薄毛で悩む女性が増えてきたことにより、病院やクリニックでも治療を行う場所が増えてきています。
ただ増えてきたとはいえ、病院やクリニックに通うことで、本当に薄毛は治療すれば治るのか？という疑問は残ります。
結論から言えば、病院やクリックで治療してもらうことで、十分に治る可能性はあります。
病院やクリニックできちんと診察してもらい、薄毛改善の効果が見られる薬も処方してもらうことができます。
ここでは病院やクリニックに通院することで、薄毛が治療できるのか？費用はどのくらいかかるのかなどを、詳しく解説していきます。
Contents
薄毛治療はなに科に行くの？
薄毛に悩んだとき、何科に通えばいいのでしょうか？
実は最近は抜け毛や薄毛に悩む女性が多くなっているため、専門科としている美容外科や皮膚科がたくさんあります。
ただ、頭髪を専門としているところは、健康保険が適応されないところが多いです。
通常の病院の皮膚科でも診察できることもありますが、薄毛に特化していない皮膚科もあるため、確認が必要となります。
普通の皮膚科はどうなの？
薄毛は頭皮のことですから、普通の病院の皮膚科で診てもらえるのでは？と考えるのも当然のことですが、普通の皮膚科では専門のクリニックなどで扱っている薬を取り扱っていない場合もあります。
全くない、という意味ではなく、全ての病院の皮膚科で扱っているわけではない、という意味です。
薄毛の専門クリニックに比べると薬の単価が高い場合もありますし、担当してくれた医師が、薄毛の専門的な知識をあまり持っていない場合もあります。
薄毛の治療を取り扱っているかどうかは、病院によって違うということです。
皮膚科に行く場合はそういったことも含めて、一度電話などで問い合わせてから行くか行かないかを決めても遅くはありません。
もし皮膚科で治療を行っている場合、まずはきちんと診察を受けることが重要となります。
女性の抜け毛や薄毛の原因にはホルモンなどが関わっている場合も多いですが、円形脱毛症・脂漏性皮膚炎・接触性皮膚炎などといった、抜け毛を伴う皮膚の炎症の場合もあります。
そういった場合は、皮膚科で適切な治療を受けることができますので、しっかりと診てもらいましょう。
女性専用の頭髪治療専門病院という選択
現在は女性専用の頭髪治療専門病院というものもあります。
男性とは違う原因で女性は薄毛や抜け毛となるため、専門科がきちんと対応してくれます。
薄毛の治療で普通の病院の皮膚科はだいたい、症状の軽減や現状を維持していくことに重点をおいているため、発毛を目指す人にとっては薄毛専門のクリニックなどの方がオススメとなります。
薄毛専門の病院やクリニックでは、発毛に重点を置いた治療を行ってくれるため、専門科にしかない最新の治療も受けることができます。
薄毛は治療で治るの？
薄毛はきちんと治療することで治る可能性が高いです。
特に専門科として薄毛を取り扱っているクリニックなどは、さまざまな角度から治療を行っていきますので、治療方法が1つでないということは、治る可能性も高くなるということです。
では、クリニックや病院によって多少違いはありますが、治療を受けるときの大まかな流れを説明していきます。
カウンセリング
最初にカウンセリングで、問診票の記入やスタッフからの説明などが行われます。
だいたいの問診票内容としては、食事や睡眠などの生活習慣に関わること・月経のこと・家族のこと・薄毛や抜け毛の量やいつからの症状なのかなど、記入することになります。
それ以外にも現在の進行疾患や、飲んでいる薬なども確認されます。
問診票記入やスタッフからの聞き取りが終わると、血圧検査や毛髪検査などが行われます。
もし治療法や費用などが心配な場合は、その場できちんと説明をしてもらえますので、気になることがあるときは質問して解決していきましょう。
説明を受けて原因が分かったり、自分で対処できたりする場合など、通う必要がないと判断できた時は、カウンセリングの時点で終了しても構いません。
必ずしも診察や治療を受けなければいけない、というわけではありません。
無料でカウンセリングを行っているところも多いですから、治療が不要と判断された場合は費用が発生することなく終了する場合もあります。
診察
医師によって頭皮や髪の状態や、現在の健康状態の確認が行われます。
採血も行われ、薬の治療が可能かどうかも判断されます。
女性はホルモンの関係で薄毛になることもありますから、採血することでホルモンの数値や甲状腺機能も分かることになります。
薬の処方
薄毛の治療には飲み薬と塗り薬があります。
内容としては、薄毛の原因物質を抑制するものや、発毛に効果があるものになります。
よく使われる薬は2種類です。
1.髪を作る細胞を活性化させることにより、栄養供給と発毛促進する効果があるとされている、「パントガール」。
2.血管を拡張する作用があり、血流を良くして毛根に栄養が行き渡りやすくし、髪の成長を促していく作用がある、「ミノキシジル配合薬」。
副作用もほとんどないといわれている、安全性の高い薬です。
通院するクリニックや病院などによっても多少金額に差はありますが、7,000円～12,000円で購入することができます。
専門クリニックで行う薬以外の治療
通常の病院では受けることが難しい専門科で行われる治療が、あります。
1.FAGAメソセラピー
今現在注目されている最先端治療法です。
発毛成分が入った薬剤を直接頭皮に注射して、浸透させることができる治療法です。
だいたい、19,000円～140,000円になります。
2.幹細胞再生治療
再生医療として注目されている治療法です。
成長因子を含む成分を頭皮に直接注入することで、発毛を促すことができる治療法です。
だいたい、80,000円から150,000円になります。
3.植毛
男性の治療法でもありますが、髪が生えなくなった場合は、その部分に植毛として髪を植え付けるという方法もあります。
だいたい300,000円となります。
ただこれらの治療方法は金額も高いので、薄毛の薬を試してみても何も効果がでなかった場合に、試すという考え方で大丈夫です。
費用はどれくらい？
女性の薄毛の治療は、病院の皮膚科や専門のクリニックなどで行われます。
一般的に薄毛の治療は健康の改善治療には入らないため、自由診療となり、治療の際に健康保険が適用されません。
全額が自己負担となり、受診する病院やクリニックによっても多少の金額の差が出てくるため、通うクリニックに確認が必要となります。
では、だいたいの費用を見ていきます。
治療するのに保険はきく？
薄毛や抜け毛の通院治療に保険は適応しないため、全額自己負担となります。
クリニックによって金額が異なるため、最初のカウンセリングの際にきちんと確認をするようにしましょう。
どんなにいい治療であっても、自分が払える金額内でないと通院を続けることができませんので、心配な点はあらかじめクリニックや病院に質問してから通うようにしましょう。
だいたいの費用はどのくらい？
病院やクリニックによって差があるため、目安として見ていってください。
だいたいの薄毛治療の相場費用額内でも、カウンセリングは無料のところも結構あります。
費用としては診察料含め、18,000円～22,000円くらいで、高いところでは40,000円を超えるところもあります。
まとめ
病院やクリニックで治療することで、薄毛が治る可能性はとても高くなります。
ただ、通常の総合病院などの皮膚科では、薄毛の治療を取り扱っていない場合もありますから、きちんと確認してから病院に行くようにしてください。
その他、女性の薄毛といっても、頭皮の疾患や炎症などから原因がきている場合もありますので、しっかりと診察して判断してもらうことも大切になります。
疾病であった場合は保険が適応されますが、それ以外は全額負担となりますので、通院する病院やクリニックにだいたいの総費用額を確認しておくと安心して通うことができます。
