女性の薄毛

現代女性の薄毛が急増した理由とは?

昔より、現代女性の方が薄毛になってきている、と言われています。

一体なにが原因なのでしょうか。

昔と今で変化したことに原因があるようなので、その原因と思われる8つの変化を詳しく見ていきたいと思います。

私たちのおばあちゃんや、ひいおばあちゃんの時代。

その時代と現代は一体なにが違うのでしょう?

生活習慣の変化

昔の女性は早寝早起きでした。

日の出前には起床して、ご飯の支度や洗濯をしていました。

そして、夜も寝るのが早かったのです。

50年前と比べて平均睡眠時間が1時間も減っています。

現代はいろいろな便利な家電のおかげで早起きしなくてもよくなりましたよね。

そして、夜はテレビやゲームなどが豊富にあり、夜ふかしの傾向にあります。

こうした生活環境の変化が薄毛に繋がっていると考えられています。

また、お風呂もシャワーのみの人も増えました。

昔は湯船に浸かって身体を温めていましたが、シャワーだけだと身体もあたたまらず、血行もよくなりません。

湯船で温まってから洗髪した場合と、シャワーのみで洗髪した場合、汚れの落ち方にも差が出てきます。

温まってからだと、頭皮の毛穴も開き汚れを落としやすくなります。

また、頭皮に詰まった脂も温めることで溶けやすくなるのです。

そして、シャワーのみの場合と、湯船に浸かった場合の睡眠の質も違ってきます。

同じ時間寝ていても、質が落ちてしまうのです。

食生活の変化

昔の食事は日本食がメインの食卓でした。

朝はお味噌汁にご飯、お漬物に卵焼きや焼き魚などが定番のメニューです。

旅館の朝ごはんみたいですよね!

また、白米も食べていましたが、玄米や雑穀米なども食べられていました。

いまは食生活もレパートリーがたくさん。

欧米化に乗って、パンやパスタ、お肉類の摂取も増えました。

揚げ物やファーストフードなども、もはや生活の一部になっています。

レトルト食品や、カップ麺なども美味しいし、便利なのでよく食べるという人も多いかと思います。

タンパク質の摂取量は減ったのに、炭水化物と脂質、そして糖質の摂取量が増えました。

そして、朝ごはんを食べない女性も増え、お昼は外の高カロリーなランチ。

必要な栄養素が足りていないのに、カロリーはオーバー。

この食生活のよくない変化も、薄毛の原因と考えられています。

男性と同じ社会で働くストレスで男性化

昔は女性は専業主婦で外に働きに出ることは珍しいことでした。

農家や家業がある場合でも、今のように外に働きにでるわけではありません。

働き方も女性は女性としての働き方を求められていました。

対して現在は男女平等という考えも浸透し、男性と同じ職場、同じ役職、同じ仕事量、質を求められます。

もともと、男性社会の構図が出来上がってしまっている中に入っていくのですから、そのステレスは相当なものになります。

そして、その男性社会に適応しようと、女性ホルモンは減少し、逆に男性ホルモンの分泌が増えてしまったのです。

なんと産毛ではなく、男性のようなヒゲがはえる女性も・・・。

その男性ホルモンの増加、ストレスが薄毛の原因になってしまうのです。

紫外線の変化

昔と比べると紫外線量も変化しています。

オゾン層破壊で紫外線量が増加しているのです。

このオゾン層は紫外線を吸収して、地球にいる私達を守ってくれる働きがあります。

しかし、このオゾン層破壊によって地上に到達する紫外線が増えてしまうのです。

紫外線は頭皮を固くしたり、乾燥を招いたり、頭皮の細胞を破壊したりします。

頭皮の細胞が破壊されると、髪の毛に充分な栄養な行き渡らず、薄毛の原因になると言われています。

昔よりも増えた紫外線により、抜け毛も増えてしまうのです。

洗髪頻度の変化

昔は毎日洗髪する人は多くありませんでした。

平安時代からの洗髪頻度の変化を見ていきましょう。

 

平安時代 年に1回
江戸時代 月に1回
昭和初期 月に1回
昭和30年代 5日に1回
昭和後期 2〜3日に1回
1990年代 1〜2日に1回
現在 ほぼ毎日

 

昭和の後期でもまだ、2〜3日に一回なのですね。

そんなに洗ってなくて臭ったり、痒くなったりしないのでしょうか。

実は昔は洗髪の頻度こそ低めですが、櫛でよく梳かしていたのです。

櫛も現在のような動物の毛やプラスチックなどではなく、木製のものが主流でした。

木製のものは静電気も起こりにくく、薄毛ケアに適しています。

髪の毛を梳かすことは、

・汚れを落とす
・マッサージ効果

があります。

さらに、木製の櫛に椿油などを染み込ませ、髪に栄養とツヤを与えていたのです。

現在、毎日洗髪するようになった代わりに、櫛で念入りにケアすることが減りました。
清潔は保たれますが、頭皮の乾燥し、くしによるマッサージ効果がなくなり、薄毛の原因となっています。

運動量の変化

昔の人はよく動きました。

特別な運動をしなくても、日々の生活の中で、今よりもずっと身体を動かしていたのです。

エレベーターもエスカレーターもありません。

自転車も、自動車も今より普及していませんでした。

買い物をするスーパーもありません。

商店街を一軒一軒回って、その荷物を持って買い物をするのです。

体力を使いますよね。

また、今は綺麗に舗装された道も昔は砂利だったり、土で凸凹でした。

そんな道を歩いていたのです。

そして便利な家電もありませんから、床はホウキで掃いた後、雑巾がけをしていました。

洗濯機もありましたが、一般家庭にはまだ普及しておらす、基本的に手洗いでした。

現代の私たちはわざわざ、スポーツジムなどに行かないと、運度量が足りない人が大半です。

運動不足によって、血行が悪くなったり、汗をかかないから頭皮の毛穴が詰まったり・・・。

そんなことも、薄毛の原因と考えられます。

美的体型の変化

昔の人は今よりもがっしりとして、ぽっちゃりとした人が多いですよね。

昔は健康的なことが美と考えられていました。

お嫁さんに欲しいと言われていたのも、ほっそりとした人より、体型のしっかりとした女性だったのです。

しかし、海外の影響を受け、現在の日本では細く、すらっとした体型が美しいと思う人が多いのです。

すると、過度なダイエットを行う人も増えます。

過度ではなくても、ダイエットをしたことがある女性は多いのではないでしょうか。

ダイエットをすると、栄養不足や栄養の偏り、それによる冷えなどの問題が出てきます。

栄養不足や冷えは抜け毛、薄毛の原因となってしまうのです。

平熱の変化

現代の人はむかしの人よりも基礎体温が低下している、というデータがあります。

60年前は平熱が36.8℃。

ところが現代は35.5〜36.2℃と1℃も低下しています。

特に女性の体温低下が顕著で現代女性の8割が36.5℃以下だそうです。

デスクワークをする人も増え、運動量が減ったことで筋肉量が減少。

筋肉は熱を作り出してくれるので、その筋肉量が減少してしまうと体温の低下に繋がります。

冷えによって血行不良になり、栄養が頭皮まで届かず、薄毛の原因となってしまいます。

対策

昔と今の変化を知ることで対策も見えてきました。

・早寝早起きを心がけ、夜ふかししない
・糖分、脂質の摂りすぎを避け、栄養バランスに気を配る
・帽子や日傘で紫外線を予防する
・頭皮マッサージをする
・適度な運動を心がける
・無理なダイエットはしない

まとめ

いかがでしたか?

少しずつ習慣を改善して抜け毛、薄毛予防に役立ててみてくださいね。