ヘアケア

顔の歪みに気づいたら女性の薄毛注意報!?顔を左右対称に整えよう

最近顔が歪んできた気がする…そんなことはありませんか?

実際、昔の写真と比べると左側が全体的に下がっているとか、輪郭が左右で違ってきているとかいったことは少なくないのです。

加齢によって顔がたるむのは仕方ないとしても、左右が大きくずれるのは目立ちますよね。

なぜ顔が左右対称でなくなるのか、それが髪にどう関係するのか、解説しましょう。

生まれつき完全に左右対称な顔はまれ

まず最初にお伝えしたいのは、顔の左右が全く同じという人は100万人に一人といわれ、実はほとんどいないということです。

実際にやってみるとわかるのですが、美人といわれる女性でも、左側だけ、右側だけで合成した顔は本人の顔とは結構違います。

目が片方だけ二重、眉毛の生え方が違う、口角の角度が違うなどなど、ほとんどの人は微妙に違うのです。

日本の芸能人の場合、ほぼ完全に左右対称といわれているのは香椎由宇さんや後藤久美子さんくらいだと言われています。

それどころか、絶世の美女といわれた往年の女優ヴィヴィアン・リーさんは、眉の高さも形も左右でかなり違いますよね。

ですから左右対称でない=顔が歪んでいるということではないので、その点は覚えておいてくださいね。

段々顔が歪んできた!?その原因は

昔の写真と比べて明らかに左右でずれている…そういった場合、以下のような原因が考えられます。

骨盤や背骨が歪んでいる

身体はどんな部分でも独立している訳ではなく、骨や筋肉を通してつながっています。

例えば骨盤が歪んでいると、それを土台にしている背骨も歪みます。

するとバランスを取るために一部の筋肉がこわばり、血液やリンパ液の流れも悪くなってしまいます。

それが顔にも影響を及ぼし、片側だけ筋肉が硬くなったり栄養が不足したりして歪みが生じるのです。

片側の歯ばかり使って食べている

食事の時いつも片側の歯で噛んでいる…そんなことはありませんか?

気づかぬうちにやっていることもありますし、噛み合わせが悪い、片方に虫歯があるから…という人もいると思います。

しかし片側ばかり使っているとそちら側の筋肉だけが緊張して張り、反対側は使わないので緩んでしまいます。

すると口元だけでなく、目の高さやほうれい線の深さまで左右で違ってきてしまうのです。

身体の片側だけを使うクセがある

いつも片側の肩にショルダーバッグをかけている、右足を上にして足を組んでいる、といったクセも、顔を歪ませる原因となります。

身体は無意識のうちにバランスを取ろうとするため、例えば片側の肩にばかり重みがかかると、そちら側の肩が上がるようになります。

すると首はバランスを取るためにそちら側に曲がります。

これが続くと顔の片方だけが引っ張られる形となり、歪みが出てくるのです。

立ち方や歩き方にクセがある

立っている時、左右の足裏に均等に体重がかかっていますか?

多くの場合、利き足のほうにより体重がかかっているでしょう。

靴のすり減り具合を見ると、大抵の場合左右どちらかがよりすり減っているはずです。

こういった場合も、バランスを取るために頭が反対側にずれます。

その結果、顔に歪みが出てくるのです。

ほおづえをつくクセがある

顎の中心に手を置くのであれば問題ありませんが、左右どちらかの頬に手をついている場合も、歪みの原因となります。

片側にほおづえをつくと、顎が反対側に押されるため、徐々に移動して歪みが起こるのです。

ストレスが溜まっている

ストレスが溜まっている時、手を触ると左右で温かさが違いませんか?

これは自律神経が乱れている証拠といわれています。

自律神経には左右対称に機能するのが正常で、どちらかだけ体温が低いというのは、ストレスが原因で自律神経がうまく働かなくなっている可能性が高いのです。

また、ストレスが溜まって歯を食いしばったりすると、顎や首に強い負担がかかり、これも歪みの原因となります。

髪の分け目が左右どちらかに寄っている

利き腕とは逆のほうに、髪の分け目を作っている人が多いといわれています。

多分そのほうが髪を梳かしやすいからでしょう。

しかし、それだけなら良いのですが、原因は不明ながら髪の毛の分け目と同じ方向に頭が傾いている人が少なくありません。

その姿勢が続くと首から歪み、顔のバランスが崩れてしまうのです。
 
いかがでしょうか。多分、どなたにも思い当たる部分があるのではないでしょうか。

今はまだ左右の差が目立たなくても、加齢とともに筋肉や骨が弱ってくると、日常の生活習慣が顔に跳ね返りやすくなってくるので、注意が必要です。

顔が歪むと薄毛の原因に?

