女性の髪の毛は女性ホルモンであるエストロゲンが大きく関係しています。
このエストロゲンが減ってしまうことで女性の髪の毛は細く痩せてしまい最終的にはびまん性脱毛症などの症状に悩まされる結果となります。
Contents
女性ホルモンが減っていく原因
加齢による女性ホルモンの減少
ストレスによる女性ホルモンの減少
生活の乱れによる女性ホルモンの減少
などが挙げられます。
このように女性を女性らしく見せ、女性の髪にも大きな影響を与える女性ホルモンを減らさないことが大切です。
そして女性ホルモンを減らさないための食材を今回はご紹介します。
女性ホルモンを減らさないための対策は色々ありますが、その一つと捉えてください。
良質な油とは
油は太るからあまり摂らないようにしている、ダイエット中だからといった女性は多くいると思いますが、油の種類には2つあり良質な油と悪質な油があります。
油には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。
飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は肉や乳製品に多く含まれており体にとって大切なエネルギーとなるのですが取りすぎるとコレステロール値が上がり太る可能性が高くなります。
また飽和脂肪酸には3種類の脂肪酸に分けることができます。
短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸があります。
不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は体の各細胞膜に大切な成分で、飽和脂肪酸よりも酸化しやすいのが特徴です。
不飽和脂肪酸にも3つの種類があります。
オメガ9、オメガ6、オメガ3系統の脂肪酸に分けられます。
ここで言う良い油とは飽和脂肪酸の中では中鎖脂肪酸、不飽和脂肪酸の中ではオメガ9系のオレイン酸を含むものとオメガ3系のEPAやDHAといった油です。
詳しく見ていきましょう。
飽和脂肪酸の中鎖脂肪酸
ココナッツオイルなどに含まれており体に取り込まれてからの消化吸収が早く体に蓄積されにくいオイルです。
ですからココナッツオイルを使った料理では脂肪分が体に蓄積されにくいためダイエットなどに適したオイルとなっています。
不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸に含まれるオイルはオメガ9とオメガ3を積極的に摂るようにしましょう。
不飽和脂肪酸にはオメガ9のオレイン酸を含むオイルがあります。オリーブオイルやアボガドオイルなどで悪玉コレステロールだけを取り除く作用があります。
またオメガ3は血中の中性脂肪を減らすほか血栓を防いだり不整脈防止にも効果があります。
これらは主に青魚から摂ることができます。
女性ホルモンを食材から摂ろう!
大豆
大豆にはポリフェノールの一種であるイソフラボンという成分が含まれています。
このイソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをします。
ぜひ積極的に摂っていきたい栄養素です。
主に含まれている食材は
豆腐
味噌
納豆
厚揚げ
豆乳
などがあります。
これら大豆製品を毎日摂取することでエストロゲンを補うことができ、さらにはこれらには豊富な食物繊維も摂れるので大変おすすめ食品です。
またイソフラボンを摂っていれば薄毛以外にも更年期障害の症状も緩和することができます。
女性ホルモンを増やす食品
女性ホルモンは油に含まれるコレステロールが原料となります。
そのため良質な油を摂ることが女性ホルモンを増やし薄毛を解消します。
卵
卵にも良質なコレステロールが含まれます。一昔前までは卵は一日一個と言われていましたが現在では科学の進歩も進みまして卵は一日に何個でも食べて良いということになっているスーパーフードとなっています。
卵には良質なコレステロールの他タンパク質やビタミンB2なども摂ることができます。
アボガド
アボガドはカロリーが高いので太るのが怖いという方は摂取量に少し気を使わなければ行けませんが、アボガドは驚くほど栄養価の高い食品の一つです。
特にビタミンEを豊富に摂取できるのでおすすめです。
ビタミンEは卵巣などの生殖器にたくさん含まれており女性ホルモンの分泌を調整したりbランスを摂ったりといった働きがあります。
そしてビタミンEは女性ホルモンであるプロゲステロンの材料となるため頭皮や髪の毛の潤いを維持するための皮脂の分泌に大きく関係します。
ナッツ
ナッツ類にもビタミンE が豊富に含まれており、またアーモンドやピーナッツにはポリフェノールが含まれているため頭皮の老化や酸化防止に効果的です。
キャベツ
キャベルにはビタミンCやボロンという栄養素が豊富に含まれています。ビタミンCは皆さんご存知の通り抗酸化作用があります。
そしてここで注目してほしいのがボロンという栄養素です。
このボロンは女性ホルモンであるエストロゲンの働きを活発にする働きがあります。そしてボロンは熱に弱いので、エストロゲンの働きを活発にしたいのなら生で食べたほうが効果的です。
またボロンはりんごやぶどう、梨などに多く含まれておりこれらは生でも美味しくいただけます。
緑黄色野菜
緑黄色野菜にはビタミンAやビタミンEが豊富に含まれており、女性ホルモンの分泌を調整したりまた、活性酵素を除去する働きがあります。
ちなみに先ほどから出てくる活性酵素ですが、活性酵素とは金属で例えるとサビのようなものです。
それが女性の体に増えると細胞はもちろん、卵巣や子宮の老化の原因となります。
ですから緑黄色野菜に含まれる栄養素は必ず毎日摂ることをおすすめします。
かぼちゃ、ピーマン、ブロッコリー、レタス、など色味の濃い野菜を積極的に食べるようにしましょう。
根野菜
根野菜には食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は腸内環境を整えてくれますが、腸内環境が整うことで女性ホルモンの働きが活発になります。
ちなみに食物繊維ですが根野菜からたくさん摂る分には問題ありませんが、サプリメントなど水溶性食物繊維はたくさん取りすぎると乳がんのリスクを高めてしまう恐れがありますのでご注意ください。
ザクロ
ザクロにもエストロゲンの代用成分となる植物性エストロゲンが豊富に含まれています。
このザクロですが実は種の中に植物性エストロゲンが含まれているためできれば種ごと摂取するのが理想です。
そのためには種ごと絞ってジュースにすることが一番取りやすい食し方ではと思います。
牡蠣
牡蠣などに含まれる亜鉛というミネラル成分が女性ホルモンの合成には欠かせません。
またこの亜鉛は髪の毛のタンパク質合成にも使われる人間にとって重要なミネラル成分となります。
亜鉛は牡蠣以外にも動物の肉類などにも多く含まれています。
サプリメントで補ってもよいのですが、一日の摂取量はしっかり守らないと副作用の危険性もあります。
また亜鉛は体の中ではとても消費されやすくアルコールをよく飲んだり添加物入の食品をよく食べる方は積極的に亜鉛を摂ることをおすすめします。
女性ホルモンを減らしてしまう食べ物
これまでは女性ホルモンを増やす食べ物を紹介しましたが、反対に女性ホルモンを減らしてしまう食べ物もご紹介しておきます。
添加物をたくさん含む加工食品(主に冷凍食品など)
スナック菓子
インスタント食品
アルコール
などはこれまで頑張って摂ってきた栄養素の吸収を妨げてしまい、反対に女性ホルモンの分泌を減らしてしまう恐れがあります。
またコンビニなどで購入する弁当にも食品添加物がたくさん含まれるので注意が必要です。
まとめ
女性ホルモンを増やすためには上記でご紹介した栄養素や食材以外にも厚生労働省で推奨されている5大栄養素を確認いただけると女性ホルモンを増やす食材の参考にしやすいです。
女性ホルモンは生活習慣の中の一つ食生活とそれに加え運動習慣や睡眠も大切になりますので、ぜひ生活習慣を見直してみて女性ホルモンを増やす栄養素が効率よく体に吸収されるように努めていきましょう。