女性の薄毛

40代女性に多い髪の悩みは◯◯だった!薄毛にならないために今からできることとは?

40代に入るとさまざまな体の変化とともに、髪に関する悩みも増えてきます。

白髪が増えたり、髪のハリやコシがなくなりボリュームダウンするなど、髪質の変化に気づいている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、40代の女性に多く見られる髪の悩みや、薄毛や抜け毛を防ぐために今からやっておくべきことについて、詳しく見ていきたいと思います。

40代女性に多い髪の悩みとは?

以下では、40代以上の女性の多くが抱えている髪の悩みについて詳しく見ていきたいと思います。

白髪が増える
 
髪の色は、メラノサイトで生成されるメラニン色素の量により決まるため、メラニン色素の多い方は黒髪になり、色が薄くなり髪が茶色がかっている方ほどメラニン色素の量が少ないと言えます。

髪の成長サイクルには、髪が伸びる成長期、成長が止まり髪が抜け始める退行期、新たな髪が生える準備段階の休止期の3つがあります。

退行期に髪が抜けると色素細胞も一旦失われてしまいますが、休止期を経て新たな髪が生えてくる際には、メラノサイトの働きにより黒い色の髪が生えてきます。 

しかし年齢を重ねてくると色素細胞の働きが衰えたり、細胞自体の数が減ってきてしまうため、メラノサイトで十分にメラニン色素が生成できなくなり白髪が生えてくることが多くなってしまいます。

その他にも白髪が増える原因としては、遺伝的要素や不規則な生活習慣、ストレスなど挙げられます。

髪が細くなりハリやコシが失われる

年齢を重ねていくと、髪が細くなりハリやコシが失われてうねりやくせ毛に悩まされるようになります。

髪の成長に必要な栄養素は、頭皮の毛細血管を通して運ばれていますが、加齢により血管が老化すると血流が滞りがちとなり十分に行き届かなくなります。    

そのことにより髪が細くなっていきボリュームダウンしてしまうため、分け目やつむじの髪の薄さが目立つようになったり、ヘアスタイルがうまくきまらなくなってしまいます。

40代になると髪の悩みが増える原因とは?

ここでは、40代以上になるとなぜ髪の悩みが増えていくのか、その理由について詳しく見ていきたいと思います。

女性ホルモンのエストロゲンの減少

40代になり髪質に変化が現れるのは、髪の成長サイクルやハリやコシを保つために大きく関わっているとされる、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量の変化が少なからず影響しています。
 
エストロゲンの分泌量は20代後半に最も多くなり、40代に入るとだんだん少なくなっていくと言われています。

エストロゲンの減少は、女性の卵巣機能の衰えが原因であるとされています。

生殖器の中でも、卵巣は卵子を育てる重要な役割を担っている器官ですが、卵巣の働きが徐々に弱まり閉経への準備を始めるようになると、当然エストロゲの分泌量も減少していきます。

さらに閉経を迎えて更年期に突入すると、急激にエストロゲンの分泌量が減少するため、ひとつの毛穴から生えてくる髪の本数が少なくなり、髪が細くなり全体的にボリュームダウンしてしまいます。

また髪の成長サイクルの変化により、抜け毛の量が増えて薄毛が気になり始めるのも、この時期であることが多いようです。

生活環境の大きな変化

近年晩婚化がどんどん進み、30代半ばを過ぎて結婚し、40代で初めて出産を経験するという方もけして珍しくはなくなってきました。 

また40代は仕事や子育て、家事などに終われ毎日忙しく慌ただしく過ごしているなど、以前と比べて女性のライフスタイルにも大きな変化が現れています。

そんな中で仕事や人間関係のストレス、また夫婦間や子育てに関する悩みなどが重なると、女性ホルモンの働きに悪影響を与えてエストロゲンの分泌量が減って抜け毛が増えたり、自律神経のバランスが悪くなることにより頭皮の血行不良を引き起こし、頭皮環境の悪化につながることもあるため注意が必要です。

ストレスの蓄積

ストレスは体のさまざまな部分に悪影響を与えますが、頭皮や髪もその例外ではありません。

自分でも気づかないうちにどんどんストレスが溜まっていき、それが頭皮の血行を滞らせて髪の栄養不足につながり、髪が細くなったり抜け毛や薄毛の引き金になる可能性も十分に考えられます。

睡眠不足

睡眠不足が続くと、ストレスが溜まり体調不良の原因となるだけではなく、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが乱れることにより睡眠の質が低下してしてしまい、髪の成長に欠かせない成長ホルモンの分泌量が減少して、抜け毛の増加や薄毛の進行につながってしまいます。

