ヘアケア

トリートメントを正しく使って薄毛でも年齢を感じさせないツヤのある女性の髪に

髪は見た目年齢に大きく影響します。

若くてもパサつきや傷みの目立つ髪では老けて見えますし、年齢を重ねても艶やかな状態を維持していると若く見えるもの。

いつまでも健やかな美しい髪でいたいですよね。

ハリとツヤのある状態を保つために欠かせないのが、トリートメントによるヘアケアです。

とはいえ、トリートメントでいくらケアしても、髪質にあったものを選び正しく使わなければ期待したような効果はなかなか得られないでしょう。

そこで、ここでは、トリートメントの種類や正しい使い方について説明します。

この記事を読めば、トリートメントケアの方法がわかりますよ。

髪が傷む理由はヘアケアや外部刺激そして加齢

毎日丁寧にシャンプーで洗い、コンディショナーなどでお手入れしていても、髪が乾燥してパサついたりごわついたりすることはよくあります。

これは何が原因だと思いますか。

主な理由として次の3つが挙げられます。

誤ったヘアケア
外部刺激によるダメージ
加齢

それぞれ見ていきましょう。

誤ったヘアケアとは

髪質に合わなかったりや洗浄力が強すぎたりするシャンプーで洗っていると、髪や頭皮に負担がかかり、ダメージが蓄積します。
その結果、髪が弱ったり傷んだりすることが多いのです。

また、ドライヤーで乾かす際に温風を当てすぎて熱によって傷むこともあります。
うまくかければキューティクルがそろってツヤを生むブラッシングも、無理にやることで切れたりキューティクルが剥がれたりして傷む原因となります。

これは、正しい方法でケアすることで解決可能です。
たとえば、シャンプーは頭皮や髪に優しい低刺激性のものを選びましょう。

ドライヤーをかけるときは、髪から20cm程度離すようにします。
ブラッシングは絡まりがあれば優しくほぐし、毛先、中間、根元と3段階にわけて梳かすのがおすすめです。

外部刺激によるダメ―ジ

外部刺激とは、たとえば、髪後の濡れた髪をタオルでごしごしこする、髪が濡れたまま寝てしまい寝具でこすれるといったことが挙げられます。
キューティクルが損傷して傷んでしまうのです。
また、紫外線やパーマ、カラーも髪を傷める原因です。

タオルドライは優しく行う、髪はしっかり乾かしてから寝る、日傘や帽子、UVカットスプレーなどを使って紫外線対策をするなど、なるべく髪に刺激を与えないようにすることが大切です。

加齢

年を重ねると、次第に新陳代謝が低下して頭皮環境が悪くなり、血行不良などが起きるようになります。すると、毛根にある細胞に栄養が届きづらくなってしまうのです。

また、髪の成長に関わる女性ホルモンの分泌量も減少します。その結果、髪がうまく育たず薄くなったり、ハリやコシを失ってパサついたりするようになります。

加齢は避けようがありません。
ただし、食生活を改善する、睡眠をしっかりとるなどすることは健康な髪の状態を維持するために意味のあることです。

トリートメントはダメージ補修と外部刺激からの保護

髪のツヤをだしたり、柔軟でしなやかな状態にしたりするには、トリートメントでのケアが有効です。

トリートメントには具体的にどのような効果があるか見ていきましょう。

シャンプー、コンディショナー、トリートメントは何が違う?

髪のお手入れをするのに欠かせないシャンプーやコンディショナー、トリートメント。
このうち、シャンプーは頭皮や髪の汚れや皮脂を落とし清潔に保つためのものであることはわかりますね。

では、コンディショナーとトリートメントはどのような点で違うのでしょうか。

コンディショナー:髪の表面を保護しキューティクルを整える

トリートメント:毛髪内部への栄養分を浸透してダメージを補修する、髪を外部刺激から保護する

コンディショナーは、シャンプーで洗ったことでキューティクルが開いたり皮脂が落ちたりしてきしみやすくなった髪を包み込んで、手触りを良くするものです。
ただし、傷みのない髪であればコンディショナーだけでも指どおりがよくなりますが、傷みがある場合は補いきれません。

トリートメントは、髪のダメージをリペアしたり摩擦などの外部刺激から保護したりする役割を果たします。
そのため、パサつきや傷みの激しい髪であればトリートメントでケアすることが望ましいです。

