女性の薄毛

抜け毛が心配な時は病院に?女性の抜け毛・薄毛の相談先

抜け毛が気になる時、自分だけで抱えてしまい悩みの種になる場合が出てきます。

特に女性では髪が抜けてきて薄くなってしまうのではないかという状況は、精神的にも辛い状態になるでしょう。

そんな時にどこに相談すればいいのか、知っておくだけでも心の負担が少なくなるかもしれません。

何が原因なのかから考えていく

抜け毛が気になる時には、いったい何が原因なのかという点が重要となります。
原因に合った相談先が見つかれば、対処方法も見えてくるからです。

しかし、それがすぐにわかるわけではありません。
気がついた時には進行してしまい、自分でも原因がよくわからないといった状況も出てくるからです。

餅は餅屋という言葉がありますが、適切な相談先を見つけておかなければ対処も難しくなります。

女性の抜け毛として考えられる原因はいくつもあります。

男性の原因とは異なるものが多く、一番多いのは年を重ねていくごとに生まれてくる加齢の問題です。

そこにはホルモンなどの要因が絡んでくるため、全てを解決するのは不可能という部分もあるでしょう。

もう一つ多いのがストレスです。
代表的なものとして円形脱毛症が挙げられますが、ストレスを原因とするような薄毛は女性のお悩みの一つとなります。

特徴としては突然ごっそり抜けるような抜け毛が見られた時ってあり、髪をセットしているときなどに気がつき、鏡を見たら円形脱毛症であったという状況がよくあるのです。

ストレスが原因になるのは、直接髪が抜けてしまうというわけではありません。

ストレスがかかると自律神経に影響を、与えバランスが乱れて行きます。

免疫異常が起きるようにもなり、本来は外敵に対して向けられる矛先が自分の細胞に向いてしまうのです。

つまり、体を守るための仕組みが体を攻撃するための仕組みとなり、薄毛になってしまうというのが原因の一つとして考えられています。
もちろんこれだけではなく、様々な原因が考えられますが、ストレスが引き金となってしまうのは間違いありません。

頭皮環境の悪化というのも大きな原因です。

髪が生えてくる土壌が悪化すれば、薄毛になるのは当然と言えるでしょう。

フケが大量に出ている時に起きる薄毛の症状を、ひこう性脱毛症と呼びます。
毛穴を塞いでしまうことで起きる症状で、当然ですが炎症を起こしますし痒みも出てくるのです。

だからといって必要以上に髪を洗ってしまうと、皮脂を除去し過ぎてしまい逆効果になったりします。

病院にはそれぞれ専門領域が存在する

このような症状が現れた時に対処する方法としては、病院に相談するというのは確かな手段となるでしょう。

問題はどの病院にかかればいいのか、何かが専門なのかを考えていなければいけません。
この判断は難しいところで、どこでもいいわけではないからです。

病院はそれぞれ専門があり、何でも診てくれるわけではありません。

挙げたような例の場合には、ストレスであれば心療内科が適切になるでしょう。

もしも、出産後に抜け毛が目立つようになったのであれば、産婦人科に相談すると言うのが一般的な流れです。

頭皮のことを眼科で話をすると言ったことは誰もがしないはずです。

問題は頭皮の状況が関わるものなので、皮膚科に相談するかどうかになります。

湿疹や炎症などが起きているのであれば、これは皮膚科の範疇となるでしょう。

しかし、ストレス性のものであれば皮膚科では手が出せません。
ただし皮膚科もそのような患者さんの経験が少なからずあるはずであり、相談した後に心療内科などを紹介されるといったケースもあります。

最近では選択肢の一つとして、薄毛治療の専門病院も出来てきています。

多くは男性型脱毛症であるAGAを専門とするクリニックで、専門医と呼んでも差し支えないでしょう。
女性の対応もしているところがありますので、事前に電話で確認するのが大切です。

他にも育毛専門サロンなどがありますが、あくまでもサロンであって病院ではありません。
相談するに越したことはありませんが、治療を目的として直接触ったりすることはできないため、注意が必要なのです。

つまり、原因を把握しなければ相談先は見えてこないと考えなければいけません。
そうそうでも心当たりはある部分があれば、相談先を見つける糸口にすると良いでしょう。

質問される内容は何か

相談した場合一体いつ頃から気が付いたのか聞かれるのは当然です。

どんな原因があったのか把握するためにも必要ですし、そこからどれほどの時間が経過したのか知らなければ判断ができない部分が出てきます。

生活習慣に関しても質問されるのは当然のことになるでしょう。
どのような問題が隠れているのか、はっきりさせなければいけないからです。

相当細かな部分まで質問されると覚悟をしなければいけません。

少々メタボリックシンドロームの質問にも似ていますが、食事や睡眠の時間、普段からどの程度の運動をしているのか、通勤や通学の手段に至るまで質問が及びます。

どこを受診しているのかによっても違いがありますが、薄毛という問題はそれほど根が深く、色々な部分に関わっていると考えなければいけないのです。

専門の医師が存在しない場合には、現場分かる範囲の投薬を基本としなければいけません。
抜け毛用の投薬ではなく、外用薬としての塗り薬など使う以外に手段を持たない可能性があるからです。

専門の外来の場合には、内服薬で対処できるものもあります。

ただし、女性の薄毛の場合には男性が使うような薬が使えない場合も見られるため、注意しなければいけません。

しかし、原因の多くはストレスであることが多いため、皮膚科や薄毛外来などの専門医に診てもらってもわからないことが出てきます。
根本的な部分での解決はできないため、皮膚科とともに心療内科を選択するのも必要です。

もちろん皮膚に問題があるという状況であれば、皮膚科が相当します。
炎症が起きているのが認められる場合や、フケが大量に出てしまっているような時は皮膚科が対処出来る範囲です。

ストレスが原因だったとしても、皮膚に影響が表れている状態であれば、皮膚科に相談するのが良いでしょう。

女性男性型脱毛症の可能性

問題は女性の薄毛が加齢によるようなものではなく、ストレス性でもない、女性男性型脱毛症だった場合です。

FAGAと呼ばれますが、全くゼロではないのです。

わずかではありますが発症している状況があり、状態によっては問題を抱えている可能性が出てきます。

この場合には専門家の判断が必要で、薄毛専門外来を利用した方がいいでしょう。
専用の薬も開発されており、処方してもらうこともできるからです。

このタイプの薬は素人判断で利用するのはとてもリスクがあります。
女性が禁忌すべき薬がいくつも存在するからです。

触るだけでも問題があるような薬が存在し、知らないで利用するのは避けなければいけません。

ストレスなどのカウンセリングもおこなってくれる場合もありますが、心療内科こと専門医ではない場合もあります。

まとめ

女性の薄毛の場合でも相談先を考える場合には、原因がどの辺りにあるのか心当たりを探ってみる必要があります。

その原因に即したところに相談するというのが第一段階となるでしょう。

その後何らかの問題が逃げてきた時に改めて相談先を考えるという方法もありますので、まずは何が影響しているのか考えてみるところからスタートです。