ヘアケアのために、ヘアパックを使用している方も多いと思いますが、ではヘアパックとトリートメントは具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。
そこで今回は、ヘアパックとトリートメントの違いや、より効果的な使い方などについて見ていきたいと思います。
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ヘアパックとトリートメントの違いとは?
実はヘアパックとトリートメントは、メーカーにより商品名が異なるだけで、目的やその役割はほぼ同じとなっています。
もちろんメーカー商品によって配合されている成分などには違いがありますが、ヘアパックはトリートメントの別の呼び方であると考えておけばいいでしょう。
ただヘアパックの場合、トリートメントと比べて含まれている成分量や濃度が高い傾向にあります。
ですからより髪のダメージが気になる場合には、濃度の高いヘアパック
を使うとよいかもしれませんね。
シャンプー後に使うアイテムとしてはヘアパックやヘアトリートメントの他にも、コンディショナーやリンスなど呼び方が異なるものがいくつかありますが、これらはいずれもシャンプー後の髪を保護する役割を担っています。
あえて違いを指摘するのであれば、リンスやコンディショナーは髪の表面をコーディングしてカバーするもの、トリートメントやヘアパックは美容成分を髪の内側まで浸透させて、ダメージを修復するものと考えておいた方がよいでしょう。
ヘアパックとトリートメント、どちらを選べばいいの?
先程も述べたように、ヘアパックとヘアトリートメントは髪を内側から保護するという役割があります。
ただヘアパックは髪につけた後、商品により異なりますがだいたい数分から十数分時間を置くことで、より高い効果が期待できると言われています。
ちなみにヘアマスクと呼ばれている商品も、ヘアパックと同じ使い方でOKです。
それに対してトリートメントは、髪につけて2〜3分ほどで洗い流すと良いとされています。
ヘアパックとヘアトリートメントを併用する必要はありませんが、ゆっくり入浴したい時にはヘアパック、手早くシャワーだけで済ませたい時にはトリートメントするなど使い分けるとよいでしょう。
ヘアパックはどのぐらいの頻度で行えばいいの?
ヘアパックは毎日しなくてもOです。
もちろんシャンプー後に毎日使っても特に問題はありませんが、すすぎが十分でないと成分が頭皮に残ってしまい、かゆみや炎症、またフケなどトラブルの原因になることも考えられるため注意が必要です。
また新しいヘアパックを使い始める際には、自分の肌に合っているかどうかチェックするため、一週間に1~2回、髪と頭皮の様子を良く見ながら使うようにしましょう。
ヘアパックの効果をより高める使い方とは?
ここでは、ヘアパックの効果をより引き出すための使い方について詳しく見ていきたいと思います。
シャンプー後にしっかりタオルドライする
ヘアパックの成分には油分が多く含まれているため、濡れたままで髪につけると、水分にはじかれてうまくなじなくなってしまい、効果が半減することがあります。
ですからヘアパックを使用する際には、シャンプー後にしっかりとタオルドライしておきましょう。
髪にしっかりなじませよう
ヘアパックがよく髪に浸透するように、指にザラつきを感じなくなるまでしっかりなじませましょう。
ヘアパックを髪全体に伸ばしたら、髪をまとめてぎゅっと握るようにすると、より浸透しやすくなります。
髪をコームでとかそう
髪にヘアパックをつけたら目の粗いコームでとかせば、成分を細部まで行き渡らせることができます。
コームの目が細かいと、シャンプー後の濡れた髪にダメージを与える可能性がありますし、せっかく髪につけたヘアパックが取れてしまう場合があるため、くれぐれも注意しましょう。
蒸しタオルで頭部を包もう
ヘアパックを髪につけたら、蒸しタオルを作って頭部全体を包みましょう。
そうすれば蒸気により髪のキューティクルを開かせ、髪の内部にまで有効成分を浸透させることができます。
商品の使い方をしっかり守ろう
ヘアパックの商品により、髪につけてから洗い流すまでの時間はそれぞれ異なります。
商品に記載されている使用方法をしっかり守り、より高い効果を得られるようにしましょう。
洗い流した後は、ドライヤーでしっかり乾かそう
蒸しタオルを使い決められた時間まで放置した後は、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。
乾かさないで濡れたままにしておくと、雑菌が繁殖しやすくなったり、せっかくのヘアパックの効果が半減してしまうため注意しましょう。
またきちんとドライヤーでブローして乾かすことで、髪にツヤが出てさらさらになりますよ。
ヘアパックの上手な選び方とは?
