男性特有のものと思っていた薄毛や抜け毛…ふと気付けば、女性の私にもその現象が起こっていて、慌ててしまったあなた。
更に、髪1本1本も傷んで艶がなくなり、痩せ細り、ボリュームもダウンしてきている…
ああもう、思わず泣きそうになりますよね。
そうなんです!
加齢は、顔のシワやしみ、たるみだけではなく、髪にもばっちり表れるのです。
でも、まだ遅くありませんよ!
髪の正しい洗い方と乾かし方を実践すれば、またかつての艶とボリュームがよみがえってくるかもしれません。
さあ、今すぐ行動に移してみませんか?
加齢による髪のダメージの原因は?
薄毛や抜け毛は、毛穴の皮脂汚れが原因という話をよく聞かれるかと思います。
もちろん、それは合っています。
ただし、その皮脂を落とそうと考えるあまりに、洗浄力の強いシャンプーを使用したり、必要以上にシャンプーの量を増やしたり、1日朝晩2回など洗髪の回数を増やしたり、していませんか?
実はこれらの行為は、髪の毛にとってNG行動で、頭皮を必要以上に乾燥させてしまうのです。
乾いた頭皮は、バリア機能を低下させ、フケやかゆみを引き起こし、髪の発育機能をも低下させしまいます。
また、頭皮を守ろうと、返って皮脂を余計に出してしまうのです。
これでは返って、髪のダメージを促進させてしまいますよね。
せっかくのお金と労力が台無しです。
そこで、正しい髪の洗い方が大切になります。
では、ご紹介を!
正しい髪の洗い方とは?
まずは、いつもを行っている洗髪方法を思い浮かべてみて下さい。
もしかしたら、汚れを落とそうと、ゴシゴシ力を入れて頭皮を洗っていませんか?
または、髪を洗うという言葉通り、頭皮ではなく、髪の毛を擦るように洗っているだけになっていませんか?
残念ながら、どちらも誤った洗髪の方法なのです…
では、正しい髪の洗い方とは、
①入浴前によくブラッシングをします。
(既に1日生活して出た、抜け毛や、髪に付いた汚れ、ホコリを取るためです。)
②シャワーを浴びながら、爪を立てずに指の腹を使って、揉み込むように予洗いを3~5分行ないます。
(長く感じるかもしれませんが、この時間行うことで、シャンプーを使わなくても、汚れの6~7割は落ちると考えて下さいね。)
③シャンプーの泡立ちを良くするために、手を石鹸で洗い、お湯で温めます。
④お使いのシャンプーが推奨する量を手に取り、手の平で良く泡立てます。
(くれぐれもシャンプーを出し過ぎないように注意して下さいね。)
⑤泡立てたシャンプーを、髪の根元にまんべんなく付け、髪の毛ではなく、頭皮を動かすようにマッサージしながら、優しく洗います。
(ここでも、爪を立ててゴシゴシするのではなく、指の腹を使って揉む感覚です。)
⑥シャワーヘッドを頭皮に沿わすようにしながら、入念に洗い流します。
(この作業は、とても重要です!洗い残しは、頭皮に雑菌を繁殖させてしまいます…ここでも、爪を立てず、指の腹を使って下さい。)
以上になります。
どうでしょうか?
今までの洗い方とは、全く違っていて、最初は物足りなく感じるかもしれません。
でも、ゴシゴシ爪を立てて力いっぱい洗う行為は、頭皮を傷付けてしまい、フケかゆみの原因になるだけではありません。
当然、髪の発育機能を失わさせ、薄毛や抜け毛をも促進させてしまうのです。
また、かつてCMで見ていたような、髪自体を擦り合わせるような行為も、シャンプーの際は必要ありません。
ブラッシングと頭皮の予洗い、シャンプーを使っての本洗い方だけで、充分汚れは落ちます。
擦ることで、返って髪を絡ませて、傷めてしまうだけなのです。
これらを踏まえて、ぜひ今晩から、正しい髪の洗い方を実践してみて下さいね。
次に、その洗髪とともに、忘れてはならないのが、髪の乾かし方です。
正しい髪の乾かし方とは?
