お風呂は、1日の汚れや疲れを一気に落とすことのできる場所です。
ふぅっと一息付けるお風呂ですが、何かひとつ嫌なことを挙げるとすれば、洗髪のたびに髪の毛が抜けることではないでしょうか。
しかも、排水溝いっぱいに自分の髪の毛が抜け落ちているのを見て、ショックと同時になんだか気持ち悪さも覚えますよね。
この記事では、洗髪のたびに髪の毛が抜ける原因と、それを解消するためのヘアケア方法について説明します。
ぜひ参考にしていただき、抜け毛を気にすることのない入浴タイムを味わってみてくださいね。
Contents
洗髪のたびに髪の毛が抜ける!その原因は?
洗髪のたびに髪の毛が抜けると、気持ち良いはずの入浴タイムが気持ち悪いものになってしまいます。
では、洗髪のたびに髪の毛が抜けてしまう原因には、どのようなものがあるのでしょうか。主な原因を4つ説明します。
髪の毛が抜けるのは自然なことだから
洗髪のたびに髪の毛が抜けてしまう一番の原因は、髪の毛が抜けるのはそもそも自然なことだからです。
人は、1日に80~100本の髪の毛が抜けるといわれており、そのうちの30~60本は洗髪時に抜けているといわれています。
したがって、洗髪時に髪の毛が抜けている!と思うことは、何ら不思議なことではないのです。
毎日のように排水溝に溜まってしまう抜け毛ですが、それはあなたが健康な証といっても過言ではないでしょう。
シャンプーやトリートメントが合っていないから
洗髪のたびに髪の毛が抜けてしまう第2の理由は、シャンプーやトリートメントなどがあなたの頭皮に合っていないからです。
あなたが使っているシャンプーやトリートメントが、多くの人が使っていて高評価を得ている商品だとしても、それがあなたの体質に合っている保障はありません。
あなたの頭皮に合っていない商品を使うことで、頭皮がダメージを被り、炎症を起こしてしまいます。
その結果、抜け毛が激しくなってしまうのです。
・洗っても洗っても頭皮が痒い
・ベタベタ感がいつまで経っても取れない
・カサカサして白い粉が出ている
などの症状があれば、それはシャンプーやトリートメントがあなたの体質に合っていない証拠です。
爪を立てて強い力で洗っているから
洗髪のたびに髪の毛が抜けてしまう第3の理由は、爪を立ててゴシゴシと強い力で洗髪しているからです。
ゴシゴシと洗うと、痒みが取れてとても気持ち良いですよね。
しかし、その洗い方は、頭皮を傷付けています。
構図としては、「頭皮が傷付く=抜け毛を助長している」です。
強いストレスを感じているから
洗髪のたびに髪の毛が抜けてしまう第4の理由は、あなたが日々の生活で強いストレスを感じているからです。
ストレスを感じると、血流が悪くなります。血流が悪くなることで、血液が頭皮にうまく循環されなくなり、結果として抜け毛を増やしてしまいます。
洗髪時の抜け毛を解消したい!ヘアケア方法は?【入浴時編】
洗髪時の抜け毛を解消するためには、日々のヘアケアが重要です。
ここからは、毎日の入浴タイムにできる簡単なヘアケアを4つ紹介します。
ぜひ実践してみてくださいね。
髪の毛をくしで梳かしてからシャワーをあてる
洗髪時に抜け毛が多くなるのは、髪の毛同士が絡まってしまうからです。
絡みを取るには、洗髪前のひと手間が必要で、そのひと手間とは「くしで髪の毛を梳く」という超が付くほど簡単なもの。
誰にでもできますよね。
このひと手間を加えることで、洗髪時の髪の毛の絡みを軽減させることができます。
したがって、洗髪時の抜け毛を減らせるというわけです。
指の第一関節を使ってゆっくりしっかり頭皮を洗う
洗髪時の抜け毛を解消するためには、爪を立ててゴシゴシと髪の毛を洗ってはいけません。
美容院で美容師さんが施してくれるような、優しく丁寧な洗い方を真似してみましょう。
そのためには、指の第一関節を使うことが重要です。
指の腹で頭皮を優しく包み込むように洗います。
そうすることで、頭皮の傷付きを回避することができ、結果として抜け毛の発生を減らすことができます。
