アルガンオイルは主にモロッコなどの国でアルガンの木の種から取れる植物油のことをいい、お肌や髪の毛の浸透力が高くトリートメントやお肌への美容成分として使われています。
またアルガンオイルは食用としても用いられており、万能オイルとして親しまれています。
Contents
アルガンオイルの成分を解析
アルガンオイルはアルガンの木の種や木の実から取れるオイルで大きさはどんぐりサイズのもがほとんどです。
その中にある小さな核を取り出して絞り出したものがアルガンオイルです。
1本のアルガンの木からアルガンオイルは1リットル程度しか取れずまたその作業は人の手で行われています。
アルガンオイルの主成分は
ビタミンE
肌代謝や食用として体内に入れると血管を強くする作用があります。
オレイン酸
食用として摂取すると悪玉コレステロールを減らしたり、便秘解消に効果的です。
リノール酸
血中コレステロールを減らして血液をサラサラにしたり、お肌の潤いを保ちます。またリノール酸は人間の体では作られない必須脂肪酸の一つです。
パルミチン酸
抗酸化作用が強くお肌のシミやシワ、頭皮のたるみ、髪の毛の乾燥防止に効果的です。
アルガンオイルがどのように髪の毛やお肌に良いのか?
アルガンオイルはサラサラした触り心地で髪の毛やお肌につけてもベタベタしない手触り感があります。
アルガンオイルを使ったり摂取することで得られる嬉しい効果は次のとおりです。
・髪の毛や頭皮への効果
髪の毛の乾燥ダメージを防いでくれる
アルガンオイルを洗い流さないトリートメントとして使うことができます。
ドライヤーで乾かした髪の毛にアフターケアのトリートメントとして毛先を中心にアルガンオイルを塗布しブラッシングすることでキューティクルが整い美しい艶がでてきます。
潤いを保ちますち頭皮や髪の毛の保護バリア機能が向上する
アルガンオイルは頭皮についても問題ありません。そのため地肌からつけてあげると良い効果があります。
特に乾燥肌の方でカサカサフケに悩んでいるのなら、アルガンオイルが皮脂の役割をしてくれ、頭皮が保護され健康的な環境に整います。
髪が潤うため艶やかなヘアスタイルになる
アルガンオイルは地肌や髪の毛と馴染みがよく、皮脂の役割も果たしてくれます。
そのため髪の毛の保湿力にも優れており、十分な水分を含んだ美髪に整えてくれます。
髪がサラサラでまとめやすくなる
アルガンオイルは通常のオイル系のトリートメントよりもサラサラしており、地肌や髪の毛に馴染みやすいのが特徴的です。
そのためベタベタせず一日中サラサラヘアを保つことできます。
アルガンオイルの髪の毛以外への効果
アルガンオイルは髪の毛や頭皮以外にも次のような効果が期待できます。
お肌への効果
メイク前の下地としてアルガンオイルを使うと、
シミやニキビ、シワ、毛穴の広がりを防いでくれる
素肌が明るく見えるため若返り作用が働く
お肌のたるみが抑制される
ターンオーバーを促進するためいつもモチモチ感のある肌質を保つ
毛穴の広がりを抑えるのできめ細かい肌質になる
体内に摂取した時の効果
アルガンオイルにはビタミンE、オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸など体に良い成分が含まれます。
そのため食用のアルガンオイルを摂取することで次のような効果にも期待できます。
悪玉コレステロールをへらし腸内環境を整える
腸内が整うため便秘も改善されお肌が綺麗になる
血中の動脈硬化を防ぎ、糖尿の抑制にも効果的
新陳代謝が活性化されるため内臓器官やお肌のアンチエイジングに効果的
アルガンオイルの使い方
アルガンオイルは髪の毛用や食用など使う用途によってそれぞれ製品化されていますので、用途別の製品を購入し使うと良いでしょう。
それではそれぞれの使い方は次のとおりです。
髪の毛用のトリートメント
美容院などで流さないオイルトリートメントとしてアルガンオイル配合のトリートメントを購入することができます。
アルガンオイルは他のオイル系トリートメントと違ってサラサラしていますが、あまり手に取りすぎるとそれなりにベタつきはありますので、つけすぎに注意しましょう。
頭皮用クレンジング
アルガンオイルを使った頭皮用の商品としてはクレンジングと頭皮のアフターケアトリートメントに分かれています。
クレンジングはベタつきがありますが、そのおかげで頭皮の余分な皮脂や角質などを浮かせ洗髪するときれいに洗い流すことができます。
頭皮のアフターケアに
アルガンオイルは水とも馴染みやすい性質があります。
通常油と水は混ざりにくいものですが、アルガンオイルにはこの水との馴染みもよく頭皮のアフターケアにも最適です。
頭皮の皮脂というのは汗の水分と頭皮にある常在菌によって混ざり合い頭皮や髪の毛の保湿を高めます。
アルガンオイルにはこのように水と混ざり保湿成分となることが可能なので、シャンプー後は化粧水のようにサラサラ感のあるアルガンオイル配合の頭皮用のアフターケアトリートメントを使います。
特に乾燥肌や敏感肌の頭皮に環境を整える作用があります。
化粧前の導入液
アルガンオイルは肌への馴染みが非常に良いので化粧前にお肌に塗ることで化粧水や美容液の成分を肌の奥まで浸透させることができます。
手のひらに適量を乗せて優しくマッサージしながらお肌になじませていきます。
シェービングオイル
アルガンオイルはお肌や水と馴染みやすいため産毛などのシェービングの際のオイルとしても使えます。
またシェービング後のアフターケアとしても使え、お肌を剃り負けから守ります。
マッサージオイルとして
アルガンオイルは浸透力が非常に高いため全身マッサージの際にも使え全身の美容にも効果的です。
もちろんそれ用のアルガンオイル製品を使うのですが、全身のアンチエイジングにも最適です。
食用オイルとして
アルガンオイルには上記にもあるようにビタミンE、オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸など体の美容健康に良い作用と毒素を排出する作用があります。
そのため食用としても効果的です。(必ず食用オイル製品をつかうこと)
食べ方としては
・サラダにかける
・ピザにつける
・パンにつける
など色々な方法で食すことができます。
アルガンオイルに出来ないことと注意点
アルガンオイルは万能オイルとして使うことができますが、そんな万能のアルガンオイルにも出来ないことがあります。
日焼け止め作用はない
アルガンオイルには日焼け止めの効果はありません。
オイル系なのでむしろ紫外線を吸収してしまう恐れがあります。
大量につけると毛穴を抑えてしまう
あまりにも多くアルガンオイルをつけてしまうと毛穴を塞いで髪の成長の妨げになってしまいます。
アルガンオイルは肌に馴染みが良いと言ってもオイルなのでつけすぎには注意が必要です。
ナッツ類のアレルギー
アルガンの実はナッツ系の植物に分類されるのでナッツ類にアレルギーを持っている方は使うのをやめましょう。
かえって健康に害が出てしまいます。
まとめ
アルガンオイルは人の体との相性がよく馴染みやすいため、体の様々な部位に有効です。
髪の毛や、頭皮に使うと薄毛にも効果的ですし、髪ダメージを抑え美髪効果もあります。
生活の中にアルガンオイルを使う習慣ができれば健康的に若返ることができるでしょう。