おみそ汁の具や冷奴など和食になくてはならない存在の食材である豆腐。
実は豆腐を食べると髪の毛に艶が出ることを皆さんご存じでしょうか?
実は豆腐には髪の毛に良いとされている栄養素が豊富に含まれているのです。
そんな豆腐の栄養素を細かく分析していき、どのように髪の毛に作用していくのかを解説していきますので、是非この記事を参考に、豆腐を食べて美しい髪の毛を目指しましょう。
Contents
豆腐に含まれている栄養素
豆腐には「植物性タンパク質」「イソフラボン」「カルシウム」が主に豊富に含まれています。
まずは豆腐に含まれているそれぞれの栄養素の特徴や働きを解説していきます。
植物性タンパク質
タンパク質は「動物性」と「植物性」の2種類に分けられますが、豆腐の原料である大豆には植物性タンパク質が豊富に含まれています。
タンパク質は動物性・植物性ともに皮膚や爪、髪の毛などを生成する働きを持っており、動物性タンパク質は主に豚や鶏・牛などの肉類に豊富に含まれています。
しかし動物性タンパク質はカロリーが高く、多く摂取してしまうと肥満の原因になってしまいます。
対して豆腐に含まれている植物性タンパク質は低カロリーなのが特徴的。
身体への負担を抑えな柄、効率的にタンパク質を摂取することができるのです。
イソフラボン
近年化粧水や乳液など、女性の美容アイテムなどにも配合されているイソフラボン。
イソフラボンは大豆に含まれている美容成分で、もちろん大豆を原料としている豆腐委にもイソフラボンが豊富に含まれています。
イソフラボンの特徴は、女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをし、美しさや若々しさを与える働きをしてくれることにあります。
女性は加齢とともにエストロゲンの分泌量が低下し、老化による肌の悩みや薄毛などが費い起されてしまうのですが、イソフラボンを摂取しておくことによって、それらの悩みを予防・改善できる効果があるのです。
カルシウム
骨や歯の主な成分で、人間には欠かせない栄養素であるカルシウム。
カルシウムといえば牛乳に豊富に含まれているイメージがありますが、実は豆腐にも豊富に含まれているのです。
カルシウムは骨や歯の生成だけでなく、筋肉の収縮を助けたり、血液の凝固作用を促したり、精神を安定させるなど、人の体を健康的に維持するために必要な役割を担っています。
カルシウムが不足してしまうと、骨が弱くなって骨粗鬆症になったりしてしまいますので、毎日適正量摂取することが大切です。
豆腐がもたらす髪への影響
豊富な栄養素が含まれている豆腐ですが、髪に与える良い影響とはいったいどんなものなのでしょうか?
上記で紹介した栄養素たちと紐付けて解説していきます。
髪にコシや艶を与える
豆腐に含まれている植物性タンパク質やカルシウムをしっかり摂取しておくことで、髪にコシや艶を与えてくれます。
元気で美しい髪の毛を生成するためには、毛根に潜む毛乳頭がしっかりとタンパク質を補給し、それを材料に毛母細胞が活発化する必要があります。
なので髪の毛の材料となるタンパク質が不足していては、コシや艶のある髪の毛は生まれず、弱く細い髪の毛が生えてきてしまうのです。
豆腐に含まれている植物性タンパク質やカルシウムは、髪の毛を作る材料になるだけでなく、頭皮環境を整える作用がありますので、フケやかゆみなどの悩みも改善することができます。
薄毛を予防する
女性の薄毛の原因は、ほとんどが加齢によるエストロゲンの減少によるものです。
髪の毛を作る毛母細胞が活発になるには、エストロゲンがしっかり毛乳頭にアプローチする必要がありますので、髪の毛と女性ホルモンはすごく深い関係にあります。
豆腐に含まれているイソフラボンはエストロゲンと同じ働きをするので、ホルモンバランスを整え、薄毛を予防してくれます。
髪の毛の成長を手助けすることにより、薄毛を予防するだけでなく抜けにくい元気な髪の毛が生成されるのです。
豆腐の摂取目安量
髪の毛に良い豊富な栄養素が含まれている豆腐ですが、様々な種類があります。
その種類については下記で解説していきますが、1日にどれぐらい食べれば良いのでしょうか?
1日に食べる目安の量としては約110グラムあたりが適正量といわれているので、1/2丁ほどで十分です。
半分ほどなら毎日無理なく食べることができますよね。
様々な種類がありますので、飽きずに食べられるという点も豆腐の魅力でもあります。
豆腐の種類
豆腐と一口に言っても様々な種類の豆腐があります。
大きく分けて「木綿豆腐」「絹ごし豆腐」「焼き豆腐」「凍り豆腐」の4種類がありますが、それぞれ同じ大豆から作られていますので、栄養素はほとんど変わりがありません。
なので、自分の好みに合った種類の豆腐を様々な調理方法を駆使しておいしく髪の毛を元気にしていきましょう。
では、4種類の豆腐の特徴についてまとめましたので、知らないものがあれば参考にしてください。
木綿豆腐
木綿豆腐は、豆乳に凝固剤をいれて固めたもので、鍋の材料などに使われることが多い豆腐の種類です。
水分が絞られ、ぱさぱさ感があるのが特徴的。食感はしっかりとしており、豆乳の風味が鼻に抜けるのがおいしい豆腐です。
また、豆乳から出る余分な水分などが排出されるので、タンパク質やカルシウムなどの栄養素が凝固されているので逃すことなく栄養素を摂取できます。
絹ごし豆腐
絹ごし豆腐は豆乳を全て凝固させて作られたもので、主に冷奴やサラダなどに使われることが多いです。
水分を多く含んでいるのが特徴的で、カロリーが低く、滑らかな食べごたえがありますのですごく食べやすくなっています。
スーパーでよく見る豆腐は、この絹ごし豆腐が一番多いです。
ダイエットに用いられることでも女性に人気を集めている、スタンダードな豆腐の種類です。
焼き豆腐
焼き豆腐はすき焼きの材料などに使われることの多い、豆腐を加工した食品のことを言います。
木綿豆腐を水切りしているため崩れにくく、お箸で取りやすい豆腐となっています。
凍り豆腐
凍り豆腐は名前は聞きなれないかもしれませんが、別名「高野豆腐」で、高野山の宿坊で誕生したことから高野豆腐と呼ばれるようになりました。
凍り豆腐は豆腐を凍らせた後、乾燥させて作ることから、豆腐というよりも乾物の1種として位置付けられています。
保存食として用いられるのでとても汎用性が高く、煮込み料理に使っても長時間置いておけるのが魅力です。
仕事や家事に忙しい女性でも作り置きしておけば毎日効率的に、豊富な栄養素をおいしく摂取することができます。
消化に良いので老若男女に愛され、よく煮物などに使われて食べやすい豆腐です。
毎日の食卓に豆腐を取り入れて美しい髪に!
いかがでしたでしょうか?
この記事では豆腐に含まれている栄養素が、髪にもたらす影響について解説してきました。
豆腐にはタンパク質やイソフラボン、カルシウムなどの豊富な栄養素が含まれており、それぞれが髪の毛に艶やコシを与え、薄毛を予防してくれます。
更にカロリーも低いので、効率よく栄養素を摂取できる点が魅力。
美容成分として知られているイソフラボンも豊富に配合していますので、おいしく髪の毛を元気に維持することができます。
豆腐にもさまざまな種類があってどれも食感や味わいが異なりますので、自分の好みの豆腐を選んで調理し、毎日の食卓に取り入れてみませんか?