近年では年齢・性別を問わず、髪への関心は高く、様々なヘアケア商品が販売されていたり、薄毛対策方法が豊富に展開されていたりします。
技術の発展でかなりの髪の毛を美しく見せたり、健康的に保持したりすることができますが、まだまだ髪のトラブルは尽きません。
そこでこの記事ではよくある髪のトラブルに関する質問や悩み、疑問を質問形式でまとめ、一つ一つ細かに答えをまとめました!
自分の悩みや疑問に同じような内容があれば、是非参考にしていただいて健康的な髪の毛を保っていきましょう。
Contents
- 1 Q:朝シャン(朝シャンプー)は髪の毛を傷めるとよく言われていますが、本当なのでしょうか?
- 2 Q:髪の毛を伸ばしていると枝毛・切れ毛が目立って多くなり困っているのですが、良いお手入れ方法はありますか?
- 3 Q:ドライヤーを毎日使っていますが、毛先が赤くなってきました。どうしてですか?
- 4 Q:パーマとヘアカラーをしていますが、とても髪の毛が傷み、ハリやコシがなくなってきました。良いお手入れ方法はありませんか?
- 5 Q:年齢とともに髪の毛が薄くなってきたようですが、女性でもはげるのですか?
- 6 Q:出産後、抜け毛がひどくて困っています。回復するのか不安です。
- 7 Q:白髪が目立ってきたので、初めて自分で染めたいと思っているのですが、不安です。髪の毛は傷みませんか?
- 8 まとめ
Q:朝シャン(朝シャンプー)は髪の毛を傷めるとよく言われていますが、本当なのでしょうか?
A:朝シャンをしたからといって、特別に髪の毛を傷めることはありません。
日本人の清潔志向やシャワーの設備の充実に伴って、シャンプー頻度は増加傾向を示し、朝シャンをする人もいるようです。
洗髪頻度の増加が、髪の毛に悪い影響を与えているのかどうかを見てみると、洗髪頻度の高い人ほど痛みが少ないということが分かっています。
これは、洗髪頻度の高い人ほど髪の毛に対する意識が高く、日頃のヘアケアもきちんとしているからだと思われます。
したがって洗髪頻度の上昇や朝のシャンプーが、髪の毛に対して悪影響を及ぼすということはないと結論付けられます。
正しい洗髪習慣が、ヘアケアの基本です。
清潔で美しい髪の毛をいつまでも保ってください。
Q:髪の毛を伸ばしていると枝毛・切れ毛が目立って多くなり困っているのですが、良いお手入れ方法はありますか?
A:一旦枝毛になってしまうと、元の状態に回復することは不可能です。
枝毛にならないように、日頃のお手入れが大切です。
もし枝毛ができてしまった場合は、毛先のカットをするより他に方法がありません。
髪の毛が長いと、それだけ外部からの刺激を受けることになりますので、枝毛・切れ毛などが目立ちます。
最近はロングヘアーの女性もかなり多くなり、枝毛や切れ毛の悩みが多く見られます。
最近では枝毛をケアする製品も出てきていますが、一時的には滑りを良くしても、根本的な修復効果は期待できません。
Q:ドライヤーを毎日使っていますが、毛先が赤くなってきました。どうしてですか?
A:毛先が赤くなるのは、髪が傷んでいるからです。
原因としては、ドライヤーの熱や紫外線などが考えられますが、このような場合は髪の痛みがかなり進んでいると思います。
枝毛や切れ毛が目立つようならカットしましょう。
ドライヤーは直接髪の毛に接触させると、100℃以上にもなりますので、次のことに注意してください。
➀シャンプーの後、タオルでゴシゴシ摩擦せずに、たたくようにして髪の毛の水分をできるだけとるようにしましょう。
②ドライヤーを使うときは、まず半乾き(触ってみて少し湿り気が残っている程度)まで、根元の部分を指で持ち上げて温風を送り乾かします。
③長い髪の毛をスタイリングする場合は、ブロッキングして襟足の部分より少しずつ仕上げていくと、ドライヤーが何度も同じ場所にあたらずにすみ、髪の毛を傷めません。
④ドライヤーは1か所に長時間当てないようにし、10cm以上離して、動かしながら均一に乾かすようにしてください。
Q:パーマとヘアカラーをしていますが、とても髪の毛が傷み、ハリやコシがなくなってきました。良いお手入れ方法はありませんか?
