女性の薄毛

薄毛女性に良い漢方の飲み方を紹介!髪からだけでは結果が伴わない理由とは?

昔からある「漢方」。今では病院でも処方してもらえますね。
そして薬局でも購入することができるようになり、身近なものとなり気軽に処方できるようになりました。

基本的に副作用の心配がない漢方ですので、健康的に病気を治療したり、怪我を治したい方にオススメの薬でもあり、愛飲している方も多くなっていますね。

イメージは「健康になれる」「体に良い」といった感じで服用している方も多いでしょう。
実はそれだけではなく、弱ってしまった髪にも効果があると言われています。

髪に良い漢方の種類とその飲み方

髪に良いとされる漢方には様々な種類があります。

薄毛や白髪、頭皮のベタつきなどの症状に合わせて飲み分けることができます。

ただ単に「髪に良いから」と適当な種類を飲んでも実はあまり意味がないのです。

髪の症状に合わせた髪に良いとされる漢方の種類があります。

ここではそれらのいくつかをご紹介します。

細毛で抜けやすい髪質、薄毛に効果!「当帰」

漢方の当帰は、血液の流れをスムーズにすることで、体を内側からしっかりと温める作用があるのです。

細毛や抜けやすい髪質、それに伴う薄毛には頭皮の栄養不足が関係しています。

つまり頭皮の血行が悪い事が原因になります。

そのため当帰で血液の流れをスムーズに行き渡ることによって必要な栄養成分をきちんと補給できるようになるのです。

体を温める作用は便秘や冷え性に悩む女性の方にも効果的といえるでしょう。

気になる白髪に効果のある「六味丸」

漢方の世界において白髪は腎の持つ精を溜め込むパワーが衰えていることが原因になります。

腎虚とも言われています。その腎虚を改善する作用がある漢方が「六味丸」になります。

精とは生きる力の源、精のパワーが減少してしまうと、血行不良や髪の栄養不足が起こりやすく、白髪がどんどん広がってしまいます。

ぜひ六味丸で改善してみることをオススメします。

他にも様々な漢方がある中で、唯一のデメリットは即効性が無い事です。

育毛剤やサプリメントよりも効果を実感するのがすぐではなく、遅い場合もあります。

しかし、根気強く続ける事が大切になります。

ただ、体質によっての効果のため、育毛剤やサプリメントよりも効果が出ますので、継続して飲み続けることで、髪が生まれ変わるでしょう。

漢方の飲み方

煎じて飲むタイプは正直面倒で手間もかかるという方もいるでしょう。

そのため飲みやすいようにシロップタイプになっている漢方や錠剤タイプになっている漢方があります。

普通の薬のように飲めますし、苦味なども感じずに飲めるため、手間もかからなくお茶感覚で飲めるのです。

また、サプリメントや薬と違い、食後や食前に飲むのではなく、食間などの空腹時に飲むのが基本とされているのです。

水や白湯などでゆっくりと飲むようにするといいでしょう。

漢方薬で必ず薄毛や白髪が治るという訳ではないのですが、どんな育毛剤やサプリメントを試しても効果が得られずに探している方いう方は試してみると結果がわかるのではないでしょうか。

飲むときの注意点

お茶や牛乳・ジュースなどで飲んでもいい?

漢方薬も色々な症状によって様々な種類があります。その中でもその苦味などの味で胃のはたらきを活発にする目的で用いられるものもありますね。

飲みにくいと思われます。しかし、できるだけ水または白湯で飲むようにすることをオススメします。

お茶、牛乳、ジュースなどは薬のはたらきや、吸収に影響を与えることが出てきてしまいます。

薬といっしょに飲むことは避けた方がいいです。

飲み忘れた分はまとめて飲んでもOK?

飲み忘れたからといって2回分を1度に飲む!と言うことありますか?

これは、ものによっては作用が強く出過ぎるため、忘れたとしても1回分だけ飲むようにしてください。

その場合も1日2回服用の薬は次の服用までの間隔を6時間以上空けることが必要でしょう。

1日3回服用の薬は4時間以上あけるようにすることが必要です。

ほかの漢方薬といっしょに飲んでもいい?

