お手軽なボディケアアイテムとして人気の「かっさ」で、スカルプケアもできると知り、早速、購入してみたいとお考えのあなた。
そうなんです!
歴史は古く、約2500年前の中国民間療法がうまれた美容法であるかっさは、スカルプケアにももってこいなのですよ。
きちんと選ぶことで、女性の小さめな手にもしっくりきて、力がなくても施術できますし、狭く凹凸や曲線のある部分も難なくマッサージできるからです。
そこで今回は、そんなかっさの種類や選び方を中心にお話ししたいと思います。
是非、参考になさって、かっさでスカルプケアを行い、あなたの気になる髪や頭皮のトラブルを解決してみませんか?
かっさの形を見比べてみよう!
まずは、一般的なかっさの形ってご存知ですか?
かっさは、広い面(辺)と角で構成されています。
面で、なだらかで面積の広い部分をマッサージし、角で、ツボを押したり、狭い箇所や、凹凸のあるところをマッサージします。
では、本題に入りますね。型別にご紹介!
①羽型と魚型(別名:F型ともいいます。)
初心者にも使いやすく、全身に使える万能アイテムです!
具体的には、ギザギザ波形になっている部分は頭皮を(スカルプケアに向いていますね。)、
大きな曲線部分は、ボディやおでこ、頬をマッサージするのに、また、細くなっている部分は、顔の凹凸のある箇所をツボ押しするのに向いていますよ。
②眉型
顔専用になりますね。
先にお話しした面でおでこや頬を、曲線部分で輪郭をマッサージし、細くなっている部分で目頭のツボ押しをします。
③長方形型
ボディ向きです。長い辺でお腹や背中、ふくらはぎを、短い辺で顔をマッサージします。
④櫛型
まさに、スカルプケア用ですね。
櫛の部分を頭皮当てれば、一度に広範囲に渡って刺激することができます。
それゆえに、他のかっさより時短になり、使いやすいので、初心者でも簡単にスカルプケアを行うことができますよ。
お勧めです!
更に、背の部分でボディや顔のマッサージもできます。
⑤棒型
顔や足裏のツボ押し専用のものです。
素人には扱いにくく、どちらかというとプロ専用ですね。
⑥特大円錐型
こちらもプロ仕様で、セルフ用ではなく、他の方への施術に使われます。
最後に簡単にまとめると、
顔には、羽型、魚型、眉型を、
ボディには、長方形型を、
頭皮(スカルプケア)には、櫛型、羽型、魚型を、
足には、羽型、魚型、長方形型
が向いていますね。
では次に、かっさの素材についてご紹介しますよ。
かっさの素材はどんなのがあるの?
まずは、お試しで使っててみたいなという初心者の方には、プラススチック製がお勧めです。
何といっても、100円均一でお手軽に購入できますからね。
さて、次からは本格仕様になりますが、価格帯は数百円~3000円程度と、そんなにお高いものではありません。
もちろん、物により数万円する高級品までありますが。
①牛角製
水牛の角や牛角で出来ています。
天然素材ゆえに、柔らかくて温もりがあり、比較的コスパも良いですね。
ただし、湿度や高温を苦手としているので、お風呂で使用することはお勧めしません。
どちらかと言うと、プロ仕様ですね。
②陶磁器・天然石製
肌触りが滑らかなので、敏感肌の方にもお勧めですよ。
触感がひんやりしているので、お風呂上がりに使用するのがベストです。
ただし製品の特性上、消毒には強いですが、落としたり、ぶつけるといった衝撃には弱いので、お風呂場での使用は避けたいですね。
また、石のパワーに興味のある方にもお勧めです!種類としては、ローズクウォーツ等がありますよ。
③ステンレス製
こちらは、水気や湿気、高温にも強く錆びにくいため、常に衛生的に使うことができます。
初心者にもお勧めですよ。お風呂場でも気軽に使えますね。
④その他
アクリル樹脂やラバー製もあり、比較的安価で、割れにくく劣化しにくいものもあります。
ここ最近、かっさが注目されるようになり、様々な素材と価格のものが広く販売されるようになってきました。
きっと、あなたのご希望に叶うかっさも見つかるはずですよ。
では次に、そんなかっさの選び方をご紹介したいと思います。
かっさの選び方とは?
