髪の毛のダメージはパーマやヘアカラーの影響はもちろん普通に生活をしていても髪のダメージを感じるものです。
特にロングヘアになってくると、毛先のダメージはかなり大きくなっていきます。
例えば髪の毛は1ヶ月に平均1cm伸びます。
ロングヘアで髪の長さが60cmあったとすると1年で12cm髪は伸びますから、毛先の髪年齢は5年前の髪の毛ということになります。
毛先は5年前に生まれた髪なのでダメージしていないはずがありません。
そしてロングヘアの女性が毎日悩むのが髪年齢の高い部分のダメージです。
毎日のことなのでできるだけコスパを抑えて毎日できるヘアケア方法を今回はご紹介します。
そのヘアケアに使われるのが柚子油です。
知っている人には非常に人気の高いヘアケア方法ですので、ぜひお試しください。
Contents
ゆずシードオイルとは?
ゆずシードオイルと言うものをご存知でしょうか?
柚子油には柚子の種から取れるものと、柚子の果皮や果実から取れるものに分けられます。
髪の毛は頭皮に効果的なのは柚子の種から取れる油を使うことになります。
その効果が非常に優秀なのです。
ちなみに柚子の種から取れる油には香り成分が含まれていないため、香りを楽しみたい方にはちょっと不向きかもしれませんが、柚子の種から取れる油は他の美容成分と混ぜて使うため、無香料のほうが使いやすいメリットがあります。
柚子油は髪だけでなく頭皮ケアにも効果的
柚子の種の油はオレイン酸とリノール酸が成分中の6割を占めます。そのため頭皮や肌の皮脂成分に非常に近く頭皮や髪に馴染みやすいのが特徴的です。
またこれら成分はアトピー性皮膚炎の抑制作用や美白作用があるという研究報告もあります。
それを踏まえて柚子油の効果をご紹介します。
髪にハリとツヤを与えてくれる
皮脂と似た性質があるため髪につけた際の馴染みや伸びが非常によいです。
柚子油でダメージの大きいキューティクルの保護作用や水分パックなどパサつく髪やダメージした髪にハリとツヤをもたらしてくれます。
また、紫外線やドライヤーなどの熱、ブラシの摩擦などから髪を守るため切れ毛や枝毛も防ぎます。
頭皮マッサージにも最適
柚子油は肌との相性も良いことから頭皮のクレンジングマッサージ用としても使えます。
頭皮の汚れは皮脂に付着しているものが多いのですが、柚子油をでクレンジングマッサージをすることで皮脂についた汚れや雑菌を浮かせてくれます。
また柚子油には保湿作用、血行促進作用などの効果も期待できるため、頭皮や髪の健康にも非常に効果的です。
フケ予防にも
一般的なシャンプー剤を使っている場合その洗浄力のせいで頭皮の保護成分となる皮脂を完全に洗い流してしまい頭皮が乾燥気味になったり、乾燥によるかゆみやフケを伴ってしまうことがあります。
しかし、柚子油でアフターケアすると、皮脂の代用として活躍してくれるため、頭皮トラブルにも効果的です。
柚子油を使う際の注意点
お肌には刺激が強いかも
お肌に刺激が強いとおもわれるのは柚子の種から抽出された油でなく柚子の果皮や果実から抽出された柚子油を知らず知らずに使ってしまっている可能性がある場合です。
柚子の果皮や果実のph(肌質pHは弱酸性)が酸性のためお肌や頭皮、髪の毛が酸性よりに偏ってしまいます。
そのため特に敏感肌やアトピー体質の方はその刺激が強いと感じてしまう場合がありますので、柚子油を使う際は必ず種から取れた柚子油を使うようにしましょう。
先程も上記していますが、種から抽出された柚子油は無香料で、果皮や果実から取れるものは柚子の香りがあります。
ですから香りで種か果皮果実かを判断するのも一つの方法です。
植物アレルギーに注意 パッチテストを!
