頭皮にかさぶたができてしまっているような状態は、決して良い状態とは言えません。
頭皮ニキビができている可能性があり、知らず知らずのうちに引っ掻いてしまいかさぶたになっている可能性があるからです。
生活習慣からできるようなものではありますが、これが薄毛に繋がる予兆だと考えた場合、適切な対処をしていかなければいけません。
頭皮にもできてしまうニキビ
頭が痒くて掻いてしまうようなことは誰にでもあります。
この原因となるもののひとつが、頭皮ニキビです。
頭皮とついているため何か違うもののように見えますが、顔にできるニキビと何ら変わりはありません。
同じような原因でできる吹き出物の一つになるからです。
顔にできるニキビの原因となるのがアクネ菌で、この影響によってニキビになってしまうのはよく知られるようになりました。
頭皮の場合には顔よりも皮脂が分泌されやすく、アクネ菌が繁殖しやすい環境を持っている点に注目しなければいけません。
さらに顔よりも状態を確認する機会は格段に減ります。
どのような状態になっているのかすぐには分からないのが頭皮の問題点です。
そのような環境に、スタイリング剤などが使われるのですから、ニキビが発生しやすく悪化しやすい条件が揃っています。
頭皮は汗もかきやすい場所ではありますが、こまめに拭くという人も少ないでしょう。
目につきやすい場所ではありませんし、汗を拭きたくても髪が邪魔します。
特に女性の場合には髪が長い人が多く、汗をかいた時にも蒸れやすい状態ができるため、頭皮ニキビが発生しやすく悪化しやすい条件が揃っているのです。
頭皮ニキビと生活習慣
頭皮ニキビができやすい条件とは、生活習慣が大きな影響を与えています。
汗などだけではなく、睡眠不足の日々が続くとどうしてもできやすくなるのを感じるでしょう。
ストレスがかかっているときにも同じようにできてきます。
さらに食生活が不摂生となり、バランスが崩れてくると、それだけでもニキビができてしまうのです。
この背景にあるのが肌と同じターンオーバーにあるのは見逃してはいけません。
頭皮も成長している状況であり、肌と何ら違いはないのです。
睡眠不足のような状態が続けば肌が荒れるのと同様に、頭皮の環境も悪化していきます。
皮脂が過剰分泌されやすい状態を作り、角質が剥がれるようにフケが増えていくのです。
これらが毛穴に詰まれば、薄毛に繋がるのは分かることでしょう。
アクネ菌が繁殖しやすい状態を作ってしまっているのも問題点です。
ニキビと同様に皮膚の表面で炎症を起こすようになり、痛みも出てくるようになります。
気になって掻いたりすれば傷となりかさぶたができている状態が出来上がるのです。
頭皮環境が悪化しているサインでもあるのですから、薄毛になるのも当然の結果ともいえます。
シャンプーと頭皮ニキビの関係
頭皮ニキビができるのは何も不潔にしているというわけではありません。
シャンプーによって頭皮ニキビができてしまうというケースもあるからです。
頭皮ニキビに繋がりやすい皮脂の分泌は、頭皮を乾燥から守るという大切な役割を持っています。
仮に頭皮から皮脂がなくなったとすれば、これは大きな問題になると感じて皮脂を分泌していくのです。
体を守るサイクルの一つですが、シャンプーの使い方を誤ると、必要な皮脂まで除去してしまうことが起きます。
シャンプーには様々なものがありますが、洗浄力の強いシャンプーを使うと、必要な皮脂まで洗い落としてしまうような現象が起きるのです。
頭皮ニキビができるとどうしてもさっぱりしたいと感じるため、こうした洗浄力の強いシャンプーを使いたくなりますが、非常にリスクが高いことを知らなければいけません。
もう一つが、シャンプーを洗い残してしまうという状態です。
香りを残したいからシャンプーを完全落とさないという女性もいらっしゃいますが、頭皮ニキビを作る大きな原因となります。
頭皮の状況から考えてみるとわかりますが、どんなものであっても異物でしかありません。
つまり、洗い残してしまった状態では、頭皮に異物が残っているのです。
香りは残るかもしれませんが、頭皮の状態にとっては最悪と言ってもいいでしょう。
シャンプー自体が毛穴に詰まりやすく、自然乾燥して固まってしまうことになります。
この状態では湿度が高まりやすく、アクネ菌の繁殖も手伝ってしまうのです。
当然のことながら、頭皮ニキビができやすくなり、清潔にしているつもりが不清潔な状態を作ってしまいます。
シャンプーを洗い流す時には、徹底して落とすぐらいの方向性でいかなければいけません。
軽くすすぐのではなく、洗う時よりも時間をかけるぐらいの気持ちですすぐ必要があります。
徹底的に洗い流してしまえば、頭皮がスッキリしているのを感じられるはずです。
頭皮ニキビができてしまっている時には、傷つけないように洗うのが大切です。
シャンプーは基本的に頭皮で泡立てるのではなく、手の中で泡立てて髪に乗せると言う必要があります。
これだけでも頭皮に与える刺激が少なくなりますが、頭皮ニキビができてる時にはなおのこと注意しなければいけません。
しっかり泡立ててから使うだけで、負担は大幅に減少できます。
傷つけてしまう可能性も下げるので、常日頃からこのような笑い方に注意していかなければいけません。
ストレスの発散の重要性
頭皮ニキビができるような状態は、薄毛に繋がりやすいのは間違いありません。
なぜできてしまうのかという部分から見た時に、ストレスを感じて湿疹のような状態で頭皮ニキビができるケースがあります。
このケースから考えなければいけないのは、このようなストレスがかかっている状態も薄毛の原因になるという部分です。
人間の体はストレスがかかると、血管を収縮させる機能が働きます。
血管を収縮させることによって、重要なところに血液を流すものの、生命活動に必要が少ないところには血液が届かないという状態が出来上がるのです。
それだけストレスという状態は人間にとって脅威の問題であり、生命維持にも危険であると判断しています。
生命活動を維持するにあたって、頭皮などの末端は必要性が薄いのは間違いありません。
毛細血管が収縮し血液が送られて来なくなると、頭皮ではヘアサイクルが狂いだし、環境的にも悪化してしまうのです。
頭皮ニキビができやすい原因でもありますが、治すための力もくくなっている状態です。
なかなか完治できない状態で、ヘアサイクルの狂いだけではなく、頭皮ニキビも相乗的に薄毛に繋げる原因となってしまいます。
頭皮環境を改善させるためにも、ストレス発散は絶対的な条件と言っていいでしょう。
新陳代謝が高まればそれだけターンオーバーも進んでいきます。
新たな皮膚が出来上がるようになり、薄毛の改善にも繋がるのは間違いありません。
軽い運動をするだけでも違いがありますし、入浴時に頭皮のマッサージをしてみるとストレス発散につながっていくのです。
薄毛になる原因は一つではなく相乗的に関わっているため、様々な面から頭皮ニキビの改善に努めていく必要があるでしょう。
まとめ
頭皮ニキビができること自体に大きな問題があるのは間違いありません。
薄毛につながる問題として、頭皮ニキビが頭皮環境の悪化によるものであるのも確かです。
原因を排除しつつ頭皮ニキビを治していくということが薄毛に繋がっていくのですから、頭皮環境の改善と根本的な原因と解決法を考えていかなければいけません。