先にご紹介した通り、かっさには様々な型や価格帯、素材があることがお分かりいただけたかと思います。
それゆえに、メーカーや価格により、かっさとしての仕上がりに、差が出てくるようになりました。
特に、牛角製や陶磁器・天然石製は、研磨次第で、肌への当たりが全然違ってきてしまうため、注意が必要ですね。
時に、仕上がりの悪いかっさでマッサージを行うと、肌を傷つけてしまいますからね。
そこで、良いかっさと悪いものの見分け方を簡単にご説明します。
良いものは、丁寧に研磨されており、側面から見ると、中央から端に向かって薄くなっており、丸くアーチ状になっています。
滑らかなカーブは、肌への負担を軽くし、ダメージを与えにくくしてくれます。
更に、そのような形状のかっさの方が、マッサージの効果も得やすいといわれています。
逆に悪いものは、先にお話した通り、研磨が雑なものですね。
肌に余計な摩擦がかかり、ダメージを与える原因となります。
更に、上下に角があるものや、側面から見て、直線的なものも避けた方がよいですね。
何より、まずはお手に取り、握りやすさや触った感触(肌への当たりが分かりますよね。)を確かめ、手になじむものを購入してみて下さいね。
かっさの使い方と注意点を簡単に!
まず最初に使い方ですが、コリを感じる箇所をかっさでほぐしてやることが基本です。
それにより、滞っていた血流が促され、リンパの流れも良くなりますよ。
更に頭皮に限ってお話しするなら、血流が促進され、リンパに沿って、老廃物が排出されるようになります。
それにより、髪を成育するための酸素や栄養素が、毛根まで届くようになり、髪が元気に育つわけですね。
具体的な方法として、かっさの角を使い、頭頂部(生え際から頭のてっぺんまで)、側頭部(耳の周りをぐるりと)、後頭部(頭のてっぺんから首に向かって)の順でマッサージをしていきます。
その際、クルクル円を描いたり、細かくジグザクに刺激するとより効果的ですね。
次に注意点としては、
①食後2時間は避ける。
血流が促ながされると同時に、自律神経も刺激されるため、消化か悪くなります。
また、飲酒後も避けましょう。
②体調が悪いときは避ける。
体調不良のときに血流が促進されると、より体調を悪化しかねません。
また、持病(特に心臓病や糖尿病、高血圧など)をある方、妊娠中の方(特に初期)は、必ずかかりつけの医師に相談して下さいね。
③外傷があるときや、日焼けがひどいときは避ける。
④毎日行わない。
週1回から多くとも3回程度がベストですよ。
⑤マッサージする強さは痛気持ちいい程度で。
⑥細く長く続ける。
いわゆる「ヘアサイクル」に基づき、4ヶ月~半年程度は続けてみて下さいね。
⑦水分補給を行う。
マッサージ後の体は水分不足に陥ります。必ず水分を摂って下さいね。
シャンプー等の成分をきちんと取り込みたいなら、洗髪前の髪が乾いた状態で。
よりかっさの効果を得たいなら、お風呂上がりで血行の良いときに。
その際は、タオルドライをして、ドライヤーで髪と頭皮に乾かしてから行って下さいね。
スカルプケアに向いているかっさの種類や選び方をご紹介してきました。いかがでしたか?
かっさと一言でいっても、様々な価格、型、素材のものがあることがお分かりいただけましたよね。
それだけではなく、研磨次第で大切な肌への当たりも変わってきます。
頭皮は曲線部分が多い箇所です。
そのことを踏まえて、初心者でも使いやすいもの、かつ、できれば実際に触ってみて、手なじみの良いものから選ぶようにしてみて下さいね。
さあ~あなたにピッタリなかっさをゲットしたら、スカルプケアに励み、健やかな頭皮と髪を育ててみませんか。