ヘアケア

年齢と共にパサつきが増す髪にニベアが良い!?薄毛女性も知りたい、メリットとデメリット

年齢と共に髪から水分が失われ、パサつきが気になってくると、広がってまとまりもなくなってきますし、実年齢よりも老けてみえてしまいますので、何とか解決したいと悩みますよね。

そこで昔からあるニベアクリームが、肌の保湿だけでなく髪にも良いという話を、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

実際、ニベアの成分には、ワセリンミネラルオイルホホバオイル・などが含まれており、海外の高級化粧品の高級クリームとほぼ同じ成分で作られているというのも、話題になりましたよね。

ニベアは肌に使用する製品のため、もちろん安全性が高く、髪に付けてもニベアの保湿効果は得られるでしょう。

ただ、ニベアはあくまでも肌用に作られているため、髪に使用する場合は気をつける点もあります。

そこで今回は、年齢と共にパサつきが増す髪に、ニベアを使うと良い効果があるのかということと、ニベアを髪に使用することでのメリットとデメリットを解説していきましょう。

年齢と共にパサつきが増す髪にはニベアが良い!?

ニベアは小さな子供から年配の方まで、広く愛されて使われ続けている製品ですよね。

特に冬などの乾燥した季節に、カサカサになった手に付けると、しっとりと潤いを取り戻してくれます。

それはパサつく髪にも同じように効果が出るのでしょうか。

そこでここでは、ニベアの成分や髪への効果を、詳しくお伝えしていきましょう。

ニベアの成分

ニベアの成分には、ワセリン・水・ミネラルオイル・ホホバオイル・パラフィン・グリセリンなど、他にも12種類の配合成分が含まれています。

そしてニベアに含まれている成分のほとんどが、肌の質を改善するオイル系です。

上に記した成分は、化粧品などにも含まれることもある成分ですから、耳にすることもあるのではないでしょうか。

また、ワセリンなどは、肌のトラブルを抱えたときに皮膚科に行くと、処方されることもある成分です。

安全性も高く、使用したときの肌触りもよいことが、ニベアの特徴でもあるでしょう。

保湿力

それでは、ニベアを髪に使用するとどういった効果があるのでしょうか?

ニベアに含まれる豊富なオイル成分によって、髪をしっとりとまとめやすくする効果があります。

特に安全性があって低刺激でもあるワセリンは、水分が失われないよう肌を保護する働きもあり、外部からの刺激や乾燥から守ってくれます。

他にも、ホホバオイル・グリセリン・シクロメチコンなどは、保湿効果が高いため、油分でパサついて広がる髪をしっとりと抑えてくれます。

またホホバオイルは、オイルだけでも髪に使用している人もいるほど髪との相性も良いため、使用することでツヤや潤い効果を発揮します。

ダメージから守る

ニベアは乾燥やダメージから肌を守る役割があるため、髪に使用したときにも同じような効果が期待できるでしょう。

また、髪に使用した場合は、ニベアに含まれるオイル成分が、摩擦や静電気からも守ってくれるため、キューティクルが剥がれるのを防いでくれます。

特に傷んだ毛先の部分からニベアを使用することで、パサついてボサボサになっている髪にも、落ち着きとサラリとした感触の手触りを与えることができます。

ニベアの髪への使い方

では、ニベアは具体的にどのようにして使用していけば良いのでしょうか?

