ヘアケア

女性の薄毛だけじゃない!もずく酢納豆が高い血圧にも効果◎

薄毛対策や予防には、さまざまな食材が注目されていますが、簡単でおいしく食べられる
「もずく酢納豆」もそのひとつといえます。

市販のもずく酢と納豆を合わせるだけの簡単なものですが、この手軽さが食生活に取り入れやすく、習慣として続けやすいのが魅力といえるでしょう。

しかも「もずく酢納豆」は薄毛対策だけではなく、高い血圧にも効果があるようです。

もずく酢納豆が薄毛や血圧対策になる仕組みとは

もずく酢と納豆、どちらも健康に良いイメージのある食材ですよね。

薄毛予防や血圧対策に効果のある栄養分をそれぞれみていきましょう。

もずく酢の効果

もずくにはネバネバのもととなるフコイダンとアルギン酸が豊富に含まれており、血液をサラサラにし、生活習慣病に効果があるといわれています。

酢と一緒に摂取することで、代謝が活発になり効果が倍増されます。

・フコイダン
もずくのぬめり成分であるフコイダンは、発毛促成因子FGF-7の生成を促し、薄毛の 予防に効果的といわれています。

また、コレステロールを排出し糖の吸収を抑えて血糖値を上げにくくする働きがあり、血圧を安定させる働きがあります。

そのほか、腸のぜん動運動を活発にし、便秘気味の人に作用するだけではなく、習慣的に下痢の症状を繰り返す人にも下痢の症状を緩和する働きがあります。

・アルギン酸
アルギン酸は食物繊維の一種です。

体内で高血圧の原因のひとつであるナトリウムと結合し、体外に排出することにより、高い血圧を下げる効果があります。

また、腸内に溜まった不要な老廃物を体外に排出する働きも持つため、便秘の改善や腸内環境を整える効果があるほか、ぬめりにより余分なコレステロールを包み込んで体外に排出することで、コレステロール値を下げる効果があります。

・食物繊維
もずくには水溶性食物繊維、不溶性食物繊維の2種類の食物繊維が含まれています。

水溶性食物繊維は体内でヌルヌルなゲル状になり、余分なものの吸収を和らげる効果 があります。

不溶性食物繊維は、水に溶けない性質を持ち、水分を吸収し腸のぜん動運動を活発にし不要なものを排出する役割があります。
 
・カリウム
カリウムが不足すると、体内のナトリウムの濃度を下げる為に細胞内の水分を取り入 れようと血管壁が水分で膨れる為、血圧が上がったり、むくみが出たりします。

カリウムは腎臓の働きで汗や尿として排泄されますが、その際に同じ量のナトリウムも一緒に排泄されます。

ナトリウムの吸収を抑制し尿中への排泄を促進する為、血圧を下げる効果があります。

納豆の効果

納豆は体に良いというのは誰でも知っていますよね。

納豆には、良質なたんぱく質やビタミンなど豊富な栄養素がたっぷり入っています。

もずくと同じように、酢と一緒に摂取することで効果が倍増されます。

「酢納豆が高い血圧に効果がある」と話題になったのも、記憶に新しいですね。

ここでは改めて、納豆の効果についておさらいしてみましょう。

・たんぱく質
たんぱく質にはたくさんの種類があり、胃と腸でアミノ酸に分解されてから体内に取り込まれます。

筋肉や内臓のほかに皮膚や血液の細胞などを作るのに欠かせない栄養素で有り、
不足すると体力が低下したり、血管がもろくなってしまいます。

・ビタミンB6
ビタミンB6は、しっかり摂ることで丈夫な皮膚や粘膜・髪・歯・爪を作り成長を促進します。

また免疫機能を正常にする働きがあり、アレルギー症状の緩和にも役立ったり
ホルモンのバランスを整え、月経前症候群を緩和する効果があるともいわれています。

・マグネシウム
マグネシウムは、体内で300種類もの酵素の働きを助けているといわれており、丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない栄養素です。

動脈を弛緩させ血圧を下げる働きがあり、高血圧を予防する効果があります。

また、筋肉の動きをスムーズにする働きや弾力のあるしなやかな骨を維持するのに役立っています。
 
・ビタミンE
ビタミンEは、強力な抗酸化作用があり、体の老化を促す活性酸素の害を消去しようと働くビタミンです。

血液の流れをスムーズにし、体内のすみずみまで新鮮な酸素や栄養素を届けることができる「若返りのビタミン」といわれています。血行不良からくる疲れ・肩こりを軽減し、手足の冷えにも効果的です。

