幼い頃私の家では火傷をしたときや怪我をしたとき、また熱や咳をしているときよく庭にあったアロエを塗ってもらっていました。
その時は本当に効果があるのかな?と幼いながら思っていましたが、現在ではアロエは健康食品としてヨーグルトに配合されていたり、また化粧品などにも取り入れられるなど何かと美容効果の高い植物として注目されています。
その美容効果は美髪にもアンチエイジングにも効果があります。
Contents
アロエの嬉しい効果
薄毛対策、美髪効果
女性の薄毛は加齢によって女性ホルモンが減少し、女性の中の女性ホルモンと男性ホルモンとの優位差が縮まったときに発症してしまう女性性男性型脱毛症というものがあります。
アロエにはタンニン酸やアロインという成分が含まれておりこれらが男性ホルモンの働きを抑制する作用があります。
またアロインには血行促進の作用もありますのでアロエは育毛シャンプーや育毛剤などにも配合されていることが多いです。
アロエを使って頭皮マッサージをすると頭皮の血行促進やフケや抜け毛などの予防にもなります。
ダイエット効果
アロエの葉肉部分には植物ステロールといって脂肪燃焼を促進する作用があります。
またこの成分は血糖値の上昇も抑えられ植物であるアロエを食すことで、食物繊維がダイエット中に陥りやすい便秘の改善や腸内環境を整える作用があります。
またアロエはとても低カロリーでヘルシーな食べ物ですのでダイエット時に取り入れやすい食物にもなります。
美肌効果
アロエは多くの化粧水にも使われています。シミの原因となるメラニン色素を抑制するアロエシンとう成分がシミやそばかすを抑制したり、ニキビ肌の改善にも効果的です。
乾燥肌、敏感肌に良い
アロエに含まれている多糖体の一種ムコ多糖体は保湿力に優れており、皮膚の乾燥に効果的です。
また頭皮乾燥も薄毛や抜け毛、カサカサのフケの原因となりますから、このような効果はそれらの対策にも効果的なのです。
更にアロエにはアロエチンやアロエシンといった成分が含まれてています。
これらはアトピー性皮膚炎に効果的で黄色ブドウ球菌の働きを弱めアトピー悪化の予防にもなります。
鎮痛作用や肌修復
アロエに含まれるサリチル酸は細胞を再生活性化する作用があります。
そのため怪我や火傷の鎮痛効果や治癒にも効果的です。
そして肌細胞のターンオーバーも促進するため老化を防いだエイジング作用にも期待できます。
アロエを食べることで得られる嬉しい効果
アロエは上記のように外側からのアプローチによるメリットと実際に食べてみて体の内側から得られる嬉しい効果があります。
免疫力向上
免疫力が低下してしまうと風邪を引きやすくなったり、体調不調に陥りやすくなります。
またウイルス性の病気例えばインフルエンザなどにもかかりやすくなってしまいます。
免疫力が低下すると体調不良ばかりではありません。
お肌や頭皮の免疫も低下するため外からの雑菌や紫外線にも弱くなります。
アロエにはアロインやアロエエモジンといった成分が含まれておりこれらは抗ウイルス作用や殺菌作用があります。
そのためアロエを継続的に食べることで免疫力も向上し、体調不良やお肌、頭皮のトラブルも防ぐことができます。
整腸作用
アロエは食物ですので食物繊維が豊富で腸の働きを整えてくれます。
またアロエに含まれるアロエウルシンは胃潰瘍や十二指腸潰瘍にゆおる粘膜のただれを保護し止血作用や痛みの緩和に効果的です。
腸はお肌や頭皮の状態に影響してしまう大切な臓器なので、アロエでそれらのトラブルを未然に防ぐことができるのです。
二日酔い防止
アロエには二日酔いの原因であるアセトルデヒドの分解をスムーズにしてくれるアロエちんという成分が含まれているため肝臓機能を補助し二日酔いの緩和に効果的です。
アロエの使い方
ここからはアロエの効果的な使い方についてご紹介します。
アロエにはいくつかの種類があります。