ヘアケア用品として使う代表的なものと言えば、スタイリング剤やヘアパックやトリートメントになりますよね。

ではここでは、パサついた髪にどんなふうにしてニベアを活用していくのかを、詳しくお伝えしていきましょう。

スタイリング剤

ニベアの成分に含まれている効果である保湿力や潤い力を、スタイリング剤として髪にも使用することで、髪が落ち着いてしっとりした感触になります。

効果としては、パサついて広がる髪を抑えて、まとまりのある髪にスタイリングします。

また、使用時のコツとしては、髪に使う前に手のひらに取り出して温めることです。

では、ニベアを髪に使うときの使い方を説明していきましょう。

【ニベアの髪への使用方法】

・ニベアクリームを青缶から少量手のひらに取り、体温で温めます。

・体温でクリームが柔らかくなったら、手のひらでよく伸ばして、毛先から順番に髪全体に馴染ませていきます。

・最後に好みのヘアスタイルに整えて終了です。

【使用時の注意点】

ニベアは少量でもかなり伸びが良いため、1回に多くの量を使用しないようにしましょう。

使用量が多いと、仕上がりがペッタリと重くなる場合もありますので、注意してください。

ヘアパック

ニベアでヘアパックすることで、傷んだ髪に水分と油分を与え、潤いのある髪に仕上げることができます。

ヘアパックとして使用する場合は、シャンプーの前にニベアを使ってたっぷりと保湿すると、髪を洗って乾かした後も、ツヤと潤いがある髪になります。

【ヘアパック方法】

・先にブラッシングをして、髪や頭皮についたホコリや汚れをキレイに落とします。

・ニベアクリームを手のひらに取り、体温で温めます。

・ニベアクリームが柔らかくなったら、毛先を中心にして、髪全体に塗ります。

・蒸しタオルを作って、15分~20分頭に巻いておきます。

・しっかりとシャンプーで洗い流します。

シャンプーやニベアの成分が残って毛穴を塞がないよう、しっかりと洗い流してください。

トリートメント

ニベアクリームを、寝る前の洗い流さないトリートメントとして使用することで、洗髪後のドライヤーの熱と、乾燥から髪を守る役割をしてくれます。

【トリートメント方法】

・洗髪後は水滴が落ちないていどにしっかりと、髪をタオルドライします。

・ニベアクリームを手のひらに取り出し、温めます。

・柔らかくなったら毛先を中心にして、髪の内側から塗っていき、最後に髪全体の表面を撫でるように上から下に向かって塗ります。

・ドライヤーでいつも通りにしっかりと乾かし、整えます。

*上から髪を撫でるようにニベアを塗ると、キューティクが剥がれるのを防ぎ、ツヤを出すことができます。

注意点・デメリット

では、高い保湿力のあるニベアを髪に使用するうえでの、デメリット部分も見ていきましょう。

【メーカー保証はない】

ニベアは安全性に優れている製品ですが、あくまでも肌の保湿を目的に作られた製品です。

そのため、ヘアケアとして使用することはメーカー側では何も保証をしていません。

万が一、ニベアを髪に使用してトラブルが発生した場合でも、それは全て自己責任であるということです。

【カラーやパーマ効果が落ちる】

ニベアは保湿効果と保護力が高いため、髪にニベアがついた状態ではカラーやパーマの効果が出にくくなる場合もあります。

ニベアが付着したままカラーリングをして、カラーがムラになったり、パーマがいつもよりかかりにくかったりする場合もありますので、注意してください。

【頭皮トラブル】

頭皮にニベアが残ったままになると、痒みや炎症の原因になることがあります。

そのため、ニベアを髪に使用した際は、しっかりと洗い残しがないようにキレイに洗いましょう。

ニベアが残ったままでは、毛穴を塞いで抜け毛の原因になる場合もあります。

まとめ

今回は、年齢と共にパサつきが増す髪にはニベアが良いのかということと、ニベアを髪に使用することのメリットとデメリットを解説しました。

ニベアには保湿力と保護力が優れた成分がたくさん含まれています。

そのため、パサついた髪に使用しても、しっとりと落ち着きのある髪にまとめることができます。

ただ、ニベアはあくまでも肌に使用する製品のため、トラブルが起こった場合は自己責任になることを忘れないようにしてください。

頭皮にはできるだけ付着しないよう気をつけ、毛先を中心にして髪に使用するようにしていくと、スタイリング剤にもトリートメントにもヘアパックにも使えますので便利です。

そのため、年齢が理由でパサついてまとまらない髪に試してみると良いでしょう。