ヘアケア

薄毛の方必見!しなやかな弾力をつくる鍵となるαヘリックス!欧米人とは髪質が異なる⁈日本人女性の特徴とトリートメント法

日本女性の髪の美しさの核心の鍵を握るのが、α-ヘリックスです。

「しなやかな弾力」とも言われていますが、α-ヘリックスがダメージを受けてしまうと、しなやかな髪にはなりません。

毛髪タンパク質の最小単位がα-ヘリックスです。

それと同様、地肌の角質層の約80%を占めているタンパク質の最小単位もα-ヘリックスなのです。

地肌のバリア機能を担う角質層を保湿・保護することで、本来の美しい髪である基盤となる地肌を整えていくのです。

αヘリックスとは?

アミノ酸はタンパク質を構成する成分で、20種類以上あります。

そして様々な順序で繋がり、多様なアミノ酸の鎖を形成。

このアミノ酸の鎖を「ペプチド鎖」といいます。

αへリックスとはペプチド鎖の構造の一種になります。

特徴は、螺旋状になっています。

そして屏風のようにジグザグ構造をしているペプチド鎖を「βシート」。

それ以外のペプチド鎖を「ランダムコイル」。

「βシート」 「αへリックス」そして「ランダムコイル」のアミノ酸の鎖が、糸クズのように細かくからまり、タンパク質は構成されます。

健康な髪とαへリックスとの繋がりとは?

髪はそのほとんどがタンパク質で構成されています。

αへリックスは髪の中心ともいえる最深部を構成しているのです。

例えるとするなら、イメージ的にはシャープペンシルの芯のような感じですね。

シャープペンシルに例えると、非常に細いと考えてしまいますが、ペンの芯に当たる部分は無数のαへリックスで構成されており、栄養をたくさん含んだ髪毛は、毛髪深部にあるαへリックスの量も豊富なのです。

最新の研究では、日本人の髪は欧米人と比べると、α-へリックスが傷みやすいということが発見されました。

一般的に、日本人の髪は欧米人の髪と比べてみると、傷みやすい傾向にあるのはそのためではないでしょうか。

欧米人の髪の毛は?

髪毛が細いくて、日本人の半分程の細さしかない!

平均的には50~55μm。とても髪が柔らかいため、風が吹くとふわふわとなびきます。

日本人よりもキューティクルが分厚かった!

髪の表面をうろこ状に覆っているキューティクルは、栄養や水分が髪内部から流出しないようにして、潤いを保つ役割があります。

欧米人の髪の毛は、キューティクルが分厚くて、何枚も重なっています。

ダメージに強い髪!

キューティクルの層が厚ければ、ダメージを受けにくいですね。

そのため、日本人の髪に比べると、カラーやパーマをかけた際のダメージが少なくてすみます。

欧米人の髪の毛は、日本人の髪の毛よりも丈夫なこてにプラスして、細くて柔らかいのです。

同じ髪でも違いますね!とても羨ましいのが欧米人の髪ですね。

次に日本人の髪の毛の特徴はどうでしょうか。

日本人の特徴

髪が太くしなりがある!

日本人の髪の毛は、世界的にも太くてしっかりとしています。

髪質によって太さも変わるのが特徴で、日本人の髪だけなのです。

・軟毛→80μm未満
・普通毛→80~100μm
・硬毛→100μm以上という数値が平均と言われています。

キューティクルの傾斜が大きくダメージが大きい!

上記のご紹介したたキューティクルの違いはまだまだあります!

日本人のキューティクルは毛に張りついている傾斜角度が欧米人に比べてると大きく、外部からの負荷を受けやすい。

そして、はがれやすいというのが特徴です。

ダメージのスピードも早い⁈

キューティクルがはがれやすいと、髪の内部が露出してしまい、ダメージを受けやすくなります。

その結果、髪の毛の艶がなくなったり、弾力が弱くなるなどの劣化になります。

つまり、日本人の髪の毛は、太いけどデリケートなので、ダメージを受けやすいのです。

髪毛は何層もの細胞からできています。

その中心にある「コルテックス細胞」の繊維状のタンパク質細胞があります。

その「コルテックス細胞」の中心には「αヘリックス」と呼ばれる部分があります。

日本人はその部分がダメージを受けやすく髪トラブルを起こしやすいのです。

一方、欧米人は日本人と違います。

欧米人はどうなのでしょうか。

実は日本人と違う点は「コルテックス細胞」の中にある「マトリックス」と呼ばれる部分があります。

その部分がダメージを受けやすく髪トラブルを起こしやすいのです。

このように欧米人と日本人の髪毛は、ダメージを受けやすい部分が異なります。

それぞれのダメージ部分にアプローチするヘアケア剤を選ぶ必要があります。

αヘリックスを補給シャンプー

本来、日本人の髪は適度に弾力性のある髪を美しいと言われています。

しかし、パーマやカラーリングをする人が増えていますし、ファッションの一部になってきていますね。

このことから日本人の髪はαへリックスが壊れやすいのが特徴なのです。

パーマやカラーリングをした時のダメージで髪が傷んでいしまい悩んでいる方もいるでしょう。

そこでαへリックスを補給できるシャンプーやトリートメントが色々開発されています。

αへリックスは、【グルタミン酸】というタンパク質に多く含まれています。

グルタミンを配合したシャンプーやトリートメントは、αへリックスを髪に補給ができるため、傷みにくい髪質を作ることが出来ます。

上記のように、αへリックスによる髪のダメージケア効果を目的としたグルタミン酸配合のシャンプーやトリートメントは製品化されていますね。

髪のダメージケアで悩んでいる人にはオススメです。

キューティクルを保つために重要なもの!