自分のアレルギーを見極めるために、一度柚子をスーパーなどで購入してきてパッチテストをしてみることをおすすめします。
アレルギーは意外と侮れないので注意してください。
また、ゆずシーオイルの販売店で少し肌に試し塗りしてみるのもよいでしょう。
頭皮に残っていると抜け毛のリスクも
柚子油の使い方はシャンプーと混ぜたり、トリートメントと混ぜたりして使うことがほとんどです。
天然の柚子の種から取れた柚子油は肌との相性が良いため、それ単品がお肌に残っても問題はありませんが、ブランドしたときに他の成分がお肌や頭皮に残るのはよくありません。
特にシャンプーやトリートメントなどの成分が頭皮に残ってしまうと頭皮の荒れや抜け毛の原因となるので、その場合はしっかり洗い流してあげましょう。
ブレンドものの商品もたくさんある
柚子の種から抽出される柚子油は非常に量が少ないため、純度100%のものは結構値段が高いです。市場調査では30mlで3000円前後となっています。
そのため柚子油製品で安価なものは柚子の果皮や果実とブレンドされているものが多いです。
あくまでも髪や頭皮、肌に良いものは柚子の種の純度の高いものが効果的には良いです。
柚子油のレシピと使い方
柚子の種から取れた純度の高い柚子油の使い方はそれ単品で使っているとコスパ的に良くないので、今使っているヘアトリートメントなどに混ぜて使っていきます。
柚子油をトリートメントとして使う
ヘアオイルとして柚子油を使います。もちろん単品のほうがお肌にも優しくまた髪の毛のダメージケアにも良いです。
使い方は簡単でシャンプー後半乾き状態の髪に柚子油を毛先から中間部分にかけて徐々に村なくなじませていきます。
このときの量は1滴程度で十分です。
半乾きの状態で塗布するため、柚子油の量もそこまで使わなくて済みます。
あまりにもパサつきが酷くうまくまとまらない場合は半乾きで少量つけてドライしたあとさらにスタイリングオイルとして再塗布します。量としては
ショートヘア 1〜2滴
ミディアムヘア 2〜3滴
ロングヘア 3〜4滴
を直接髪の毛につけていきます。
柚子油をヘッドスパ用として使う
柚子油を使ってヘッドスパをする場合はクレンジング効果もありますのでシャンプー前に行うのが効率的です。
シャンプー前で髪の毛が乾いている状態のときにしっかりブラッシングをしてから頭皮全体にオイルをなじませてマッサージしていきます。
マッサージを終えたら5分程度放置し柚子油の成分を髪と頭皮に染み込ませます。
その後オイルが残らないようにしっかりシャンプーをします。
このとき使う柚子油の量は20滴と量は多くなりますが髪と頭皮の健康には変えられません。
毎日やる必要はないので週1回の頭皮と髪の毛の集中ケアとしてお使いください。
柚子油の革新的な使い方!一押し方法!
ここで一番の柚子油の使い方をご紹介します!はっきり言ってコスパが非常によく、手入れ方法も一番簡単です。
それが柚子油を櫛に染み込ませておくという方法です。
柚子油を含んだ櫛で毎日髪の毛を梳かすと、梳かすたびに髪の毛の艶が髪に戻ってきます。
この方法が非常にコスパよく毎日簡単に続けられる柚子油ケアです。
柚子油木櫛の作り方
1 柚子油が染み込みやすいように木櫛を準備します。
その木櫛にはニスなどが塗られている場合がほとんどなので柚子油が染み込みやすいように最初は紙やすりなどで木櫛の表面を削ります。
2 ジップロックなどに柚子油と木櫛を一緒にいれて一週間程度日光の当たらない場所で保管します。
3 一週間つけ置きしておけば木に十分に柚子油が染み込んでいますので、それを取り出して今度は外で一日自然乾燥させます。
するとコスパ最強の柚子油櫛の完成です。
まとめ
柚子の種からとれた柚子油はとても頭皮や髪と相性がよく、またお肌にも使っていただけるスグレモノです。
初期に純度の高い柚子油のコストが3000円程度かかってしまいますが、それでも最後にお伝えした柚子油櫛を作ってしまえば数カ月もつので最終的にはコスパがよく、髪の毛や頭皮にも嬉しい効果をもたらしてくれます。