ドライヤーで髪を乾かすと、その熱でオーバードライになり、傷んでしまうから、自然乾燥が1番と思っていませんか?
実は、それは半分当たりで、半分間違っています。
確かに、高温のドライヤーを当て続けると、髪が極度に乾燥して、傷む原因となります。
ですから、後程詳しくご紹介しますが、ドライヤーの温度と風量の調節が重要なのです!
一方で、自然乾燥も問題があります。
お風呂から上がって、そのまま放置しておくと、季節によりますが、完全に頭皮が乾くまでに時間がかかりますよね。
その間、湿ったままの頭皮は、傷が付きやすく、雑菌が繁殖しやすい状態になります。
すると、フケやかゆみの原因となり、嫌な臭いも残ってしまうのです。
まさに、梅雨の季節の生乾きの洗濯物と同じ状態です!
美容師さんは、目の前のお客さんが、普段ドライヤーで乾かしいるか、自然乾燥をしているか、すぐに分かるそうです。
それほどの臭いなのです。
自分で確認してできないゆえに、怖いですよね。
もちろん、繁殖した雑菌により、頭皮のバリア機能が落ち、髪の発育環境が悪くなるのは言うまでもありません。
更に、追い打ちをかけるように、濡れた髪で頭皮が冷やされ、血流が悪くなります。
そのため、必要な栄養や酸素が頭皮に行き渡らなくなり、抜け毛も増えるのです。
以上から、自然乾燥は、髪にとって良い点がありません。そこで、正しい髪の乾かし方が必要なのです。
ご紹介します!
①お風呂上がりは、すぐにタオルを頭に巻き、1~2分マッサージしながら、水分を取ります。
(ここでも、ゴシゴシはNGです!濡れた髪は、摩擦により傷付いてしまいます。)
②タオルを外したら、このタイミングで速乾スプレーや、熱から髪を守る薬剤、洗わないトリートメントなどを付けます。
③髪を持ち上げて、根元にドライヤーの風を当てるようにして、乾かします。
注意1:ドライヤーは、髪の根元から20センチ離します。(熱によるダメージを防ぐためです。)
注意2:1ヶ所にドライヤーの風を当て続けないように、常に場所を替えます。(ダメージ防止と効率的に乾かすためです。)
注意3:後頭部から前に向かって乾かしていきます。(効率的に乾かすためです。)
注意4:ドライヤーは、低温(70℃程度)の大風量で使用します。熱ではなく、風で乾かすイメージで。
④根元が完全に乾き、髪の毛も8割方乾いてきたら、冷風に切り替えます。
(髪のオーバードライを防ぎ、艶を出すためです。)
⑤ドライヤーを止め、ブラシで軽く髪をとかしながら、整えます。
以上です。
根元さえ、ドライヤーできちんと乾かしていれば、自然に髪にまで乾燥が伝わり、乾いていきます。
ですから、ドライヤーで髪の毛を完全に乾かすことを目指さなくても大丈夫ですよ。
特にロングヘアーの方は、毎晩のこととなると、大変ですからね。
ちなみに、乾かし方を間違えれば、せっかくの髪に良いシャンプーも育毛剤も、効果が半減してしてしまいます!
もったいないですよね。
寝る前に、ご自分の髪の毛のために一手間かけてあげて下さいね。
加齢による髪の変化は、仕方ないことではありません!
正しい洗い方と乾かし方を実践すれば、髪の傷みもなくなり、抜け毛を減らし、気になる薄毛も目立たなくすることができるのです。
鍵は、常に頭皮の健康を一番に考え、何を優先させるかです。
忙がしいから、疲れているから…
お気持ちは分かります。
髪にボリュームがあり、美しい艶ががあれば、ぐっと若く見られること間違いなしでしょう。
気持ちが上がることで、自信がつき、憂鬱な気分も吹き飛ばせますよ!
さあ、今日から実践してみて下さいね。