トリートメントには2種類ある

トリートメントには、お風呂で洗髪後に使うインバスタイプと乾いた状態でも使えるアウトバストリートメントの2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
どちらが良い悪いではなく、合うものを使うことが大切です。

【インバストリートメント】
毛髪内部に栄養を浸透させ、ダメージを補修するのがメインです。
髪につけたあと、一定時間をおいて洗い流します。
濡れてキューティクルが開いた髪につけるので、成分が内部に入り込みやすく、補修効果が高いことが特徴です。

傷みがひどくリペアしたい人、お風呂に上がってからトリートメントでケアするのが面倒な人に向いています。

【アウトバストリートメント】
補修効果もありますが、髪の表面をコーティングして熱や摩擦などの刺激から保護することがメインです。
髪につけたあと洗い流す必要がないため、いつのタイミングでもつけられます。
髪についたままなので、保護効果が持続します。

つける量をまちがえるとべとついたり重たい印象を与えたりするため注意が必要です。
補修よりも髪を紫外線や熱などの刺激から守りたい人に向いています。

アウトバストリートメントには、大まかに以下の種類があります。

ミルクタイプ:外部刺激からの保護だけでなくダメージの補修効果も期待できる。

ジェルタイプ:しっとりと潤いを与えてツヤがでやすい。

オイルタイプ:伸びがよくどんな髪質でも使いやすい。油分で髪の水分を保護し潤いを保ちやすくツヤがだせる。

ミストタイプ:スプレータイプで使いやすく、さらりとした質感になる。補修、保護効果ともやや弱め。

トリートメントのつけ方と注意点

髪に潤いを与えて柔軟にし、まとまりやすくしてくれるトリートメントですが、使い方を間違えるとべたつくだけで思った効果がでないこともあります。

ここでは、トリートメントのつけ方や注意点を紹介します。

インバストリートメント

シャンプーした後、手で髪をしぼって水気を切る。
手にトリートメントを適量だし、髪の毛先から上に向かってつけていく。
頭皮にはつけないようにする。
タオルで頭を包む。
シャワーキャップがあれば、タオルの上からかぶると良い。
5分~15分程度そのままにする。
ぬるま湯で、洗い残しがないようにしっかりとすすぐ。

【注意点】
髪に水分がついているとトリートメント成分の浸透を妨げるため、水気をしっかり切ることが大切です。

トリートメントをつけたあとは、すぐに流さず少し時間をおくと良いでしょう。成分が浸透して補修効果が高まります。また、タオルやシャワーキャップや包むと成分の浸透が促され、より効果的です。

あとはしっかり洗い流しましょう。髪につけたままにすると、頭皮や顔について肌荒れを起こす可能性があります。

アウトバストリートメント

濡れた髪に使うときはタオルドライして水気をしっかりと切る。
トリートメントを適量手に取り、手のひらに広げてなじませる。
髪の毛先から中間を中心に、ぎゅ、ぎゅ、とにぎるようにしてつけていく。
髪が濡れた状態でつけたときはドライヤーでしっかり乾かす。髪が乾いた状態でつけたのであればそのままで良い。

【注意点】
アウトバストリートメントは、濡れた髪にも乾いた髪にも使えるタイプもあれば、乾いた髪にのみ使うタイプもあります。どちらのタイプなのかしっかり確認し、合った使い方をすることが大切です。

濡れた髪に使うのであれば、水分が垂れない状態まで水気をしっかり取り除きましょう。髪がじっとり濡れているときにつけても、思うような効果はでません。

頭皮につけないことも大切です。肌についてしまうと、肌荒れや毛穴つまりなどを招くおそれがあります。

また、適量を使うようにしましょう。つけすぎてしまうと、べっとりと重たくなってしまう可能性があります。

最初は少なめに手に出し、少量ずつ伸ばしながらつけて足りなくなったら少し足すようにすると良いでしょう。

まとめ

上手にトリートメントを活用して美しい髪に✨

傷んでパサついた髪をそのままにしていると、老けて見えたりだらしない人という印象を与えたりしてしまいます。

毎日のヘアケアにトリートメントをうまくとりいれて、しなやかでツヤのある髪になりましょう。

ダメージが目立つ人はインバストリートメント、髪を刺激から保護したい人はアウトバストリートメントがおすすめです。

なお、トリートメントをどのくらいの頻度ですればよいかは髪の状態などによって異なります。

基本的には週に1~2回程度にするのが適切でしょう。