そのなかでも比較的使い勝手がよく食べても苦味がすくないアロエベラをおすすめします。
食べる方法
アロエを食べる際は葉肉部分を食べます。葉肉はトゲトゲの革に包まれておりますから怪我をしないように注意しながら革を剥いていきます。
アロエは革を剥くと中の葉肉はネバネバしています。
それが体にとても良い効果があります。
ただしアク抜きはしないと体に毒ですのでアク抜きも行いましょう。
順番としては次のとおりです。
1 革部分を怪我をしないように剥いていく。皮切り器などで剥くとかんたんです。
2 包丁で適度の大きさにアロエをカットする。
3 カットしたアロエを2分程度お湯で茹でてアク抜きをする。
4 味付けをする
アロエを使った料理レシピ
アロエヨーグルト
1 好きなヨーグルトを準備します。
2 アロエを湯がいてヌルヌルを取り除きます。
3 アロエをヨーグルトに混ぜて完成。
アロエベラのシロップ煮
1 アロエベラを湯がいてカット
2 鍋に白ワイン、砂糖、レモン汁、水を混ぜて中火で加熱します。
3 カットしたアロエをその鍋に入れて15分程度弱火で煮込みます。
4 タッパーなど密閉容器に入れて冷蔵保存して出来上がりです。
5 パンと一緒に食べても、ヨーグルトに混ぜても、紅茶に混ぜても使える美味しいアロエシロップです。
アロエ刺し身
アロエをチョット変わった形で食します。
1 アロエベラの皮とトゲを剥きます。
2 食べやすい大きさに切り分けます。
3 醤油につけて食べます。
注意 この場合アロエはアク抜きをしないので、できるだけ清潔なものを食べるようにしましょう。
心配な場合は皮がついたアロエベラごと一度湯に通してそれから冷やしても大丈夫です。
塗ったり貼ったりする方法
アロエには色々な種類がありますが、塗ったり貼ったりするといったアロエにはキダチアロエを使うと良いでしょう。
使う際はトゲを取り除き皮を剥いてから熱湯で消毒してから使います。
チョット変わった使い方アロエ風呂
アロエをお風呂に入れて使うという方法もあります。
アロエには血行促進や殺菌、保湿、肌代謝の促進作用がありますから、アロエ風呂は非常に有効なのです。
アロエ風呂はアロエの葉を2,3枚用意し、よく水で洗い流しトゲを取り除きます。
その後アロエをカットしネットなどの袋に入れて湯船に入れます。
湯船に入れたらその中でアロエの成分がしっかり出てくるようにもんであげましょう。
アロエを使う際の注意点
アロエにはダニや花粉などが付着している場合が多いです。
また植物アレルギーを持っているとアレルギー反応が出てしまうことがありますのでアロエを使う際はパッチテストを行うことをおすすめします。
パッチテストはアロエを少しとり、それを肌の敏感な部分腕の内側などに成分を塗布しバンドエイドで止めます。
24時間から48時間程度放置して何も異常が出なければ大丈夫です。
しかし、途中痒みがあったり、アロエを塗っていた箇所の皮膚が赤くなっていたらアレルギー反応が出てしまっている目安となりますので、アロエを使うことは諦めましょう。
消毒をしっかりしましょう
アロエを傷口などに使う際は必ず消毒を行いましょう。
アロエは外で栽培されているものですから雑菌などの菌類がついています。
消毒方法は簡単で、沸騰したお湯にアロエを入れて消毒をします。
その後患部に使うようにしていきましょう。
食べすぎ、妊娠中、生理中は要注意
アロエは食べすぎてしまうと腹痛や下痢、最悪肝機能障害を発症してしまう恐れがあります。
一日の摂取量は
アロエベラ60g、キダチアロエ15g程度ですので食べすぎには注意しましょう。
またアロエに含まれる成分が月経過多を起こしてしまうこともあるようなので、妊娠中や生理中もアロエの摂取は控えるようにしましょう。
まとめ
アロエは頭皮やお肌のエイジングケアには最適な植物です。
しかも簡単に自家栽培することもできますので、この機会にぜひ試してみてはいかがでしょうか。