女性の薄毛

シャワーの温度で薄毛予防!女性の適温は○○度!

シャンプーする際には、自分の髪のタイプに合った商品を選ぶことも大切ですが、実はシャンプーする際のシャワーの温度も、髪や頭皮の健康を保つためには非常に重要であることをご存知でしょうか。

そこでこの記事では、シャンプーする際に適した温度や、薄毛を防ぐための正しいシャンプーの方法などについて詳しく見ていきたいと思います。

シャンプーする際の適温とは?

頭皮の皮脂や汚れをしっかり落としながら、頭皮と髪にダメージを与えないようにシャンプーする際のシャワーのお湯の適温は、約36~38度ほどであると言われています。

40度以上になると、頭皮の乾燥を防ぐために必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮環境が悪化して炎症などにつながる可能性があるため、あまり熱いお湯でシャンプーするのは避けるようにしましょう。

シャンプーの正しい頻度とは?

頭皮や髪を清潔に保つためには、基本的に毎日シャンプーを行うのが理想的であると言えるでしょう。

髪はヘアサイクルにより毎日生まれ変わり、頭皮の毛根は体の中でも特に新陳代謝が活発で皮脂の分泌量も多いため、毎日シャンプーすることにより皮脂や汚れを洗い流すことで頭皮環境の悪化を防ぎ、薄毛や抜け毛予防にもつながります。

また排気ガスや大気汚染などの汚れ、タバコの煙など、私達が想像している以上に髪や頭皮は汚れています。

シャンプーせずに頭皮の毛穴に汚れや皮脂が詰まっている状態をそのまま放置しておくと、髪の成長を妨げてしまいます。

このようにシャンプーを行うことにより頭皮や髪を清潔に保つことは、健康な髪を育て薄毛を防ぐためには非常に重要です。

毎日シャンプーしなくていい人もいる?

以下に当てはまる人は、むしろ毎日シャンプーしない方がいいでしょう。

元々乾燥肌で頭皮も乾燥しやすい場合

頭皮は他の部分の皮膚とはつながっているため、肌が弱く頭皮も乾燥しやすいという方は、元々皮脂の分泌量が少ない可能性があります。

そのためシャンプーの回数が多いと頭皮の皮脂を取りすぎてしまうため、乾燥により頭皮のかゆみやフケが起こる原因となってしまいます。

頭皮が乾燥すると髪もパサつきやすくなり傷みやすい状態になるため、普段から頭皮が乾燥しがちだという方は、シャンプーは2日に1回程度でもOKですよ。

冬場の寒い時期など汗や皮脂の分泌量が少ないという場合

寒い冬は暑い夏に比べて気温や湿度が低いため、汗や皮脂の分泌量も大幅に減少します。

また空気が乾燥しているため、頭皮や髪も乾燥しやすい状態になります。

ですからシャンプーはお湯だけの湯シャンで済ませてもいいですし、シャンプーを使用する場合は2日に1回ほどでもよいでしょう。

ただし運動などを行い汗をかいた日や、ヘアワックスやムースなどを使用した場合、また普段からタバコを吸っている方などは頭皮や髪が汚れやすく匂いもつきやすいため、毎日シャンプーすることをおすすめします。

シャンプーするのは朝と夜どちらがいい?

女性の中には朝にシャンプーを行う、いわゆる朝シャンをしているという方も多いと思いますが、実は髪の成長を促し薄毛を防ぐためには、シャンプーは夜にした方がいいと言われています。

髪の成長を促す成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。

ですから就寝前にシャンプーをせずにそのまま寝てしまうと、頭皮の汚れや皮脂による毛穴の詰まりにより、髪の成長が妨げられてしまいます。

また頭皮で分泌される皮脂には、保湿効果の他にも紫外線や外気などの外の刺激から守る働きがあります。

夜にシャンプーして汚れた皮脂を洗い流すと、就寝中に新たに皮脂が分泌され刺激から頭皮を守るための準備ができ、この皮脂が昼間の紫外線や空気の乾燥といった刺激から頭皮を守ってくれます。

しかし朝にシャンプーを行うと、頭皮に必要な皮脂がまだ分泌されていないため、外からの刺激をダイレクトに受けることになってしまい、頭皮の毛根や髪がダメージを受け、抜け毛や薄毛の症状を悪化させてしまう可能性があります。

それでも朝シャンしたい!そんな時にはどうすればいいの?