ここまで顔の歪みの原因について書いてきましたが、ではなぜ顔の歪みが薄毛を引き起こすのでしょうか。

顔が歪むと血流が悪くなる

顔が歪むということは、顔だけが歪んでいるのではなく、全身のバランスが崩れています。

人間はしっかり立つために全身を使ってバランスを取っており、顔の歪みは必ず身体の歪みにつながっているのです。

身体が歪むと、肩こりや背中痛、腰痛などが起こりやすくなります。

これは歪んだ骨や硬くなった筋肉が神経を圧迫し、痛みを発するからです。

また、血管もつぶされてしまうため、血流が悪くなります。

髪の毛は血液によって栄養素と酸素を受け取り成長していくので、身体の歪みは髪の毛の成長を止める一因となるのです。

自律神経が乱れやすくなる

自律神経は脳から背骨~腰付近まで通っています。

顔が歪むと首の位置もずれ、自律神経を圧迫してしまいます。

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、交感神経には血管を収縮させる働きがあります。

そのため自律神経が乱れると血流が悪くなりやすく、これも髪の毛の成長に悪影響を及ぼすのです。

また、自律神経と女性ホルモンの分泌をコントロールするのは、どちらも脳の視床下部という場所です。

そのため、自律神経が乱れると女性ホルモンのバランスが崩れやすくなります。

女性ホルモンは髪の毛の成長を促し、太くしっかりした髪を作るために不可欠なものなので、分泌量が減ると髪が細くもろくなり、抜けやすくなってしまうのです。

顔が歪む=皮膚の新陳代謝が低下している

顔が歪むもう一つの原因として、細胞の新陳代謝が低下していることが挙げられます。

多少身体のバランスが崩れても、柔軟性のある肌であればそれほど目立ちません。

しかし加齢とともに新陳代謝に時間がかかるようになると、肌のたるみが加速し、下がりがちな側が重力によってもっと下がってしまうのです。

これは頭皮にも起こります。

顔が歪んでいれば、一枚の皮膚でつながっている頭皮も下がっている方に引っ張られます。

するとその部分の毛細血管が圧迫されて血流が悪くなったり、毛細血管そのものが消滅してしまったりして、髪に栄養が届かなくなってしまうのです。

顔の歪みは毎日の習慣から

顔の歪みのほとんどが日常生活から来ていますから、それを改善するのも日常生活の見直しにかかっています。

以下のことに気を付けるだけでも、少しずつ歪みが改善されてきます。

日常生活で気を付けること

今日から、以下のことを意識してみてください。

・食事の際は両方の歯を使ってしっかり噛む

・ショルダーバッグは意識して肩が下がっている方にかける

・ほおづえをつかない

・立っている時は体重を左右均等にかける

・座る時に足を組まない

こんな簡単なことでも、歪みが少しずつ改善されてきます。

簡単な首のストレッチもおすすめ

もう一つお勧めなのが、簡単にできる首のストレッチです。

首を左右に倒してみると、どちらかが伸ばす時に痛みを感じるか、あるいは痛みが強くありませんか?

それは、痛いほうの筋肉が硬くなり、血流が悪くなっている証拠です。

鏡を見ると、そちら側のほうが顔のパーツが下がっているはずです。

そこで痛みを強く感じる方を重点的に、ゆっくり左右に倒して伸ばしてください。

徐々に痛みが軽くなり、肩こりもなくなってきますよ。

まとめ

顔が歪むということは、顔につながっている頭皮にも悪影響を及ぼしています。

日常のクセを見直し、意識してストレッチを繰り返すことで徐々に歪みが解消され、顔も髪も若返ってきますよ。