シャンプーやトリートメントなどのヘアケア剤だけで髪を美しく保つことは必要ですが、それだけでは髪を美しく保つのは難しいのです。
ヘアケア剤を使用する以外にも必要なのは「食事」です。
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食事の重要性
食べ物が髪に与える影響って?
近年、食生活の欧米化によって高カロリーになりやすく脂肪分の多い食事を摂る人が多くなりつつあり、糖尿病や肥満、そして高血圧などの生活習慣病と言われている病の割合が増えてしまいます。
また、運動をする機会も少なくなっているため、ますます体に脂肪がつきやすくなることで健康に害が出ている人が増えています。
しかし、このようにバランスが悪い食べ物や偏った食生活、生活習慣が影響を与えてしまうのですが、実は体だけではありません。
体に影響があるということは、髪や頭皮にも影響を与えることが分かっています。
健康な髪のためには、髪の成長にとって必要なのは良い栄養素が頭皮に運ばれることです。
一方で過剰な糖分や脂肪分は、頭皮の血行を悪化させてしまうため、皮脂の過剰分泌を引き起こすこともあるのです。
野菜や果物が少なく、カロリーが高くてバランスの悪い食事を続けてしまうと、健康な髪が生えづらいだけではなく、抜け毛の原因になりいずれ薄毛になる可能性も高くなるため要注意です。
髪に「良い」食品とは?
ビタミン・たんぱく質などバランスの良い食事となります。
バランス良くいろいろ食事を摂取するということを踏まえて、髪にいい食べ物と好ましくない食べ物に分かれます。
髪にいい食べ物には、大きく7種類に分けられます。
①タンパク質
肉や乳製品の場合は、必要な栄養とともに脂肪分も摂取することになるため、食べ過ぎないように注意が必要です。
髪の基本となる成分であるケラチン。
そのもとになる上質のタンパク質。
タンパク質が多い食品とは肉、魚、卵、大豆製品、牛乳、乳製品、カキ
☆タンパク質に関しては、タンパク質を含むものは、肉な魚や大豆などありますが、メインディッシュになると肉料理よりも脂肪分が少ない魚料理にしたほうがいいでしょう。
また、カルシウムも髪に良いと言われている栄養素のひとつです。
②ヨード
甲状腺の働きを助け、髪の発育を促進するヨードを多く含む食品
例えば、海藻類である わかめ、昆布、ひじき
③ビタミンE、A
血行を良くして抜け毛を防いでくれるビタミンE、Aを多く含む食品
例えば、緑黄色野菜であるにんじん、南瓜、小松菜、ほうれん草。
そして玄米、胚芽米、紅花油、小麦胚芽油、ごま、ナッツ類です。
④ビタミンA、C、E、F
③と同じ役目を果たす、ビタミン、特にA、C、E、Fなどを多く含む食品
柑橘類であるレモン、イチゴ、オレンジ、サクランボ、キンカンがあります。
⑤エイコサペンタエン酸
血液の凝固力を下げることで、コレステロールがたまるのを防いでくれます。
エイコサペンタエン酸を含む食品→青魚でもあるいわし、ぶり、さばです。
⑥ビタミンB
頭皮の新陳代謝を促進する役目になるビタミンB。
ビタミンBを多く含む食品
玄米、小麦胚芽油、豚肉の赤身やマグロ、そしてレバー
⑦コラーゲン
髪のツヤや張りをよくするコラーゲンを多く含む食品
長いも、れんこん、納豆
これらの具体的な食品リストを見ればわかるように、髪にいい食べ物といっても、普段の食事で食べていないものはないでしょう。
そのため特別な食品というわけではないのです。
強いていえば玄米や小麦胚芽油ですが、健康ブームでは、これらを日常食として取り入れる家庭が増えていますので、特別なものではないため、手に入りやすいものばかりです。
それでは逆に、髪にとって良くない食品には、どんなものなのでしょうか。
髪にとって良くない食品とは?
結論から言うと、栄養素自体が髪に悪いというものというものはありません。
栄養とはその名の通り髪や体を栄えさせて養うものなのです。
ただし、髪や肌に対して「こういうものはあまりおすすめできない」というものは少なからずあります。
例えば、脂肪分が多くて、カロリーが高いとされる食品や交感神経を刺激してしまう食品がそれに当たるでしょう。
例えば、脂がのったステーキ・激辛のエスニック料理・コーヒー・紅茶などの過剰に飲むことで髪に良くない影響を与えてしまうということです。
特に問題になるのは、脂肪分を摂り過ぎることで、頭皮の下にある皮脂腺から分泌される皮脂の量が増え過ぎてしまうのです。
それは、頭皮を健康に保つために、とても重要な役割を果たしているのです。
脂肪分を摂り過ぎることで、皮脂の分泌が異常に多くなってしまうのです。
そうすることで脂漏性脱毛の原因になるのです。
ただ考えてみると、フォアグラやキャビア、あんきもは、美味・珍味といわれますが、このような食べ物には、ほとんど脂肪分が多いため高カロリーのものばかりですね。
美食の度を越えてしまうと、抜け毛が悪化してしまい、薄毛につながる可能性があります。
といっても、それは毎日のように贅沢な食事を続けたときの場合によります。
何事もバランス良く、度を超さなければ問題はないということです。
大切なのはあくまでもすべてのバランス良く摂取することが大切になります。
髪にとってお酒とは⁈
お酒にも大量の糖分がありますね。
気になる方もいるでしょう。
お酒は意外なことに大量の糖分が含まれているのです。
飲むだけなのであまり糖分を摂取しているとは感じないかもしれませんが、飲み口の良いお酒などには普通のお酒よりも糖分が大量に入っているのです。
糖分を摂りすぎることで、血液がドロドロになりやすく、血液の循環が悪くなるため、頭皮まで栄養が行き届かなくなり髪が劣化してしまい薄毛の原因に繋がります。
アルコールと糖分の摂りすぎで髪に必要な栄養も失ってしまいます。
そうすることで、みるみるうちにダメージを受けてしまい、見た目にもわかるほどの不健康な身体と髪になってしまいます。
こうならないために上手にお酒を飲むことが大切になります。
お酒のメリットを十分に活かせるようにしたいものです。
どんなお酒も飲む量や自分の適量を知ることが大切になります。
お酒の糖質やプリン体に注目して選ぶといいでしょう。
さらにつまみになるものは糖質が少なくカロリーの低い物、そして何よりも胃を守るような物を選ぶことをオススメします。
焼酎は糖質やプリン体がほとんどありませんので、健康的とも言えるでしょう。
日本酒は健康効果の高いお酒でもあり、ガン予防や美肌効果など言われているのですが、実は糖分がとても多く含まれているため、飲み過ぎは逆効果になります。
このことからお酒の種類というよりも、適量が重要でしょう。
お酒の適量とは⁈
一般的なお酒の適量としては…
☆日本酒や焼酎なら一合(180ml程度)
☆ビール→中ビン1本まで(500ml)
☆ワイン→グラス2杯程度まで(240ml)です。
もちろん、お酒に弱い人は更に少量でいいでしょう。
そして飲まなくてよい方なら無理して飲むことはありません。
お酒にはメリットがありますが、糖質とアルコールが髪に悪影響を与える可能性が高いため、適量を守ることが大切になります。
バランスの良い食事が大切
現代の食事はどうしても高カロリー・高コレステロールが多いため、身体の不調をまねきやすくしてしまうため、上記の食事を中心にバランスよく摂る事を心掛けることが大切になります。
これら食事は日頃のヘアケアと合わせて実践することがもっとも重要となります。