40代の女性7割が髪の悩みがあるという回答がありますが、近年は若い20~30代の髪の悩みも増えてきています。
今の時代女性も男性と変わらずバリバリに仕事をこなし、結婚しても変わらずそのスタイルを築く方も少なくはありません。
そうしたストレスなどから薄毛に悩む若い女性が増えつつあるのです。
しかし、若い薄毛なんて誰にも言えないし、恥ずかしいし、笑われちゃうと思う方、決してそうではありません。
女性の薄毛も男性のように治療する時代なのです。
でもどこに相談したらいいのか、本当に改善されるのか気になりますよね。
日常生活の改善も必要ですが、治療ももちろん必要になってきます。
決して怖がらず、恥ずかしがらず、治療に積極的になれるように紹介します。
どうして若い薄毛が増えているのか?
まず、どうして若い女性の薄毛が増えているのかですが、序文でも紹介したように、仕事をバリバリこなす女性が増えてきているというのも一つです。
しかし、ほかにも、生活のスタイルや食事などによっても髪にダメージを与えているのです。
ストレス
男性と変わらずバリバリ仕事をこなす女性が増えているということは、その分ストレスが溜まりやすくなっているかもしれません。
朝早くから夜遅く残業して帰宅して疲れてしまい、人間関係やハードなスケジュールをこなしている方もきっと多いはずです。
そういったところから負担がかかって気付かないうちにストレスになっているのかもしれません。
ストレスがたまるということで体の血行が悪くなることがあります。
血行が悪くなるということは頭皮の血の巡りも悪くなっていくのです。
血行不良が起こることで頭皮に十分な栄養が行き届かず、そこから薄毛につながることもあるのです。
ストレスを発散できるような趣味や時間をとるようにしましょう。
食事
ストレスから食事に走ってしまう方もいるかもしれませんが、一人暮らしで疲れて時間がないと、どうしてもレトルトや冷凍食品、外食などで済ませてしまう方もいるかもしれません。
もしくはストレス発散のために暴飲暴食してしまったりと、偏った食事が薄毛の原因になってしまいます。
最近は安く外食を済ませられるので、外食になるとついついカロリー高めなものや脂っこいものに偏ってしまいます。
必要以上の油分をとると、頭皮の毛穴に皮脂がたまって髪の成長を妨げてしまいます。
髪に必要な栄養は「タンパク質・亜鉛・ビタミン・ミネラル」といったものです。
これらをバランスよく摂るのはなかなか難しいかもしれませんが、健康な髪を保つためにもなるべく意識した食事やサプリメントなどを調整して摂取すると良いでしょう。
睡眠不足
髪の成長は夜の睡眠時間が一番活発に行われています。
特に午後22時から午前2時の間は、お肌だけでなく髪のゴールデンタイムといえるくらい重要な時間になってきます。
この時間の睡眠確保が難しい方でも、最低でも6時間の睡眠時間は確保してあげると良いでしょう。
また良質な睡眠をとるためにも夜食や間食、パソコンやスマホの直前の使用はなるべく控えましょう。
良質な睡眠も薄毛予防に大きく役立ってきます。
日常生活の乱れが薄毛を引き起こしてしまうことが挙げられています。
若いから大丈夫、という考えはあまりよくないですし、現に若い女性の薄毛が増えているので、そうならないためにもある程度決まった時間を作ることが大切です。
女性の薄毛ってどこで治療するの?
では肝心の治療のお話ですが、どこで治療するのかというと皮膚科が一番身近な存在かもしれません。
しかし、いちばん最適なのは『頭髪専門外来』です。
初めて聞くかもしれませんが、街中には専門外来が結構あるのです。
地方ではまだ普及は少ない方ですが、美容クリニックとして治療してくれる病院が多いかもしれません。
病院のようなところではなく、お洒落な雰囲気が印象的です。
女性専門の頭髪外来もできているので、近隣にお住まいの方は気軽に行けるのではないかと思います。
また駅の地下に開院していることもあるので結構便利です。
また、病院と違い土日も診察を行っているクリニックが多いので、仕事が土日休みの方も安心して受診できるかと思います。
医師も女性の方が多い印象で、初診時のカウンセリングにて悩みを話すといいですね。
クリニックによってはカウンセリングが無料のところもあります。
おそらくカウンセリング後に診察が始まり、血液検査などを行い、薬での治療がメインになってくるのではないでしょうか。
これは個人個人に合った治療方法になってくると思いますので、受診してみないとわかりませんね。
薄毛の具合によって変わってくると思いますので、まずはカウンセリングからぜひ行ってみましょう。
女性の薄毛にはいくつか種類がある
薄毛の種類といってもピンときませんが、実は薄毛にはいくつか○○脱毛症という名で特徴があるので紹介します。
ぜひ当てはまるものがあるかセルフチェックしてみてください。
〇びまん性脱毛症
女性の薄毛で一番多い症状です。
主にストレスやホルモンバランスの変化によって起こる脱毛症です。
特徴としては全体的にまばらに髪が抜けていくというものなので、分け目が目立つと感じた方はこの可能性があります。
〇牽引(けんいん)脱毛症
普段髪の毛を結ぶ方が起こる脱毛症です。
特に髪を強く引っ張るような結び方をすることが続くと、この脱毛症になる恐れがあります。
アップヘアやポニーテールなどがよく上げられる例です。
生え際などが薄くなるケースが多いです。
〇円形脱毛症
名前の通り一部分が丸く抜けることを指しますが、抜ける形は丸だけではありませんので、一部分のみ脱毛が起きて頭皮が見えるくらいの方はこの脱毛症の疑いがあります。
原因としてはストレスやアレルギーによるものが多いとされていますが、現在の医療では詳しい原因やメカニズムははっきりしてないようです。
自分で気づくのが難しいこともあり、美容室に行ったときや周りの指摘で気づくことが多いです。
主な脱毛症と呼ばれる代表的なのは上記の3つといわれており、中には自分で気づいてないうちに薄毛になっているというパターンもあることが分かりました。
気づいても恥ずかしがらず、クリニックに相談するのが一番かと思います。
そのまま放っておいてしまうとさらに悪化する恐れもありますし、おしゃれも億劫になってしまいます。
まとめ
ひと昔前の女性と違い、社会進出が当たり前の時代になり、女性は仕事をこなしながらおしゃれをし、中には子育て家事に追われる方もいるでしょう。
そうした目まぐるしい生活の中にストレスが存在し、気づかないところで脱毛が起こっているのかもしれません。
女性の薄毛と聞くとあまりなじみはないかもしれませんが、近年頭髪専門クリニックが増えているということもあり、悩んでいる女性は少なくないということが分かります。
日常生活の乱れで改善していくのを防ぐことはできるかもしれんが、どうしても症状がひどい場合はクリニックに助け舟を出しましょう。
無料カウンセリングを行っているクリニックも多いので気軽に行けるのではないかと思います。
治療は半年から数年と長い時間を要するかもしれませんが、行ってよかったと思える方が多いのではないでしょうか。
薄毛を乗り越えて健康的な髪の毛を作りましょう。