オーガニックシャンプー・トリートメントを使う
抜け毛がどうしても減らないという方は、もしかしたら今お使いのシャンプーがあなたの体質や頭皮に合っていないのかもしれません。
その場合、シャンプーやトリートメントなどを一新する必要があります。
髪の毛のために選んで欲しいのは、オーガニックシャンプーなどに代表される低刺激のシャンプーやトリートメントです。
着色料・香料などの添加物が一切入っていないものというのは
ノンシリコンシャンプー/ノンシリコントリートメント
こういったものが、いわゆる「オーガニック」といわれている代表的なものです。
あなたが普段使いしている薬局にも、オーガニック商品は必ずあるはずです。
一度シャンプーコーナーを吟味してみると良いでしょう。
トリートメントは毛先のみ!しっかり洗い流す
ヘアケアで重要なトリートメント。
実は、トリートメントの付け方や流し方に間違いがあると、髪の毛を労わるどころか傷みを作る原因になってしまうのです。
トリートメントの効果を最大限発揮させたいのであれば、トリートメントを付けて良いのは毛先だけ。
間違っても根元には付けないようにしましょう。
また、トリートメントを付けた後は、最低でも5分は放置しましょう。
蒸しタオルで蒸すと、トリートメントの効果がより発揮されますよ。
5分放置後は、トリートメントのベタベタ感がなくなるくらい、しっかりと洗い流します。
髪の毛に必要な成分は、5分放置をしたことで十分に取り入れられました。
したがって、余分な栄養はしっかり取り除いてあげることが重要なのです。
洗髪時の抜け毛を解消したい!ヘアケア方法は?【入浴後編】
ヘアケアが行えるのは、何も入浴時だけではありません。
入浴後にもしっかりヘアケアをしてあげることで、あなたの髪の毛が美しいものに生まれ変わります。
入浴後のヘアケアの方法について見ていきましょう。
優しく上から抑えるようにタオルドライ
洗髪後はビショビショに濡れている髪の毛ですが、もちろん、ゴシゴシと拭いてはいけません。
言葉の表現としては「髪の毛を拭く」ではなく、「髪の毛の水気を吸い取る」の方が正しいかもしれません。
濡れた髪の毛の水気を吸い取るようなイメージで、タオルを優しく髪の毛の上にかぶせます。
そして、トントンと優しく叩きます。
これで、タオルドライはOKです。
自然乾燥はNG!ドライヤーで根本からしっかり乾かす!
お風呂から出たら、肌ケア同様にヘアケアもしっかり行いましょう。
間違っても、自然乾燥はNGです。
濡れている髪の毛はキューティクルが開いていて傷みやすく、細菌が好む場所でもあります。
したがって、お風呂から出たら、できるだけ早く髪の毛を乾かす必要があります。
ヘアケアを頭に入れたドライヤーのかけ方は、
・ドライヤーと髪の毛は10cm以上離す
・頭皮をしっかり乾かす
・毛先は軽く風を当てる程度に留める
・最終的に8~9割乾いていればOK
この4点がポイントです。
洗い流さないトリートメントを使う
洗い流さないトリートメントも、ヘアケアを考える上で重要なアイテムのひとつです。
洗い流さないトリートメントには、オイルタイプのものやクリームタイプのものなど、さまざまな種類のものがあります。
テクスチャーに関しても、しっとりと重いものから、サラサラヘアーになれる軽いものまでさまざまです。
ご自身の髪質やなりたい髪型によって、洗い流さないトリートメントの質を選ぶようにしましょう。
洗髪のたびに抜け毛が出るのは健康な証!ヘアケアで抜け毛を減らすことは可能!
洗髪のたびに抜け毛が出てしまうのは、許容範囲内の本数であれば、実は健康の証だったのです。
しかし、洗髪は毎日のことですから、毎日排水溝に集まる抜け毛を見ると気が滅入りますよね。
そこで、毎日の入浴タイムを快適なものにするため、日々のヘアケアが重要になってきます。
この記事では、洗髪の方法から、その後のヘアケアまで、とても簡単にできることだけを紹介しました。
ぜひ今日からヘアケアを実践して頂き、美髪を目指していきましょう!