアサイクルをどんどんと狂わせてしまいます。

この還元酵素自体が、頭頂部や前頭部に集中しているため、一部分から抜け毛が始まり薄毛へと進行していくのです。

そのためびまん性脱毛症のような状態は起きず、M字型の薄毛やO型の薄毛になって現れます。

実際に女性でもAGAが起きないわけではありません。

FAGAと呼ばれていますが、女性男性型脱毛症と呼ばれる症状があるからです。

ただし、非常に稀なパターンであり、誰でも起きる可能性が高いわけではありません。

AGAは男性であれば発症する可能性が高いところが特徴です。

男性であれば誰でも起こる可能性を持っており、女性と大きな違いが生まれて行きます。

男性でも、女性と同じようにストレスや自律神経の乱れが原因になっているケースもないわけではありません。

円形脱毛症も起こる可能性があり、その背景には食生活の乱れなどがあったりもします。

この点はどちらも共通していると言えるでしょう。

ホルモンの減少を補う

びまん性脱毛症を防ぐ方法は、基本的にはありません。

加齢によりホルモンの変化が生じてくれば、誰でも症状が現れる可能性を持っているからです。

女性特有の問題でもあるため、避けられないことは確かですが、女性ホルモンの現象を緩やかにし補ってあげるという方法が挙げられます。

この方法であれば、びまん性脱毛症の原因となる部分を買うは可能です。

方法は色々とありますが、薬を使わず天然の素材でカバーするのであれば大豆イソフラボンが挙げられます。

植物性エストロゲンと呼ばれてもいることからもわかる通り、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと近い働きをしてくれる特徴を持っているのです。

日本人の食生活には欠かすことができない大豆から摂取できるため、無理せずカバーできるところがメリットになるでしょう。

大豆そのものを食べるだけではなく、加工品でも摂取できます。

納豆や豆乳でも十分に摂取できるため、普段の生活の中に取り入れていくだけでも違いが生まれてくる方法です。

生活のリズムを見直して

生活のリズムの見直しも、びまん性脱毛症には効果を上げるとされています。

自律神経の乱れなどが起こる理由に生活のリズムがあげられるためで、食生活も含めて見直ししてみる必要があるでしょう。

睡眠をしっかりとるような生活にするだけでも、髪の成長に影響を与えます。

髪の成長をつかさどる成長ホルモンは、睡眠中に分泌されるからです。

そもそも成長ホルモンは、体の各所で使われてしまうため、分泌を促していかなければ、髪に十分な影響を与えられません。

睡眠不足により、自律神経にも影響を与えてしまうため、リズムを作り直すというのは、明確な対策につながるのです。

ストレスの発散も考えておく必要があるでしょう。

日常的に溜まりやすいストレスは、どこかで発散しなければいけません。

溜め込んでしまうと、体に対してマイナスの影響を与え続けます。

ストレス自体が全て悪いわけではありません。

良い影響を与える部分もありますが、発散できる方法を知って溜めないようにする必要があるでしょう。

それもできる限り活用できるようにしておき、生活リズムのひとつとして取り入れておくのが大切です。

まとめ

女性の薄毛のタイプの中でも、No1であるびまん性脱毛症は、避けられない部分があるのは確かです。

しかし、黙って影響が出るのを待つ必要もありません。

普段の生活を見直し、少しでも改善できるポイントを押さえていくのが大切です。

食生活は体に大きな影響を与える部分でもあるため、大豆などを取り入れつつダメージの少ない形を取り入れていくと良いでしょう。