髪のパサつきや切れ毛、枝毛などのダメージヘアにお悩みがある方も多いでしょう。

このような髪の傷みには、髪毛には3つの層から出来ており、その中で一番外側にある層のキューティクルが大きく関係しています。

キューティクルは髪が健康な状態の時であれば、髪の内側を守ってくれる働きがあります。

しかし、紫外線やカラーリングなどの影響でキューティクルが傷ついてしまうと、本来あるべき髪の毛の内部にある栄養や酸素が不足してしまい、ダメージヘアになってしまいます。

そのようなダメージからキューティクルを守るために大切なことはpHバランスになります。

pHバランスとは?

酸性からアルカリ性の強さを段階的に表す数値になります。

髪を守る上でこのpHが非常に重要な役割があります。

pHバランスを一定を保つことで安定できるため、髪へのダメージを元の状態へと再生し戻すことが可能になります。

pH値は0~14までの数値があります。真ん中の7が中性です。

それより数値が下がると酸性、逆に数値が上がることでアルカリ性が強くなってしまうのです。

その中で髪の毛にとって理想的なpH値→4.5~5.5の弱酸性になります。肌と同じため、髪だけではなく、肌荒れにも繋がります。

pHバランスの良い人・特徴
pHバランスが整っていると、髪に栄養や酸素が行き届く状態のため、コシや艶のある健康的な髪の状態を保つことに繋がります。
また、弱酸性のpHバランスはキューティクルにも良い影響を与えることができるため、抜け毛が少なくなり、髪質にも良く薄毛予防になるといった効果も期待できます。
さらにpHバランスが良くなると、キューティクルの内側にある「コルテックス」「メデュラ」も守られ1本の髪毛が太く強くなります。
そして、髪や頭皮だけではなく健康なお肌をキープする効果や免疫力を高めることにも繋がるため、身体全体に良い影響を与えてくれます。

pHバランスを保つために必要なこと!
pHのバランスを保つには、pH値が弱酸性の状態になっていることが重要です。
そのためには、ストレス・睡眠不足・不規則な食生活などの生活習慣を見直していくことです。
その中でも特に重要になってくるのが栄養面ですね。
日頃から自分のpH値バランスを把握しながら食事などで酸性とアルカリ性をコントロールし、正常なpH値を維持することがキューティクルを保つことに繋がります。

髪の硬さに合ったヘアケア

年齢を重ねながら美しい髪を保持するためには、自身の髪質を理解した上で、正しいヘアケアをすることが大切です。

空気中外気から髪を健康的にサポートするためにも、「髪の硬さ別のヘアケア法」についてにまとめてみました。

髪の硬さの種類について

一般的に日本人の髪質は「直毛で太い」と言われます。
髪のクセや太さ硬さには違いがでてきます。

硬さについても、剛毛と軟毛に大きく2種類に分けられます。

そして、それぞれにあわせ持った特徴があります。
それは、直毛やくせ毛・太いや細いがありますね。

皆さんはどれに当てはまりますでしょうか。

ヘアケアする際には注意が必要となります。
詳しくは下記をご覧ください。

髪質や硬さに合ったヘアケアを!

剛毛には、「直毛+太い・細い」もしくは「くせ毛+太い・細い」の性質があります。

どちらの場合であっても、髪質が硬いと髪質を変えてセットしやすい髪質にしてからヘアケアができるとセットしやすいですね。

そのために、髪を傷めない洗髪や、ダメージを修復し良質の髪に近づけるハーブエキス100%のシャンプーなどオーガニックのものを選ぶのが一つの方法になります。

軟毛の場合は、髪が柔らかいため、髪内部補修・修復や髪の根元を立たせてくれるシャンプーやトリートメントを選ぶことで、軟毛化が進まないよう健康な髪質に仕上げることが重要です。
(薄毛や脱毛対策として、洗髪にこだわるよりヘッドスパなど、頭皮を柔らかくすることを取り入れることもオススメです)

ヘアケアする際の注意点

ストレスや食生活の変化や加齢や外気(紫外線など)の影響でも、髪の状態は変化してしまいます。

また、乾燥時のドライヤーの当てすぎなど、栄養不足や酸素不足などが髪に悪い影響を与えてしまいます。

正しいヘアケアを心がけることと、栄養の偏りに注意することが大切です。

最近では、傷んだ髪と同時に肌のダメージを修復してくれる嬉しい美容革命的なドライヤーも出てきましたね!

優れた製品を毎日のヘアケアに取り入れて活用することも、年齢に関係なくいつまでも美しい髪を維持するために大切な事です。

自身の髪質に合ったヘアケアで、お洒落なヘアスタイルを楽しむことをオススメします。