ヘアケア

薄毛女性も知っておきたい!洗い流すトリートメントと洗い流さないトリートメント、どう違う?

シャンプーの後につけて、髪の毛をサラサラに、もしくはしっとりとまとまりやすくしてくれるものは何種類かあります。

リンス、トリートメント、コンディショナー。

今回はトリートメントについて、リンスやコンディショナーとの違いや、洗い流すタイプと洗い流さないタイプの違いについて、ご紹介していきたいと思います。

リンス・コンディショナー・トリートメントの違いとは?

ドラッグストアなどで、ヘアケア用品を選ぶ時、シャンプーはすんなり選べても、

・リンス

・コンディショナー

・トリートメント

と3種類もあって、どれを選んだらいいのかわからない、という経験がありませんか?

違いはわからないけれど、なんとなくイメージで選んでいるという人もいますよね。

今日はその違い、どんな時にどれを使用したらよいのかを説明しますので、次回の購入の際に役立ててもらえたらと思います。

実はリンス、コンディショナー、トリートメントの違いや定義は、法律や規定があるわけではないんです。

ですから、メーカーによって捉え方やラインナップは様々。

今回は一般的に言われている3種類の違いについて、ご紹介していきます。

リンス

リンスはシャンプーの後に使用し、髪の毛をなめらかにしてくれます。

リンスはもともと、アルカリ性のシャンプーを酸性に中和する、中和剤の役割をしていました。

今でも、石鹸シャンプーを使用している人は「りん酢」といって酢でギシギシを中和したりしていますよね。

しかし、シャンプーの質もよくなり、今では中和するものではなく、髪の毛をなめらかに、指通りよくするものとして存在しています。

そして、最近ヘアケア用品の棚からリンスがなくなっていることにお気づきでしょうか?

「リンスインシャンプー」にはリンスの文字はありますが、「リンス」単体ではなかなか売っていません。

男性用の薬用のヘアケア用品にはリンスがあることがありますが、なかなかお目にかかりません。

というのも、コンディショナーが出始め、浸透してしまうと「リンス」はなんとなく古臭い響きになって人気がなくなってしまったのです。

昔、リンスの役目だったものは今、コンディショナーとして私たちの髪の毛を支えてくれています。

生まれ変わったというよりは世代交代したというわけだったんですね。

コンディショナー

コンディショナーはリンスの後を継ぎ、リンスをより効果的にパワーアップさせたものになります。

髪の毛をコーティングして保護します。

コーティングしないと、髪の毛の栄養素や水分が蒸発してしまいますから、とても重要な役割を担っています。

たまにシャンプーだけで済ます、という人もいます。

最近のシャンプーは質もよく、汚れを落とすだけではなく保湿効果もあります。

ですので、洗い上がりも昔のようにギシギシとするわけでもなく、乾かした後もさほどぱさつきません。

だからといって、コーティングをしないとドライヤーの熱や摩擦などで髪の毛も痛み、水分が保てません。

シャンプーの後には必ず、コンディショナーまたはトリートメントをしましょう。

トリートメント

トリートメントは本来、髪の毛の傷んだ部分を補修する役割をしています。

ですから、本来の使い方であれば、

・シャンプーで汚れを落とす

・トリートメントで補修

・コンディショナーでコーティング

の順番になります。

しかし、メーカーによってはシャンプーとコンディショナー、シャンプーとトリートメント、など2種類しか出していないメーカーがほとんどになっています。

ですので、シャンプーのあとにリンス、コンディショナー、トリートメントのいずれかを使用、という使用方法になりますね。

また、コンディショナーはコーティングするだけなので、髪の毛に馴染ませたらすぐに洗がなしても大丈夫です。

トリートメントは髪を補修する成分を髪の毛に浸透させるため、しばらく時間を置いてから流します。

※使用方法や順番はメーカーの使用方法を守ってください。

コンディショナーもトリートメントも両方ラインナップがある場合、普段はシャンプーとコンディショナー、スペシャルケアで週に1,2回トリートメントをプラスする、という人が多いようです。

洗い流すトリートメント、洗い流さないトリートメントとは?

トリートメントには洗い流すトリートメントと、洗い流さないトリートメントがあります。

それぞれの特徴を説明します。

洗い流すトリートメントとは?

洗い流すトリートメントは「インバストリートメント」とも言われていて、バスルームの中で使用します。

使い方はシャンプーの後に髪に馴染ませ、しばらく時間を置いてから流します。

置く時間はメーカーによりますが、だいたい5分〜15分の場合が多いです。

効果的な使用方法は、シャンプーの後、髪の毛に馴染ませたらシャワーキャップや蒸しタオルを巻き、湯船に入浴します。

入浴が終わったら、洗い流します。

時間を置くのと、湯船の蒸気で浸透しやすくなります。

洗い流さないトリートメントとは?

洗い流さないトリートメントはその名の通り、洗い流しません。

ですので、「アウトバストリートメント」とも言われています。

タオルドライをした髪の毛に使用するので、洗面所など浴室の外で使用します。

使い方は適量を手に取り、髪の毛に馴染ませるだけ。

タオルドライをしたあと、濡れ髪に使用するタイプのものと、乾かしてから使用するタイプのものがあります。

2つの違い

洗い流さないトリートメントのほうが効果が高い、と言われていますが、メーカーにもより、個々の髪の毛の状態にもよるので一概には言えません。

大切なのは継続することです。

どちらのタイプも1回使用しただけでは効果がありません。

継続して使用することでダメージも補修され、日中のダメージからも保護されて健康な髪の毛になっていきます。

どちらがあっているのか、自分の髪の毛の状態やヘアケアにかける時間や費用などから選んでもいいでしょう。

洗い流すトリートメントがおすすめなのはこんな時

髪の毛が乾燥していると感じている時。自分を大切にしたい時。

ケアにかけられる時間がある時は洗い流すトリートメントをじっくりと浸透させて、ケアしましょう。

女性は自分自身のケアをすると、ストレス解消になったりします。

疲れている時など、自分のためだけに時間を割くのもおすすめです。

洗い流さないトリートメントがおすすめなのはこんな時

時間がない時は洗い流さないトリートメントがおすすめです。

待ち時間がないので、ケア時間を短縮することができます。

また、外出前に髪の毛のパサつきが気になったときなどにも手軽に使用できます。

朝のヘアケアにも使用できるのもメリットですね。

洗い流さないトリートメントはヘアコロンとしても使える

汗の匂いやタバコの匂い、焼き肉の匂いなど、髪の毛は色々な匂いを吸着してしまいます。

ヘアコロンを使いたいけれど、気に入った香りがない、キツイ香りは苦手、という人は洗い流さないトリートメントでヘアコロンを作ってみましょう。

スプレーボトルに洗い流さないトリートメントと水道水を入れるだけです。

水道水は塩素が入っていますので、1週間くらいなら大丈夫です。1週間を目安に使い切りましょう。

洗い流すトリートメントは使用できないので、注意してください。

まとめ

いかがでしたか?

リンス、トリートメント、コンディショナーの違いを知るとケア方法もわかってきますね。

上手に使い分け、あるいは併用して美髪を手に入れてくださいね。