髪がパサついている状態は、手触りも悪く、セットもうまく決まりません。
それだけではなく、髪のダメージを象徴している状態で、薄毛に発展させる可能性も出てきます。
髪の水分量が大きな影響を与えているため、トラブルに陥りやすく薄毛になるかもしれないのです。
髪のパサつきとダメージ
髪がパサつく原因はいろいろとあります。
一般的な原因として考えられるのは栄養が行き渡っていない状態であり、水分の不足が顕著に見られるような時に現れてくるのが特徴です。
栄養が行き渡っていない原因は血行不良などによるものが主に挙げられますが、血液が水分を運んできてくれます。
この循環作用がうまくいっていないため、髪が水分不足に陥るのです。
これらは内的な要因ですが、外的な要因としても水分不足に陥ります。
例えばカラーリングやパーマを繰り返している時などは、髪のキューティクルが開いた状態が続き、内部の水分が蒸発しやすくなるのです。
ダメージが溜まりやすい状態でもあり、髪の保湿機能が失われやすい状態といってもいいでしょう。
このような状態は改善しなければいけませんが、自分の目ですぐにわかるわけではないため、どうしても後手に回ってしまうのです。
一般的な対策としてはトリートメントなどを使って保湿を高めますが、根本的には解決できません。
頭皮環境の改善から進めていかなければ、髪のダメージを抑えることができずに、薄毛に発展する可能性も出てくるのです。
つまり、パサつきがいきなり薄毛につながるわけではありませんが、徐々に侵食されていってしまう可能性を秘めています。
髪の正しい水分量は
髪の水分量は大体12%前後になると健康な状態です。
髪が傷んでくると、10%以下に落ちます。
少し勘違いされやすいのが、汗をかいていれば水分量が高まるのではないかという考えです。
汗をかいている状態で髪の水分量が上がるのは、一部では正しいといえます。
頭部に水分が多くある状態で、髪にも水分が与えられる状態だからです。
しかし、いろいろなものが含まれている汗は、清潔な状態となりません。
汚れを増やす結果となり、毛穴に汚れが溜まり込めば、乾燥を防ぐどころでは済まないのです。
これが抜け毛の原因にもなるため、汗があるからといって髪の水分量が高まり、頭皮の状態が適切になるわけではありません。
クリーム状のものは使わない
髪を作り出すのは頭皮であり、環境が悪化すれば髪の状態も悪くなります。
同時に環境を整えられるように考えなければいけませんが、そこで出てくるのが肌に使う化粧水です。
さまざまなヘアケア商品もありますが、化粧水を上手く使えば簡単に保湿できます。
ほとんどの化粧水は頭皮に使っても問題ありません。
頭皮も皮膚と同じものであり、普段使って異常を感じないものであれば安心して使えます。
髪につけても大きな問題が現れたりしません。
刺激が強すぎるようなものは避けなければいけませんが、女性用として販売されているものは、通常刺激が抑えられています。
実際に頭皮は他の肌の部分と繋がっており、特別違いがあるわけではありません。
余ってしまっているような化粧水でも有効に活用できるのです。
同様に乳液も活用することができます。
ただし、肌と違って伸ばしにくい場所となるためクリーム状のものは、うまくつけられないでしょう。
うまく伸びずに毛穴に詰まる可能性もあるため、こちらは避けた方が無難です。
スプレーボトルに入れたりシャンプーに混ぜる方法もある
化粧水の使い方はいろいろとあります。
簡単に使う方法としては、安く販売されているスプレーボトルの中に入れて、気がついた時に吹きかける方法が便利でしょう。
保湿効果がしっとりとした髪の質を生み出してくれるため、髪型がうまく決まらない時は寝癖でうまくまとまらないときに利用すると便利です。
人間の体の中でも一番高い部分に位置する頭皮や髪は、紫外線の影響も強く受けます。
ダメージを抱えやすい場所であり、常にケアしなければいけません。
その時もスプレーボトルを使えば簡単にケアできるようになります。
時期によっては仕事で非常に乾燥しやすい人もいるでしょう。
冷房や暖房の風が髪に直接当たるような人も出てきます。
このような状態は髪を乾燥させやすいため、気がついた時に吹き付けておくだけで対応できるようになるのです。
化粧水は何も直接つけるだけが方法ではありません。
水分を保ちやすくさせるのが化粧水の役割であり、直接水分を与えるだけではないからです。
この機能をうまく使うために、シャンプーに混ぜて使ってみると良いでしょう。
簡単にできる方法で、洗った時に奪われてしまう水分の補給に役立ちます。
シャンプーに混ぜる方法は簡単で、手に取った時に化粧水も混ぜてしまいます。
一緒に泡立ててから頭皮や髪につければ、簡単に化粧水の効果を利用できるのです。
いろいろな種類の化粧水がありますが、全て効果を上げるわけではないので、自分に合ったものを見つけるのも楽しみが出てきます。
特に冬の最中など、頭皮や髪が乾燥しやすい時期に使ってみると潤いを感じられるようになる方法です。
アルコールを多く含んだものは要注意
髪の状態をアップさせるために、化粧水を使うのは大変有効な方法です。
肌と同様に水分を髪の内部に閉じ込めるという考え方も重要で、表面をコーティングし守ってあげなければいけません。
化粧水をつけただけでは水分の蒸発を止めることはできないため、一時的なケア方法となるからです。
そこで肌と同様に重要なのは油分でコーティングする方法となるでしょう。
肌で言えば化粧水をつけた後に乳液をつけて、蒸発を止めるという考え方です。
一般的なヘアケア方法としては、髪につけるだけで済むトリートメントやヘアスプレーが油分を含んでいます。
これで表面をコーティングすれば、水分の蒸発を防ぎツヤのある状態を保っているのです。
同様に乳液をうまく使うのも良いでしょう。
化粧水をつけた後に余っている乳液でコーティングすれば、艶のある状態を保ってます。
自分に合わない化粧水だけではなく、初めから避けた方がいいものもあります。
特に自分で化粧水を作っている人は注意しなければいけないのがアルコールです。
アルコール分を含んでいることが多い化粧水ですが、あまりに多く含んでいると蒸発するときに問題を起こします。
化粧水をつけるとスッとした感じがするのは、アルコールが揮発するときに表面の熱と水分を奪っているからです。
アルコールを多く含んでいると髪や頭皮の状態を悪化させるため、できれば回避しなければいけません。
アルコールを含んでいることで髪の状態を変化させてしまう問題もあります。
中には髪の色が変わってしまうようなことも起きるからです。
これは髪に含まれる色素を浮き上がらせ離してしまう効果を利用しています。
ただし、綺麗に色が分離するわけではなくまばらになる可能性も高い上、髪や肌にダメージを与える為避けるべき効果といっていいでしょう。
髪のダメージを抑えるために使うものなのですから、ダメージを与えるような方法は意味がありません。
まとめ
余っている化粧水をうまく活用する方法はいろいろとありますが、頭皮は髪にも役立てることができます。
保湿効果を高めるという意味では化粧水は優れた能力を持った化粧品です。
その効果に特化した化粧品ということでうまく活用できれば、状態の改善に寄与してくれるでしょう。
ただし、人によっては合わないものもあるため、肌の見えないような部分につけて確かめてから利用するのが大切です。