間違ったヘアケアによる頭皮や髪へのダメージ

シャンプーを怠ると髪や頭皮が汚れ、皮脂で毛穴がつまり頭皮環境の悪化につながるため注意が必要です。

また頭皮を洗う際にしっかりシャンプーを泡立てていなかったり、爪を立てて洗うと、髪同士が摩擦を起こしてダメージの原因となったり、頭皮に傷が付いてしまい炎症を起こしてしまう可能性もあるため気をつけましょう。

また洗浄力の強いシャンプーを使用したり、一日に何度もシャンプーを行うと、頭皮を外部の刺激や乾燥から守るために必要な皮脂まで洗い流してしまうため、洗浄力の優しいアミノ酸系のシャンプーを使用したり、シャンプーするのは多くても一日に1~2回程度に留めておくことが大切です。

40代女性の髪の悩みを改善する方法とは?

以下では、40代の女性の髪の悩みを改善して、薄毛や抜け毛を防ぐための具体的な方法について詳しく見ていきたいと思います。

食生活を見直す

髪の約9割以上はケラチンというタンパク質からできています。

ですからタンパク質を多く摂取することが可能な肉や魚類、女性ホルモンに似た働きをすると言われているイソフラボンが多く含まれている豆腐や納豆などの大豆製品を、積極的に毎日の食事のメニューに取り入れるようにしましょう。

またタンパク質を効率的に体内に取り込むために、ビタミンA、B6、Eに多く含まれている緑黄色野菜や青魚、植物油やナッツ類などのビタミン類の摂取を心がけることも重要です。

さらに同様に、鉄やヨウ素、亜鉛などのミネラル類を摂ることも大切となります。   

これらの栄養素を含めて、毎日できるだけバランスの取れた食生活を送るように気をつけてくださいね。

質のよい睡眠を取る

髪の成長には、質の良い睡眠が必要不可欠となっています。

特に副交感神経が優位に働く22時~深夜2時の間に深い睡眠を取ることができれば、髪の成長ホルモンの分泌量が増加して健康的な髪を育てることができるとされています。

ですからできれば毎日0時前には就寝して、6~8時間は睡眠時間を確保するようにしましょう。

適度に体を動かす

運動すると血流が促され、頭皮へ栄養素や酸素を運ぶことができるため、抜け毛や薄毛の予防にも効果が期待できます。

また適度な運動はストレス解消にもつながるため、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動、ストレッチなどを日常生活の中に積極的に取り入れていきましょう。

シャンプーの方法を見直す

シャンプーを選ぶ際には、髪に優しい洗浄成分が含まれている、保湿効果の高い商品を選ぶようにしましょう。

また頭皮を洗う際にはゴシゴシと強く頭皮を擦るではなく、マッサージするような感覚で優しく行うようにするといいですよ。

さらにシャンプー後はコンディショナーなリンスを使用して、髪の表面に保護膜を作り外部の刺激や紫外線から守ってあげるようにしてください。

頭皮マッサージを行い血行を促進する

頭皮の血行が滞ると、髪を生成する頭皮の毛母細胞に髪の成長に必要な栄養素や酸素行き届かなくなってしまうため、できれば毎日頭皮マッサージを行うように心がけましょう。

紫外線対策を行う

肌と同じように、頭皮や髪も紫外線を浴びると日焼けをしてダメージを受けます。

さらに紫外線のダメージにより、体内で活性酸素が発生し老化を早め、薄毛や抜け毛を招いてしまうため注意する必要があります。

紫外線から髪や頭皮を守るためにも、日傘や帽子、また頭皮用の日焼け止めなどをうまく活用するようにしましょう。
  
またヘッドスパや頭皮用の美容液を使用するのも、頭皮を保湿して髪を守るためにおすすめですよ。

まとめ

40代を境に髪のハリやコシが失われたボリュームが減ってきたり、白髪が目立つようになるのは、今後薄毛や抜け毛が進む前兆であるとも言えるため、くれぐれも注意が必要です。

しかし幸いにも女性の薄毛や抜け毛の症状は男性よりも比較的ゆっく進行していく場合が多いため、早めに対策を講じておけばそれらを防ぐことも可能となっています。

そのためには普段から抜け毛の多さをチェックしたり、髪質の変化に注意するなど心がけることがとても大切です。

またいつまでも健康的で若々しい髪を保つためにも、これまでの食生活やヘアケア方法などを見直してみることも大切であると言えるでしょう。