ヘアスタイルを整えようと鏡を見た時に、つむじや頭頂部が薄くなってきていることに気がついたときには注意が必要です。
自分ではなかなか確認できない場所であり、発見するのが遅れる場合もあります。
もしかしたら進行している状態で、早めに対処しなければ薄毛を回復させられない可能性もあるからです。
つむじや頭頂部の確認から
髪のボリュームが落ちると、ヘアスタイルは自由に決まらなくなります。
この原因の一つとして、つむじを含む頭頂部の薄毛が原因になっている可能性があるのです。
どれほど進行しているか、自分の目で確認しづらいところが頭頂部周辺の大きな問題で、気がついた時にはかなり薄くなっていることも珍しくありません。
鏡を見たら常にチェックしておくことが大切ですが、櫛を入れた時の髪の通り方などが変わったと感じたら、気にしたほうがいいでしょう。
どのような状態になったら問題なのか、その判断も重要です。
つむじの状態を見てみた時に、地肌が見えるかどうかが最初のポイントになります。
地肌が見えている状態は、髪自体が細くなってしまい、ボリュームを失っている可能性があるからです。
さらに進行していると、本数自体も少なくなり地肌が見えてきます。
このような状態はかなり危険と言っていいでしょう。
頭頂部あたりの髪を触った時に、柔らかくコシがない状態も危険です。
髪の毛を作る能力が落ちてきている可能性があります。
皮膚はほとんど見えない状態で、髪もハリがあり力があるのなら、薄毛の心配は要りません。
髪を一本ずつ見ても太くヨレたりしない状態になっているはずです。
他の部分と比べても髪の状態が変わらなければ、問題はないでしょう。
頭皮の状態も確認が必要です。
他の部分と同じような肌色なら、健康な状態といえます。
赤く炎症起こしてるような状態なら注意が必要です。
頭皮の環境が悪化している可能性があり、条件によっては薄毛になるかもしれません。
頭皮が目立っているような状態でなくても、この先薄くなる可能性があるのです。
要注意の状態であり、できるだけ早く炎症を鎮めなければいけません。
ストレスが大きな原因
つむじや頭頂部が薄くなってしまう理由には、いろいろなものが考えられます。
代表的なものを知ることで、自分に問題があるかどうか判別がつくようになるでしょう。
薄毛の原因として深刻なものはストレスです。
女性の薄毛の原因として大きなウェイトを占める存在といえます。
ストレスがたまるとなぜ薄毛になるのか、不思議に思う人も多いでしょう。
関連性がわかりにくい部分でもあるからです。
ストレスが体にかかると、危機感を覚えるようになります。
体は自分自身を守るために、自律的な防衛反応が働いて行くのです。
生命を守るために重要な器官を重要視しすることから内臓に栄養を送ります。
つまり、血液の流れが内臓に集中するようにするのです。
生命維持に必要のない部分の血液を減らすためには、毛細血管を収縮させて絞り込みます。
その結果として、頭皮の全体的に影響が出たり、ごく限られた一部だけが栄養不足に陥ったりするのです。
頭皮は生命維持にあまり関係がありません。
真っ先に血液が絞り込まれてしまうため、円形脱毛症を起こしたりするのも、このストレスが強く関係しているのではないかと言われています。
つむじ部分も同様で、毛細血管が絞り込まれてしまうことで、薄くなりやすい場所です。
一気に反応が出てくることもありますが、徐々に栄養が送られてこなくなり、神の育ちが悪くなると細く力のない髪が出来上がります。
だんだんと地肌が見えるようになり、進行していくのです。
ダイエットとの関係
ストレスとの関係がありますが、栄養がうまく運ばれて来なくなると、頭皮全体に影響が出ます。
髪が育ちにくくなり、全体的に薄毛が目立つようになるパターンです。
ストレスによって血管が細くなるようなケースの他、食生活の乱れによって摂取している栄養に偏りが出るというのも問題と言えるでしょう。
適切な栄養を摂取していれば問題がなくても、無理にダイエットをしている時には起きる可能性が出てきます。
ダイエットは本来、摂取カロリーと消費カロリーのバランスで考えなければいけません。
消費カロリーの方が少なくなると、余剰なエネルギーが生まれ太りやすくなります。
そこで摂取カロリーを減らそうと食事制限をしますが、食べているものを減らせば栄養に偏りがでる可能性も出てくるのです。
いくら健全な状態であったとしても、栄養がなければ髪は上手く育ちません。
頭頂部周辺が薄くなるのも当然の結果と言えるでしょう。
本来ダイエットは、消費カロリーを増やす傾向で行くのが正しいやり方です。
その上で過剰なエネルギーを減らし、ダイエットにつなげます。
これを食べ物だけを減らしていくという考え方そのものが間違っているのです。
逆に食べ過ぎなのも問題といっていいでしょう。
過剰に摂取したエネルギーが、皮脂の過剰分泌を招く可能性があります。
脂の多いものを食べ続けている時には、注意しなければいけません。
これも頭頂部での薄毛につながる原因です。
生活のリズムの中に問題がある
睡眠不足も薄毛になる大きな原因です。
忙しい生活を送り返している現代社会人には、深刻な問題といっていいでしょう。
睡眠がうまく取れなくなると、成長ホルモンの分泌が悪くなり、髪が育ちにくくなります。
自律神経のバランスも悪くなるため、頭頂部を含め薄毛になる可能性が出てくるのです。
生活習慣に起因する部分ではありますが、タバコを吸っているのも薄毛になる可能性のある問題点です。
頭頂部が薄毛になるのは、血管が収縮することで可能性が高まります。
タバコにはニコチンが含まれていることはよく知られていますが、血管を収縮させる作用があり、流れが悪くなるのです。
この作用を利用しているのが、怪我をした時に応急処置としてタバコをほぐしハンカチなどに包みガーゼ代わりにして当てる方法です。
人間の体はこの状態を危険と察知し、解毒するために体内で蓄積されているビタミンCを大量に消費します。
頭頂部が気になるのなら、すぐにでもタバコはやめたほうがいいでしょう。
シャンプーの仕方から改善
つむじは頭頂部が薄くなってきたら、シャンプーの仕方から考えなければいけません。
汚れを落とすためにブラッシングをしてから入浴し、ぬるま湯で予洗いをします。
ゆっくりと髪と頭皮を洗って行きますが、これだけで汚れの大半を落とせるのです。
その後にシャンプーを手に取り泡立ててから、頭皮につけるようにしていきましょう。
ゆっくりとマッサージをするように、指の腹で包み込むように洗って行きます。
マッサージをすることで血行を回復させる効果があるからです。
血行が回復してくると、気持ちよく感じるはずですが、この時にストレスも発散しています。
普段の生活の中でストレスの発散方法が見当たらない人は、入浴時に注意していくといいでしょう。
重要なポイントなのはこの後で、シャンプーやリンス、コンディショナーなどは、頭皮に残らないようにすすがなければいけません。
ゆっくりと時間をかけてすすぎ落としていけば、シャンプーの完了です。
なぜ全て落とさなければいけないかといえば、頭皮にとってはどんな優れたシャンプーも異物にしかなりません。
これが炎症を起こしたりすることにつながるので、全て綺麗に流してしまいましょう。
まとめ
つむじや頭頂部の髪が薄く感じてきたなら、どのような状態なのかを確認し、原因を考えていく必要があります。
その原因を解決させることが重要ですが、まずは日々の生活の中のシャンプーや食事などから対策を考えていきましょう。