年齢と共に髪がパサパサになってきて、思うようにまとまらなくなると、毎日ヘアスタイルを整えるのに時間がかかって困りますよね。
髪の悩みは人それぞれですが、年を重ねるごとに髪が細くなったり、パサつきやうねりが出てきたりして、10代や20代の頃のような、サラサラでツヤのある髪ではなくなってきますよね。
実は髪がパサつく原因は、頭皮環境とキューティクルにあるんです。
個人差はありますが、頭皮は人間の身体の皮膚なので、顔などの肌同様に乾燥すると肌荒れやトラブルを引き起こします。
女性は洗顔後に化粧水や美容液などで肌を整える方が多いと思いますが、頭皮や髪も同様にきちんとケアする必要があるんです。
そこでパサパサに傷んだ髪には、オリーブオイルが効果的だと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
では今回は、髪がパサパサになるのは年齢も関係しているのかどうかということと、オリーブオイルで、髪に艶やかさを取り戻す方法をお伝えしていきましょう。
Contents
髪のツヤがなくなる理由6つ
髪がパサついていく原因は、頭皮環境が崩れることと、髪のキューティクルが剥がれることです。
髪を作っている頭皮が健全な状態にないと、健康な髪が作られることはありません。
また、髪をコーティングしてくれているキューティクルが剥がれて開くと、髪の内側にある水分やタンパク質などの必要成分が流れ出て、髪の内部が栄養不足で空洞になります。
すると髪がパサパサになっていくんです。
ではここでは、髪がパサつく原因を掘り下げてお伝えしていきましょう。
シャンプーが原因
シャンプー方法
髪がパサついたりゴワついたりする理由の1つは、シャンプーの仕方にあります。
シャンプーをする際に、痒みや汚れを落とすため、爪を使って頭皮を強く洗ったり、髪をこすったりして摩擦を起こし、間違ったシャンプー方法を実施している場合があります。
髪を洗う際は指の腹でマッサージするように優しく丁寧に洗うようにしましょう。
市販のシャンプー
また、市販のシャンプーには界面活性剤が含まれる商品も多く、髪や頭皮に強い刺激がかかることで、パサつく状態を進行させてしまうこともあります。
安くてサラサラの髪になるシャンプーが多く販売されていますが、洗浄成分が強い物は、頭皮に必要な水分や油分までも洗い流してしまうので注意が必要です。
摩擦や熱が原因
女性はスタイリングの際に、ドライヤーやヘアアイロンを使う人も多いですよね。ただそれが、髪を傷める原因にもなってしまうんです。
ドライヤーやヘアアイロン
髪に長い時間高熱を当てていると、髪のタンパク質が変性を起こしますが、一度変性したら元に戻らないという性質があります。
また、高温を当て続けることで髪のキューティクルも剥がれやすくなります。
ヘアアイロンで髪に高熱を当てると、ツヤが出てくせ毛も伸びてキレイに見えますが、200度を超える熱を当て続けることはダメージの原因となり、結果パサつくことになります。
そのため、使用する時は160度以下の温度設定で実施するか、高温で行うときは短時間ですませるようにしましょう。
ブラッシング
髪の絡まりを乱暴なブラッシングで強引に解くと、頭皮と髪に負担がかかりますし、摩擦によって枝毛や切れ毛の原因を作り、髪のパサつきが進行していきます。
そのため、丁寧なブラッシングを心掛けて、髪の負担を減らしてください。
パーマやカラー
年齢と共に髪のボリュウムがなくなってきたり、白髪になってきたりすると、どうしてもパーマやカラーを繰り返してしまいますよね。
ただ、パーマやカラーに使用されている薬剤はとても刺激が強いため、頭皮に負担がかかったり、髪の内部の成分を破壊したりします。
また、繰り返すことで髪をコーティングしているキューティクルが剥がれて、髪の内部にある必要成分が流れ出て、髪の内部がむき出しになることで髪がパサついてしまいます。
自宅でできるホームカラー剤はとても便利ですが、できるだけ美容室でダメージケアしてもらいながら、パーマやカラーを実施していくようにしましょう。
栄養不足
食事から摂取する栄養が、血液によって運ばれることで髪が作られます。
そのため、健康な髪を作るには、バランスの良い栄養摂取はとても大切です。
食生活が乱れていると、健康や肌トラブルだけでなく、髪にも影響します。
酸性の食品類
特に血管の収縮を促して、血行を悪くするといわれるアルコールやコーヒーなどの酸性の食品は、頭皮の毛細血管に十分な栄養が行き届かなくなるため、健康な髪を作ることができず、パサついて細い髪が生えることに繋がります。
ダイエット
