ヘアケア

亜鉛ってどうやってとれば?女性の薄毛にも良い食べ方はこれ

薄毛対策として亜鉛が有効であるとしても、一体どんなものか理解している人はそこまで多いわけではありません。

普段の生活でも亜鉛を摂取している可能性もあり、サプリメントを利用するという人もいるはずです。

自然に摂取するのが一番ですので、亜鉛の存在を理解しつつ、食べ方を生活の中に取り入れていくといいでしょう。

亜鉛とは何か

そもそも亜鉛とは何かと言えば、ミネラルの一種です。

ここから大事なポイントですが、ミネラル自体は五大栄養素といわれるものの一つです。

大事だと言われることが多いミネラルですが、血液や骨を作るためのカルシウムも含まれます。

もっと細かく分解していくと、酸素、炭素、水素、窒素以外で体の構成を行う物質なのです。

体の中で作ることができないのがミネラルで、必須ミネラルと呼ばれているものは体の外から摂取してこなければいけません。

この必須ミネラルの一つとして挙げられるのが亜鉛です。

亜鉛の役割は色々とあり、味覚や嗅覚を正常に働かせるために必要となります。

体を維持するためには絶対に無くてはならないものの一つであり、生命活動としても必要です。

亜鉛が大切とされている理由の一つが、タンパク質を他の組織に変えるという役割があります。

タンパク質も食事として摂取していきますが、あまりにも大きな存在で、血液で運んで行くことができません。

そこでいったん分解し必要な場所で再構成するのです。

そのために必要なのが亜鉛であり、髪を伸ばすためにも欠かすことができません。

亜鉛の1日の摂取量は、推奨されている数値で成人男性で約10mg、女性の場合で約8mgとなっています。

ミリグラムと言うとなかなかわかりにくい数値となりますが、亜鉛不足となってしまうと、どんな優れた育毛方法をとっても何ら意味がありません。

逆に多くなりすぎてしまっても過剰摂取の問題が出てくるのは亜鉛の注意点です。

そのため、できればサプリメントではなく、普段の食事で摂取できるようにコントロールしていくのが大切となります。

過剰摂取の目安となる数値は、成人男性で40mgから45mg、女性の場合には35mgが限界として設定されていますので注意しなければいけません。

過剰摂取になると、副作用がいられるようになり、銅の吸収を阻害した結果、銅欠乏症になる可能性が高まるのです。

貧血やめまいが見られるようになり体の不調を訴えるため、過剰摂取にならないようコントロールしなければいけません。

動物性の食材とは縁

日頃の生活の中で亜鉛の過剰摂取になる可能性は、まずありえないと思っていいでしょう。

亜鉛は体内に入っても吸収の効率が悪く、なかなかうまく取れないミネラルのひとつです。

長期的に過剰摂取するようなことはほとんどできないため、まず心配はありません。

逆に亜鉛の不足が起きる方が心配であり、食材としても限られたものになってしまいます。

相当意識して摂取するようにしても、なかなか必要量を満たせなかったりするのです。

亜鉛を豊富に含む食材として知られているのは牡蠣やうなぎです。

特に牡蠣に豊富に含まれていることはよく知られており、100g当たり13.2mgと飛び抜けた含有量を持っています。

次に豊富とされている煮干しと比較しても、倍近い含有量を持っています。

うなぎもよく知られてはいますが、100g当たり2.7mgと牡蠣とかなりの差があるのです。

よく紹介される二つの食材ではありますが、これらを毎日食べることは不可能に近いでしょう。

うなぎや牡蠣ばかり食べ続けることは、現実的にできることではありません。

どんなに好きな人でも飽きてきてしまいます。

費用的な問題を考えても、現実的な話ではありません。

栄養の偏りが出てしまう可能性もあり、もっと別の方向で接種を考えていく必要があるでしょう。

植物性のものにも亜鉛は含まれる

亜鉛が含まれているのは何も動物性の食材だけではありません。

植物性の食材にも色々と含まれています。

その中でも有名なのは、アーモンドなどのナッツ類です。

プロセスチーズにも含まれていますが、100g当たり4.4mgとうなぎよりも多かったりするのです。

ただし、アーモンドのようなナッツ類をうなぎと同じような量食べるというのは、こちらも現実的な話ではないでしょう。

ところが、日本人にとって馴染み深い食材の中にも、亜鉛を多く含んでいるものがあります。

それが多くの人が朝食に食べている納豆です。

納豆が嫌いな人もいますが、亜鉛の含有量は100gあたり1.9mgと結構な量が含まれています。

ひとパックあたり大体50gですので、2パック食べるとかなりの亜鉛が補給できるでしょう。

実際に他のメニューと組み合わせしやすく、食べ方を変えるだけで毎日摂取することもできるはずです。

特に胡麻やわかめ、焼き海苔などにも亜鉛が含まれているため、味噌汁や食べ方を変えたりしながら摂取量のコントロールをすればかなりの違いが出てきます。

忘れてはいけないのは、お米にも100g当たり0.6mg含まれている点です。

納豆や海苔など思うご飯と一緒に食べることが一般的ですが、普段から気をつけておくとかなりの摂取量が期待できます。

亜鉛を摂取する時のレシピ

亜鉛を摂取する時に重要なのが、どのような調理方法にするのかです。

亜鉛は体の中で吸収する効率が悪く、なかなか必要量に達しない栄養素になります。

その理由の一つが、カルシウムや食物繊維、カフェインやタンニンといった物質と結びつきやすく、一緒に体の外へ排出されてしまうのです。

これが効率を落としている原因となります。

逆に相性がいいのはビタミンB群やビタミンCです。

これらのビタミン類と一緒に摂取すると吸収効果を高めてくれます。

これを踏まえた上でレシピをお考えていく必要がありますが、亜鉛の含有量が多い貝類とひじきなどの海藻を組み合わせたあさりひじきご飯はとても有効なレシピです。

研いだお米に対してむき身のあさりとひじきを加えて炊き上げるだけですが、醤油やお酒を加えて軽く味付けをし、整える程度の塩を加えて炊き上げれば、美味しい炊き込みご飯に変わります。

一回だけ開けておけば小分けにして冷凍にして食べるといった方法も取れるでしょう。

定期的に食べたとしても、むき身のあさりなら値段も抑えられますし、そこまで飽きるレシピではないため、定期的に食卓に並べることができるはずです。

牡蠣も生牡蠣でなければそこまで値段がはりません。

ただし、なかなか食べ方のバリエーションがつかないのも牡蠣の特徴です。

そこで食べやすく仕上げるのが、牡蠣のソテーで家庭でも簡単に作れます。

牡蠣に塩をふり、キッチンペーパーなどで丁寧に水を切って片栗粉をまぶし、後はフライパンバターを入れてゆっくりと炒めてきます。

中火で5分程加熱すると焦げ目が付いて来るでしょう。

この段階で少しだけ醤油を入れて香りをつければ出来上がりです。

非常に簡単な調理方法ですが、かなりおいしく食べられるレシピで、レモンなどの柑橘類を絞って食べればビタミンCと同時に摂取できます。

これで効率をアップできるため、亜鉛の摂取したい時には有効なレシピです。

同様にカキフライを食べる時も、レモンを絞って食べると良いでしょう。

まとめ

亜鉛は薄毛対策のために必要なミネラルです。

摂取する時には、できるだけ効率の良い食べ方をしていく必要があります。

相性の悪いカルシウムや食物繊維も、体にとって大切な栄養素です。

組み合わせ次第でお互いを高めることができますので、どちらも摂取するように心がけて行きましょう。