長年の習慣からどうしても朝シャンしたいという場合は、なるべく髪や頭皮に負担をかけないようにすることが重要です。

朝にシャンプーする場合には、頭皮に汚れを残さないよう、しっかりと丁寧に洗いましょう。

またシャンプー後に生乾きの状態のまま放置しておくと、雑菌が繁殖しやすくなり頭皮環境の悪化につながるため、シャンプー後はすぐにドライヤーを使い乾かすようにしましょう。

さらにできるだけ頭皮を乾燥させないように、頭皮にやさしく洗浄成分が含まれているシャンプーを使ったり、頭皮用のローションなどで保湿するようにしてください。

薄毛を防ぐ!正しいシャンプーの方法とは?

以下では、薄毛を予防するために効果的な正しいシャンプーのやり方について詳しく見ていきます。

しっかりブラッシングする

髪が乾いている状態で、地肌にブラシを当てるようにしながらしっかりブラッシングすると、髪のからまりを取るだけではなく、頭皮の汚れを浮かしてシャンプーした際に落ちやすくなるという効果が期待できます。

シャワーのお湯だけで予洗いする

指の腹を使って、頭皮をマッサージしながらお湯だけで予洗いを行いましょう。

予洗いをすることにより、髪や頭皮の汚れの7~8割ほどは落ちると言われています。

また予洗いすることで髪に水分を十分に含ませることができるため、シャンプーの泡立ちが良くなるというメリットもあります。

シャンプーを泡立てて洗う

シャンプーを両手で泡立てたら、髪の根元付近につけるようしましょう。

指の腹を使い、根元付近を両手で円を描くように洗っていきます。特に耳の後ろは指が届きにくく洗い残しが多い場所でもあるため、意識してしっかり洗いましょう。

毛先の方まで洗ったら、頭部には多くのツボがあるため、指の腹や手の平を使って気持ち良いと思う強さでマッサージするようにしてください。

このようにマッサージを行うことで、頭皮の血行が促進され薄毛や抜け毛防止などにつながります。

すすぎ残しがないようにしっかり洗い流す

頭皮トラブルの原因の多くは、シャンプーのすすぎ残しであると言われています。

シャンプーの成分が髪に残ってしまうと、雑菌が繁殖しやすい状態となり、頭皮のかゆみやベタつきにつながるため注意するようにしましょう。

トリートメントをつけて流す

トリートメントする場合は、頭皮にはつけずに毛先を中心に耳から下の部分の髪につけるようにしましょう。

頭皮にトリートメントを付けると、毛穴が詰まるため皮脂が溜まりやすくなり、炎症やフケ、また髪の臭いの原因となってしまうため注意が必要です。

タオルドライする

タオルを頭に当て、根元の水分をタオルに吸わせるような感じでタオルドライしていきましょう。

その後毛先をタオルで包み、髪同士を擦り合わせずにパンパンと叩くようにしながら水分をタオルに吸わせます。

ドライヤーでしっかり乾かす

ドライヤーを使い髪を乾かす際には、まずはコームやパドルブラシなどを使い、髪の流れをある程度整えておきましょう。

髪に手ぐしを入れ、ドライヤーで頭皮に湿気が残らないように髪の根元から乾かしていきます。

根元を乾かした後は徐々に毛先の方も乾かしていきましょう。全体的に髪が乾いたら最後に冷風を当てると、キューティクルがキュッと引き締まるため、髪にツヤが出ます。

まとめ

適切な温度のお湯でシャンプーを行い頭皮や髪を清潔に保つことは、頭皮のかゆみや臭いなどの頭皮トラブルを防ぎ、頭皮環境を改善させることにもつながります。

温度の高すぎるシャワーでシャンプーを行ったり、間違った方法によりシャンプーを続けていくことは頭皮環境の悪化を招き、薄毛や抜け毛の引き金になるため注意が必要です。

ぜひこの機会に自分の行っているシャンプーの方法について一度見直してみてはいかがでしょうか。