ここでは、ヘアパックを選ぶ際に重視したいポイントについて見ていきたいと思います。
配合されている成分をしっかりチェックしよう
ヘアパックを選ぶ際に重視しなければならないのは、やはり含まれてい成分です。
ダメージケアを重視したいか、また髪のハリやツヤを重視したいかによって、選ぶ成分も異なります。
またアレルギーのある方は、含まれているか成分が大丈夫かどうかをきちんとチェックするようにしましょう。
自分好みの香りや使い心地などで選ぼう
ヘアパックの効果はもちろん大切ですが、頻繁に使うものであれば香りや使い心地などできれば自分好みのものを選びたいですよね
そういうヘアパックを選ぶことで、いつものヘアケアがきっと何倍も楽しくなってくるはずです。
ヘアパックは手作りでもOK!髪の悩みに合わせて作ってみよう
ヘアパックは市販されているものの他にも、自宅にある身近な食品で手作りできることをご存じでしょうか。
そこでここでは髪や頭皮に優しい手作りのヘアパックについて見ていきます。
卵は卵白と卵黄で使い分けできる
卵には、健康的な髪を保つために必要なタンパク源であるアミノ酸が多く含まれています。
もちろん全卵でもOKですが、髪のダメージがひどい場合には卵黄のみ、またどちらかといえばオイリーな髪には卵白のみなど、使い分けることも可能となっています。
はちみつはパサついた髪におすすめ
はちみつは保湿効果が高く、乾燥しがちな髪に潤いを与え、しっとりとつややかにしてくれます。
また髪への浸透力も高いため、髪の内側まで浸透させより高い効果が期待できます。
オリーブオイルは髪にツヤを与える
モデルなどにも愛用者が多いと言われているのが、オリーブオイルを使ったヘアパックです
オリーブオイルには抗酸化作用のあるビタミンEやポリフェノールなどの成分が多く含まれており、老化の元となる体内の活性酸素の発生を抑える効果が期待できます。
ですから髪にツヤがなく悩んでいるという方、乾燥してパサつきがちだという方におすすめです。
米のとぎ汁は頭皮ケアに
ヘアパックなどが存在しない時代に、代わりに頭皮のケアに使われていたのが米のとぎ汁です。
米のとぎ汁には頭皮に付着した汗や皮脂、また臭いなどを取り除く効果が期待できます。
手作りのヘアパックを使う際に注意する点とは?
ここでは、手作りのヘアパックを使う場合に注意しなければならない点について、詳しく見ていきます。
手作りヘアパックはなるべく早く使い切ろう
市販されている一般的なヘアパックと違い、防腐剤や保存料が含まれていない手作りのヘアパックは、劣化しやすくて長く放置すると腐敗してしまいます。
ですから作ったらなるべく早く使い切るようにしましょう。
使う前にパッチテストを行おう
ヘアパックに使用する食品によっては、アレルギー反応を起こす可能性があります。
普段ならよく口にすることがある食品でも、頭皮につけることで刺激を感じたり、アレルギー反応を起こすこともあります。
ですからかゆみやかぶれを感じた場合は、すぐに使用を中止して念のために病院を受診しましょう。
まとめ~髪のダメージにはヘアパックがおすすめ~
髪のダメージを内側から浸透させるヘアパックは、髪の痛みが気になる方やこれまでのヘアケア方法では満足できなかったという方に特におすすめです。
市販の商品を利用する他にも手作りで作る方法もありますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。