ヘアケア

加齢による薄毛に逆らう!女性は若いうちから対策を

人間の老化は年々進んでいきます。

生きている限り逆らうことができない自然現象ですが、髪も現れてくるため対策をしていかなければ一気に老け込んでしまう原因を作り出すのです。

アンチエイジングという言葉があるように、歳の流れに合わせるのではなく、薄毛にならないように逆らうのも大切になるでしょう。

年齢とともに薄くなる髪

年齢とともに髪も力を失い、だんだんと薄くなっていきます。

女性の場合、頭部の一部から薄くなるといった形ではなく、加齢を原因とし全体的に毛量が減ってくるびまん性脱毛症が基本です。

加齢は誰にでも訪れるものであり、決して逆らえるものではありません。

人間が生物である限り、必ず訪れるのです。

問題は、この影響をどのように捉えるかにあります。

影響を受けたまま、時間の流れに任せていくのか、それとも年齢を重ねても影響をできるだけ小さなものにするかです。

その考え方の基本となるのがアンチエイジングと言っていいでしょう。

年齢を重ねていくと、肌に影響が出てくるのは誰でも理解しています。

それと同じことが、髪にも起きます。

しわやたるみなど気になることが起きるように、髪は細く力がなくなり、やがて髪が薄く見えるようになるのです。

同じ本数を維持していたとしても、力のない髪が増えていけば、地肌が見えるようになります。

ボリュームがだんだんと失われていくだけで、薄毛に見えるようになるのです。

そうならない為にも、予防をしていかなければいけません。

徐々に体に影響が見られるようになってくるのですから、できるだけ早い段階から加齢に対する予防策を講じていく必要があるでしょう。

薄毛とヘアサイクル

アンチエイジングという言葉はだいぶ浸透してきました。

ですが、一体いつから始めるべきなのか悩むところもあるでしょう。

年齢的に見ると、お肌の曲がり角と呼ばれる25歳は、肉体的にもピークを迎えつつある時期です。

この時期を境目に体は衰えを見せてくるため、徐々に対策をしていかなければついていけなくなります。

それでも大事なことは、気がついた時にはスタートを切るというところになるでしょう。

どんな年齢でも、老化自体を食い止めるように努力していくことに意味があります。

自分を鏡で見た時に、老けたなと思うと、精神的にも辛い感じを受けることが出てきます。

これは精神的にもマイナスな面を生み出しているからであり、アンチエイジングを進めることで、精神的なストレスを減らせるのです。

ストレスがかかると、血管が収縮していきます。

人間の体として防衛機能が働くためで、頭皮のような命に関わらない部分には血液を送らず、大事な内臓などに送るようにシフトするのです。

当然薄毛が進んでいく状況を生み出すため、アンチエイジングとともにストレスを減らす努力もしなければいけません。

ヘアサイクルの面で見てみなければいけない部分もあります。

人間には髪が生えてくるサイクルが存在しており、正常であれば薄くなったりしないようにできているのです。

女性の場合だんだんヘアサイクルが乱れて来ますが、その原因にあるのはホルモンのバランスになります。

年齢とともに女性ホルモンの分泌が減少していく、男性ホルモンとのバランスが崩れてしまうのが更年期です。

男性ホルモンが優位に立つと、髪の成長を司っている毛乳頭に対し、成長しないような信号を送ってしまいます。

これが薄毛になる大きな原因の一つであり、大きな妨げとなるのです。

アンチエイジングを考える上でも、この仕組みが大きな意味を持ちます。

食事による老化に対抗する方法

加齢による薄毛に対して対抗しようと思った場合、大切なのは食事による対処法です。

普段の生活の中に取り入れられる方法で、体の負担も高めずに済みます。

しっかりと栄養を含んだ食事を取れば、頭皮にも十分に送られてきます。

栄養不足に陥ると、どのような信号が与えられても、髪を作り出すための材料がありません。

普段の食生活の中でも、十分に注意しなければいけない点です。

髪はほぼタンパク質で構成されているのが特徴で、良質な栄養素がなければ作れない構造となっています。

亜鉛やビタミンなどもバランスよく摂取しなければいけません。

重要な食材として、大豆が挙げられます。

女性ホルモンと似た役割をしていく大豆イソフラボンが含まれているからです。

年齢とともに女性ホルモンが減少していく中で、大豆を食べていけばリカバーすることができます。

ただし、大豆と言ってもなかなか食べ続けていけるものではありません。

そこで大豆を加工した食品をうまく使うというのがポイントです。

豆腐をはじめとした食品類は、日本人には馴染み深いものになるでしょう。

他にも納豆などもありますし、日常生活の中に取り入れていくのは難しい問題ではありません。

洋食中心の食生活にするのではなく、和食を見直してみるだけでもかなりの違いが出てきます。

ミネラルを取るために海藻類とも重要ですし、亜鉛の摂取量を増やすためにナッツ類もいいでしょう。

一つの食材にこだわるのではなく、ビタミンなどもバランスよく摂取できるように野菜と織り交ぜながら、多くの食品を摂取するのが大切です。

木を見て森を忘れてしまえば、アンチエイジングには繋がりません。

運動をするのも大切

健康な体を維持するというのは、アンチエイジングの大事なポイントになります。

老化を抑えるためにも、健康状態の維持は欠かすことができないからです。

食べ物やサプリメントなどだけではなく、体を動かすという日常の習慣を忘れてはいけません。

テレワークなどが多くなってきた昨今では、体を動かす機会がどんどんと減少していきます。

体を動かしていなければ、血液の循環は促進されません。

人間の体は心臓が血液を送り出しますが、これだけでは全身に巡って行くには力が足りないのです。

そこで、体の各所にある筋肉が動くたびに、血液を送り出すポンプの役割をしています。

一緒にその時に発生した熱を伝えていくため、冷え性の予防にもつながるのです。

体を動かしていないと、筋肉は徐々に衰えていきます。

衰え始めた筋肉を取り戻すのは容易なことではありません。

筋肉の力が少なくなれば、それだけ血液を送り出す力も弱まります。

頭皮に適切な量の血液が送り込まれにくくなり、ヘアサイクルの乱れが出てくるようになるのです。

アンチエイジングの面から考えてみた場合には、血液が老廃物を運んでくれるというのも忘れてはいけないポイントです。

体の各所に溜まった老廃物をそのままにしておけば、体にダメージを残してしまうのは容易に想像できるでしょう。

血液がうまく循環していると、必要な栄養を受け取りやすく、このような老廃物も排出しやすくなります。

体をサビつかせて行かないためにも、日常的に運動を取り入れるのが大切です。

何も難しい運動をする必要はありません。

有酸素運動として、少しでも歩く時間を作ったりするだけで違いが出てきます。

ダイエットにもつながりますし、余計な脂肪を燃焼させるタイミングも出来上がります。

ただし条件があり、体が温まるまでには連続で20分以上の運動が必要となるので、ある程度時間をかけて運動していくことが大切です。

まとめ

加齢による薄毛は、逆らえない部分があるのは間違いありません。

しかし、少しでも影響を遅らせて行くことはできます。

薄毛が目立つようになってきたと気がついた時には、すでに進行している状態ですが、これ以上進まないようにするためにも、アンチエイジングに関わることを始めていきましょう。