A:パーマ剤やヘアカラー剤は一般的にアルカリ性が強く、髪の毛を傷めやすい性質があります。
回数が多くなると傷みはひどくなりますので、なるべく回数を減らす工夫が必要です。
パーマとヘアカラーを行いたい場合は、同時にしないで、パーマをかけた後、1週間くらい間をあけてから、ヘアカラーをしてください。
また、ヘアカラーは毎回全体染めをせずに、1~2回根元の未染毛部分のみを染める部分染を行い、2~3回に1回くらいの割合で全体を染めるようにすると、髪の毛への負担を軽減できます。
日常のお手入れとしては、シャンプーも髪の毛への刺激が弱いものを選び、トリートメントは毎回続けて行いましょう。
タンパク質などのコンディショニング成分を配合しているものを使うと、髪の毛にハリやコシが出ます。
とてもデリケートになっていますので、ブラッシングなども無理にしないように心掛けてください。
Q:年齢とともに髪の毛が薄くなってきたようですが、女性でもはげるのですか?
A:女性でも髪の毛は年齢とともに細くなり、本数も減少しますが、一般的に男性のように、はげることはありません。
通常でも一日に50~100本抜けてしまいますので、その範囲ならあまり心配ないと思われます。
しかし、加齢とともに毛周期(ヘアサイクル)が短くなり、抜け変わる髪の毛も多くなるため、もともと髪の毛が細くて薄めの方は、気になるものと思われます。
手入れとしては、抜けることを気にしすぎて、頭を洗いすぎなようにするという方もいますが、それは間違いです。
不潔にすると頭皮が汚れて、正常な髪の毛の発育を妨げますので、正しい洗髪によって清潔にすることが大切です。
また育毛剤などを使用して、頭皮の血行を良くすることもいいでしょう。
Q:出産後、抜け毛がひどくて困っています。回復するのか不安です。
A:一時的に抜け毛が起こることはありますが、心配はいりません。
頭髪は女性ホルモンの影響を受けています。
妊娠後期はそのホルモンの影響を受けて、さらに成長期が延長されます。
そのため一時的に抜け毛の本数が減少します。
出産後、正常なホルモンの状態に戻ると、その反動のように、一斉に休止期に入り脱毛し、出産後2~3か月経つと脱毛が始まり、6か月ぐらいまで続きます。
そのため抜け毛の増加に驚くことが多いかもしれませんが、その後の体力の回復とともに、自然に元の状態に戻りますので心配はありません。
避妊用のピルを服用すると、妊娠後期と同様な身体の状態になり、服用を中止すると脱毛数が増加するので、メカニズムは同じといえるのです。
Q:白髪が目立ってきたので、初めて自分で染めたいと思っているのですが、不安です。髪の毛は傷みませんか?
A:初めてヘアカラーをするときは、特に白髪の場合、途中でやめることが難しいので勇気がいるものです。
髪の毛の痛みについては、染めない場合と比較すれば多少傷みやすくなります。
しかしトリートメントをするなど、日頃のヘアケアに十分気を付ければ、傷みを最小限にすることができます。
ヘアカラーは次のような手順で上手に染めてください。
➀色選び
自分の髪色や白髪の量により色の出方が変わりますので、やや明るめの色で試すといいでしょう。
②パッチテスト
ヘアカラーはまれに肌に合わずにかぶれる人があります。
必ず説明書を読みながらパッチテストを行ってください。
③注意事項は守りましょう
ヘアカラーは染料です。
つくと落ちなくなりますので、爪、顔などにつかないように注意してください。また絨毯や衣類も同じです。
④使い方
混合液は残っても後日使うことができません。早めに髪の毛に漬けて、説明書通りに使ってください。
白髪の場合は、気になるところを一番先に染めるようにします。
染めにくい生え際などはコットンなどにつけて、当てておくのもいい方法です。
髪や頭皮のトラブルは原因を把握し、適切な対策をとりましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事ではよくある髪の毛のトラブルや悩みなどを、Q&A形式でご紹介してきました。
今回ご紹介しきれない悩みなどもたくさんありましたが、基本的に共通しているのは、日頃のヘアケアが大切ということです。
頭皮を清潔に保つことによって、元気な髪の毛も生えてきますので、正しいヘアケア習慣で健康的な髪の毛を維持していきましょう。