女性の薄毛

女性が薄毛改善を目指すなら良睡眠方法がおすすめ!

「睡眠不足が続くと薄毛になる?」

髪の毛の成長は主に寝ている時です。

人の体には自律神経があり、その中には交感神経と副交感神経があります。

交感神経は主に起きている時で、仕事中など何か作業をしなければならない時、いわゆる精神や身体的に緊張状態の時が交感神経が優勢になっている時です。

こうした緊張状態の時は呼吸も浅く血行も比較的ゆっくりです。

一方副交感神経は仕事が終わった時や自宅に戻ってほっと一息つく時です。

副交感神経が優勢だと呼吸も深くなり血流もよくなります。

もちろん寝ている時も緊張がほぐれた状態なので、副交感神経が優先となります。

体は寝ている時の副交感神経が優勢の時間帯に細胞組織の修復や気持ちのリセットを促します。

つまりこうした心身ともにリラックスし体が補修を行なっている時間が短ければ短いほど薄毛を発症しやすくなります。

睡眠時間はどれくらいがベスト?

睡眠時間は6時間以上、8時間くらいがベストです。

その理由は睡眠にはレム睡眠とのんれむすいみんというリズムがあります。

レム睡眠

レム睡眠とは浅い眠りで体は休息状態にあるのですが、脳が活発に活動している状態です。

夢を見るのはこの脳の働きがあるせいです。

ノンレム睡眠

ノンレム睡眠とは脳も体も熟睡し切った状態で、本当の意味で深い眠りに入っている状態です。

この状態の時にはちょっとやそっとのことでは目覚めません。

レム睡眠とノンレム睡眠は1時間30分ごとに交互に繰り返します。

この周期を4回から5回繰り返すくらいが睡眠量としてはベストです。

睡眠時間が増えるとどんな効果があるの?