・カルシウム
カルシウムは、骨や歯の主要な構成成分になり、骨折や骨粗しょう症の改善に効果が有ります。

血管などの細胞の活動にも影響を与え、不足すると血圧の上昇や血管の老化を招きます。

また、神経の興奮を抑え、精神を安定させイライラを抑える働きやホルモンの分泌を調整する効果があります。

・ビタミンB2
ビタミンB2は脂質や糖質・たんぱく質が分解する際にサポートする栄養素であり、皮膚や粘膜・髪・爪などの再生や老化の進行の一要因といわれる過酸化脂質を分解し消去する効果があります。

不足すると疲れや貧血・口内炎・皮膚炎・目の疲れ・髪のトラブルなどを引き起こしやすくなります。

・ナットウキナーゼ
ナットウキナーゼは納豆菌によって作られる酵素です。

タンパク質を分解する働きがあり、血管にできる血栓を溶かし血液をさらさらにする働きがあり高血圧を予防する効果が期待されます。

その他、納豆にはまだまだたくさんの栄養素が含まれており、細胞の若返り効果をもつポリアミンも豊富で美肌や美髪に効果的だといわれています。
 

もずく酢納豆をおいしく食べる

もずく酢は、酢の独特な酸っぱさやツンとした匂いが気にならないので、納豆に良く合い、薬味にネギや生姜の細切りを加えると一層おいしく食べられます。

そのまま食べてもお酒のつまみにもぴったりだし、ご飯にかけるとあまり食欲のない時でもサラサラと食べられますが、毎日同じ食べ方ではさすがに飽きてしまいますよね。

そんな時には、ひと手間を加えて味に変化を付けるのが長続きのコツです。

もずく酢には、黒酢味・三杯酢味・土佐酢味など種類もいろいろあるようです。

お好みのもずく酢を使ったこちらの食べ方もおすすめです。

・もずく酢納豆サラダ
 ≪材料≫
 納豆  2パック
 もずく酢  1個
 長いも  100g
 トマト  1個
 水菜  1/2株

タレ
 めんつゆ(ストレート) 適量
 ごま油  小さじ1
 納豆のタレ  1袋
ボールに長いものみじん切り、1㎝程度の角切りにしたトマト・納豆・もずく酢を入れタレで和える。

お皿に3㎝位の長さに切った水菜を敷き、そこに1で作った材料を載せる。

・もずく酢納豆スープ
≪材料≫
 水  2カップ
 鶏ガラスープの素  小さじ2杯
 納豆  1パック
 もずく酢  1個
 韓国海苔  1パック
 塩・こしょう  少々
 卵  1個
 ごま油  お好みで
鍋に水2カップ・鶏ガラスープの素を入れ、火にかける

鍋が沸騰したら、軽く水気を切ったもずく酢・納豆を入れ煮立たせる

溶き卵入れ、塩・こしょうで味付けをする

火を止めたら細かくちぎった韓国海苔をちらし、お好みでごま油を入れる

材料はどちらも2人前です。

短時間で調理でき、簡単においしく食べられます。

もずく酢納豆を食べる時間と適量は?

もずく酢納豆を食べる時間帯は、朝よりも夜食べた方が良いでしょう。

なぜなら、ナットウキアーゼの働きで夜発生しやすい血栓を溶かしてくれる効果が有り、納豆のビタミンB群が睡眠中に働き、肌の修復力も高めてくれるからです。

もずく酢・納豆の適量は、どちらも1日1カップを目安に摂取して下さい。

もずくに含まれるヨウ素は甲状腺の異常を引き起こす恐れがあり、納豆に含まれるセレンという成分は、胃腸障害や爪を変形させたり、疲労感などの症状を引き起こすといわれているからです。

体に良いからといっても、食べすぎには注意が必要なのです。

もずく酢は、近くのスーパーでは3個入り1パックが税抜99円で売っています。

納豆もスーパーでは安売りをしている事が多く、コンビニでも手に入ります。

手に入りやすく値段もお手頃で、髪にも健康にも良いもずく酢納豆を、毎日のお食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?