複数の漢方薬を同時に服用してしまうことで、それぞれの漢方薬に含まれる生薬のバランスが乱れてしまう可能性が高く、一つの漢方の調合があるため、何種類もの漢方をまとめて飲んでしまうことで、適切な効果を発揮することができないことがあります。

相反する効果を持つ漢方薬などもあるため、併用してしまうことで、それぞれの良い効果が得られなくなるのです。

とくに、甘草、麻黄、大黄、芒硝、附子が含まれている漢方薬はに関しては過量摂取とならないよう注意が必要になります。

なお、漢方薬を併用する場合があるときは、医師、薬剤師または登録販売者にご相談してからの方がいいでしょう。

いつまで飲み続けるべき?

症状の度合いによっても期間の長さが違い、体質や生活習慣などによって効果の発現は個人差がでるため、添付文書をよく読んで服用することをオススメします。

また、服用前の気になる症状がなくなったら服用を中止することが大切です。

気になる症状が残っていても、医師、薬剤師から服用中止の指示がある場合もあります。

そのときはその指示に従い、服用を中止することが必要です。

効果が出ない場合は、継続か変更かの判断をするのは医師、薬剤師または登録販売者です。ご相談をして判断を待つことが大切です。

妊娠中・授乳中でも飲める?

妊娠中の体はとてもデリケートな状態にあります。

赤ちゃんへの影響が大きい時期なので、どんな薬を服用する場合であっても、かかりつけの医師へ相談することをオススメします。

授乳中の服用については、お母さんと赤ちゃんの状態を総合的に判断する必要が出てきます。

たとえば、構成生薬としてダイオウが配合されている漢方に関しては、ダイオウの主成分であるアントラキノン誘導体がありますが、それが母乳中に移行してしまい乳児に下痢を起こす可能性があることがあるのです。

ダイオウの入った漢方薬については授乳中は服用を避けることや、どうしてもの時は服用している間は授乳を、その時だけは中止するようにする必要があります。

女性の薄毛の原因には種類がある

血虚(けっきょ)

東洋医学の考え方では「血」は栄養素を指しますし、髪の毛は「血の余り」と考えられているのです。

そのため「血」が足りないことを「血虚」といいます。この状態は薄毛につながりやすいのです。

薄毛に悩んでいるだけではなく、他にも皮膚にツヤがなく乾燥肌である、手足の冷えが気になる、やせ気味、めまいや立ちくらみに悩まされている方は要注意です。

このような症状がある場合、血虚タイプの薄毛である可能性が高いのです。

血虚の改善には、無理なダイエットなどの食事制限をやめることが大切です。

栄養バランスのよい食事をとることを心がけることが必要となり、血を補うほうれん草やレバーなどの食べ物を積極的に取り入れることをオススメします。

腎虚(じんきょ)

東洋医学で「腎」は成長や成長などを司るとされているのです。

自律神経や免疫・造血・ホルモン代謝に関係しているため「髪」と「腎」には深い関わりがあるのです。

抜け毛のほかにも白髪が気になる、実年齢より高く見らがち、冷え性、足腰がだるく感じる人はこのタイプの薄毛の可能性が高いでしょう。

腎虚の改善するには下半身の血行を促すマッサージや軽いエクササイズなどを短時間でも空いている時間でやることが大切です。

下半身の血行は歩くだけでも筋肉を効率的に使うようになるため、血行がよくやります。

湿熱(しつねつ)

湿熱とは、身体に余分な熱や水分をため込んでしまうことです。

頭皮環境の皮脂が過剰分泌をしてしまうことによって薄毛につながるタイプをいいます。

汗かきでのぼせやすい、暑がりである、化膿したニキビができやすい人はこのタイプの薄毛の可能性が高いでしょう。

湿熱の改善に必要なことは、

・甘いものや辛いものを過剰摂取をしない。
・食事は急がずゆっくりよく噛んで食べる。
・なるべく歩くことが必要です。
・こまめに身体を動かすようにすることがオススメです。

瘀血(おけつ)

血液の流れが滞ることで薄毛につながるのが瘀血タイプのことです。

・唇や舌が紫色っぽい
・月経トラブルに悩みやすい
・アザやシミができやすい

このような人はこのタイプの薄毛の可能性が高いです。

瘀血の改善には、長時間座っぱなし、立ちっぱなしなどのように同じ姿勢をとることでやりやすくなります。

そこで運動やストレッチを取り入れる、血のめぐりを良くするために、たまねぎは最適です。

食事に取り入れるなどの取り組みをオススメします。