睡眠時間が増えることで髪の毛にとって良い効果があります。

成長ホルモンが活発に分泌される

髪の毛や人の細胞修復たとえば筋トレをしていれば筋肉の超回復といわれる活動は寝始めてから4時間がピークとされています。

この4時間の間に成長ホルモンなど細胞修復のためのホルモンが盛んに分泌されます。

この時間帯は運動をする方の中ではゴールデンタイムと呼ばれているくらい重要な時間帯です。

この時間帯にノンレム睡眠状態が2度起これば髪や皮膚、細胞は細胞分裂(新陳代謝、ターンオーバー)が繰り返され新しい組織が誕生します。

頭皮膚と髪の細胞分裂により髪が伸びる

睡眠時間がふえることで頭皮や髪の代謝が高まるため細胞分裂が活性化し髪が伸びたり、ダメージを受けた頭皮の皮膚が回復し髪の毛の毛根に栄養を与えてくれます。

また副交感神経が優勢なので血流も良い状態ですので髪の毛への栄養も十分に行き渡りやすくなります。

新しい髪の毛が生えてくる

皮膚の新陳代謝、ターンオーバーが正常だと新しい髪の毛の生えてくる頭皮環境が整います。

頭皮とは髪の毛の生えてくる土壌によく例えられますが、代謝のよい頭皮はよく肥えた土壌となり健康的な髪の毛の誕生にかかせません。

睡眠量が増えれば次に睡眠の質を考える

睡眠は量ばかりあっても良くありません。

レム睡眠とノンレム睡眠をバランスよく、リズム良く作用させることが健康的な頭皮環境をつくります。

そのため睡眠の質にも気を使わなければいけません。

質の良い睡眠をとる方法

食事の時間帯を早める

お腹の中に消化できてない食べ物が残った状態で寝てしまうと胃が寝ている間常に働きっぱなしになるので本当の意味で良い睡眠はとれません。

食事は寝る2時間前までに済ませておくことがベストです。

胃が食物を消化するのにかかる時間は2時間と言われていますが、もしあなたが大食いだともっとそれよりも前に夕食を終えておいた方が良いでしょう。

極端な言い方をすれば夜ご飯は抜いても問題ありません。

よくお腹が空いて寝れないという方がいますが、それは水分で補うことができますし、寝る時は空腹くらいが寝やすいですし、目覚めにも良いです。

夜に胃を活動させるより朝おきてからの食事の方がよほど大切です。

まとめると夜ご飯は少量で2時間前までに食事を済ませておくことが質の良い睡眠につながります。

季節に関係なく気温に気を使う

睡眠をとるとき手足が冷えているとなかなか寝つけません。手足の冷えや夏場の暑さは交感神経の活動を活発にしてしまい、反対に体が起きてしまう原因になります。

ですから寝室の気温を工夫したり、寝具に工夫をとりいれてどうにか自分が寝やすい適温を常に一定にするようにしましょう。

寝室の明るさに気を使う

部屋が明るいと人の脳はまだ休める時間ではないと錯覚してしまいます。

そのせいでなかなか寝付けない→睡眠不足という原因となるので寝る時のお部屋は暗い方が睡眠のためには良いです。

でも、真っ暗も苦手というかたは豆球くらいの暗めの明るさに調整してあげると寝つきがよくなります。

寝る前にスマホやpcを見ない

寝る直前までスマホやpcを見るのも質の良い睡眠をとるのには良くありません。

スマホやpcからはブルーライトといって脳はを刺激する作用があります。

脳が刺激されると自律神経である交感神経の働きが活発になってしまいなかなか寝付けなかったり、寝れたとしても睡眠が浅くレム睡眠の時間が長くなってしまいます。

これが長期間続くと不眠症の原因にもなるので、最低でも寝る1時間前にはスマホやpcの画面から離れた方が良いでしょう。

寝具にこだわる

枕の高さやマットの硬さ、お布団の硬さや重さも質の良い睡眠をとるのには重要なことになります。

特に枕の高さやマットの硬さが合っていないとなかなか寝付けなかったり、寝ている時に反対に体が疲れてしまう原因となります。

枕などの寝具は自分の体や好みにあったものを選びましょう。

瞑想呼吸も質の良い睡眠に効果的

寝る前に瞑想しながら深い呼吸をすることも質の良い睡眠をとるのにはお勧めです。

瞑想呼吸は深い呼吸ができるため強制的に体を交感神経から副交感神経に誘うことができます。

寝る前の状態に副交感神経優勢にしておくと、睡眠に入ってからの睡眠の質がよくなります。

寝ている時には成長ホルモンが分泌するといいましたが、それ以外にも人間の体からはメラトニンというホルモンも分泌されます。

このメラトニンは睡眠の質、レム睡眠とノンレム睡眠の交互作用をよくしてくれるホルモンです。

α波のでる音楽も効果的

寝る前にα波のでる音楽を聴きながら寝るのもお勧めです。

このα波には睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促してくれます。

反対にロックなど激しい曲を聴きながらら寝るのはNGです。

これらの曲には交感神経を優先にして興奮する作用がありますから睡眠前にはふさわしくありません。

どちらかというとお仕事中など気分を高めたい時に聞くべき音楽です。

まとめ

髪の毛は睡眠量や睡眠の質によって髪質も非常に影響されます。

睡眠不足の方の頭皮

頭皮が硬くなり、血行が悪く、髪の毛が細くなる。

睡眠不足はまず第一に血行が悪くなります。

頭部には多くの毛細血管が通っていますが、血行が悪くなると毛細血管にダメージをきたしてしまい、毛細血管が収縮してしまいます。

毛細血管が収縮すると頭皮代謝も悪くなり頭皮の肉厚が薄くなります。

頭皮の肉厚が薄いと髪の毛が皮膚の奥まで根を張れず髪の成長が悪くなり細毛になります。

睡眠時間や睡眠の質が良くなると自律神経も整っているため血行が良くなります。

血行がよくなると頭部にある毛細血管の活動が活発で頭皮の肉厚も厚くなります。

頭皮の肉厚が厚くなると髪の毛の毛根が頭皮の奥まで根を張れ、さらに髪の毛に充分な栄養が供給されます。

そのため髪の毛はハリコシがあり、健康的で薄毛を発症することがありません。

睡眠ひとつでこれだけの効果があるので、毎日が睡眠不足、もしくは熟睡できない方は上記の様なことを試してみてください。