女性はダイエットをする人も少なくありませんが、過度なダイエットは必要な栄養が摂取できず、髪を生成する栄養素が不足し、パサついてゴワゴワした髪が生えてきたり、水分や油分が足りなくて広がりやすい髪になったりするので注意しましょう。
紫外線や頭皮の乾燥
髪が紫外線に当たって乾燥すると、キューティクルが開いてパサつきます。
他にも頭皮が乾燥して水分や油分を失い、頭皮環境が崩れて髪のトラブルに繋がります。
紫外線は真夏だけでなく常に降り注いでいますので、顔や肌同様に頭皮もケアしていくことが必要です。
他にもエアコンがついた乾燥した室内にいると、頭皮や髪も乾燥してパサつく原因になるため、ヘアケアをしていく必要があるでしょう。
ホルモンバランス
女性は日々のストレスの他に、出産や更年期などによって女性ホルモンが低下したり、バランスが崩れたりすることが原因で、頭皮環境も崩れ、髪がパサつくことがあります。
女性ホルモンの低下は年齢と共に誰にでも起こるため、仕方がないことではありますが、豊かで美しい髪を保つためには、対策をしていくことも必要でしょう。
オリーブオイルの効果
美容や髪にも良いといわれているオリーブオイルは食品としても知られていていますが、ヘアケア剤としても髪に良い効果が期待されています。
オリーブオイルには、頭皮や髪のパサつきに効果的な成分である、ビタミンEが含まれています。
そのため、オリーブオイルで頭皮をマッサージすると頭皮環境が整い、髪を油分でコーティングしてツヤを出すという効果もあります。
ではここでは、オリーブオイルの髪への効果を、詳しく紹介していきましょう。
オリーブオイルの髪への効果とは?
オリーブオイルの髪の効果の1つは、ビタミンEです。
ビタミンEには抗酸化作用があり、若さを保つ効果があるといわれている栄養素です。
また、肌荒れを改善し、血行を促進する効果もあります。
血行が良くなると、髪を作るうえで大切な栄養素が、頭皮の毛細血管に行き渡りやすくなりますので、健康で豊かな髪が作られる環境に繋がります。
シャンプー前に使うオリーブオイル効果
では実際にオリーブオイルを使用したヘアケアを紹介していきましょう。
シャンプー前の頭皮マッサージ
オリーブオイルを小皿などに出して指につけ、頭皮を軽くマッサージしていきます。
そのとき、手のひらにオリーブオイルを伸ばしてしまうと、頭皮にオイルが届かず、髪にだけつく可能性がありますので、繰り返し指に付けて頭皮をマッサージしていきましょう。
10分くらい丁寧にマッサージを行うと、頭皮が温かくなるのが感じらますので、そこで終了し、いつもと同じようにシャンプーをして洗い流してください。
オイルは頭皮の毛穴に詰まった汚れを浮き上がらせてくれる効果もあります。
シャンプーにまぜる方法
次はシャンプー自体にオリーブオイルを混ぜて使う方法です。
オリーブオイルに含まれているビタミンEやオレイン酸が、髪にツヤを与えてくる効果が期待できるでしょう。
方法としては、シャンプーをする際にオリーブオイルを手に取って、シャンプーの泡に混ぜ、そのまま頭皮をマッサージするように揉み、シャワーでキレイに洗い流します。
オリーブオイルはシャンプーの量と同じくらいで構いません。
頻度としては週に1回~2回程度から実施してみて、自分の頭皮や髪の状況に合わせ、減らしたり増やしたりして調整を行ってみてください。
食用オリーブオイルでもOK?
料理用のオリーブオイルはだいたいどこの家庭にもありますが、ヘアケアに使用するのは、食用のものはおススメしません。
何故なら食用のオリーブオイルは、当然ですが頭皮につけることが目的ではないため、トラブルを起こす可能性もあるからです。
ただ、エクストラバージンオリーブオイルは、皮膚との相性も良く酸度が弱いため、トラブルが起こる可能性は少ないです。
最近は美容や頭皮用のオリーブオイルが販売されていますので、専門のオイルを使用すると良いでしょう。
オリーブオイルのデメリット
ではここからは、オリーブオイルのデメリットも紹介していきましょう。
オリーブオイルは独特のにおいがあります。他のオイルと少し違った香りのため、苦手な人がいてもおかしくはありません。
また、オイルですので、使用した際はきちんとキレイに洗い流さないと成分が残り、頭皮環境を崩す原因にもなってしまうため、丁寧に流すことが必要があります。
まとめ
今回は髪がパサパサになるのは年齢のせいだけではなく、他にも原因が5つあることと、オリーブオイルで元気な艶髪を取り戻す方法をお伝えしました。
髪や頭皮は他の肌同様に必要な水分と油分がありますので、普段から頭皮のケアを十分に行っていく必要があります。
また、オリーブオイルを使用するデメリット部分もお話しさせていただきましたので、参考にしてください。
パサついた髪をオリーブオイルで元気を取り戻し、若々しいツヤのある髪にしていきましょう。