女性の薄毛

薄毛は増毛でカバーできる!おしゃれな女性にオススメ

女性の薄毛は、何歳になっても改善が可能だといわれています。

しかし、ケアを始めてすぐに目に見えるほどの効果が出るわけではありません。

女性の薄毛改善クリニックでも、実感できるまでに半年程度かかると言っています。

その間に同窓会や食事会で知人に久しぶりに会うことになったら…。

そんな時には、増毛を試してみませんか?

増毛は男性専用の方法ではありません

TVCMなどでよく見る増毛は、ほとんどが男性モデルですから、増毛=男性用と思っている人が多いのではないでしょうか。

しかし、近年薄毛に悩む女性が増えてきたのに伴い、女性用の増毛サロンがとても増えているのです。

女性の場合、男性に比べて増毛が目立ちにくく、しかもヘアファッションを楽しめるというメリットがあります。

男性は髪が短い人が多く、数週間もすると増毛した部分が見えやすくなってしまうのですが、女性の場合はよほど短髪でない限りうまくごまかすことができます。

また、最近の増毛用の人工毛はとてもよく出来ていて、自毛との差がほとんどわからないほどになっています。

パーマやカラーリングすることもできますし、自毛より明るい色の人工毛でハイライト風に楽しんだりすることもできるのです。

さらに、金額は高くなりますが人工毛でなく人毛を使用しているところもあります。

若い女性がしている、人工毛の束を自毛に挟み込むエクステも増毛の一種ですが、もっと自然な感じがいい、という方には今回ご紹介する増毛がおすすめです。

代表的な増毛方法は4種類

代表的な増毛には「結毛式」「編み込み式」「ネット式」「シート式」の4種類があります。

方法は各メーカーによって若干違いますが、最近の増毛技術は非常に高くなっているので、ウィッグと違い不自然さがないのが大きなメリットです。

女性に最も適している「結毛式」

結毛式とは、元の髪の毛の根元に人工の毛や人毛を結ぶ方法です。

本数は増やしたい髪のボリュームに合わせて、1本の自毛に2~6本程度。

すべて手作業で行ないますが、慣れている美容師だと30分から1時間程度で薄毛に見えない程度まで増やすことができます。

根元に結ぶので、1~2ヶ月程度経って髪が伸びてくると人工毛が持ち上がってしまいますが、専用サロンに行けば根元まで下ろしてくれます。

また、多くの専用サロンではヘアカットやセットなどもしてくれるので、普通の美容院には行きにくい人でも安心です。

さらに、結毛法は実際に生えている髪の毛を見ながら施術するので、地肌が透けて見えてしまっているところには多めに、それ以外の部分は少なめに、といった調整が容易です。

自毛によくなじむので、非常に自然に見えるのもメリットです。

髪が全体的に薄いという方には「編み込み式」

編み込み式は、自毛に特殊な糸を編み込んで土台とし、そこに増毛していく方法です。

広範囲に一度に増やすことができ、しかもウィッグと違い自毛が土台の一部なので、どんなに激しく動いてもずれたり脱げたりすることがありません。

また、取外しはできませんが蒸れることはなく、シャンプーも可能です。

結毛式と同様、1~2ヶ月程度で自毛が伸びてくると土台が浮き上がってくるので、その都度ほどいて再度編み込みをします。

ウィッグ式の「ネット増毛式」

編み込み式同様、広範囲に増毛したい人に向く方法です。

ネットになった土台に人工毛をつけ、それを自毛に被せる方法です。

ウィッグに似ていますが、ネットなので軽く、しかも蒸れません。

取り外すこともできますし、つけたままシャンプーすることも可能です。

ネット式なのでしっかり頭皮まで洗うことができ、髪の成長のじゃまにもなりません。

透明なシートを被せる「シート式」

透明で非常に薄いシートの上に人工毛をつけ、それを頭皮に特殊な接着剤で貼り付ける方法です。

髪がない部分にも増毛できるため、円形脱毛症やケガなどで頭皮の一部に髪が生えて来なくなった人に向きます。

また、シートは通気性があるので蒸れにくく、一度貼り付けるとシャンプーしてもめくれたり取れたりすることもありませんし、リムーバーを使えば取外しも可能です。

女性におすすめの結毛式増毛のメリット

女性に最も合うといわれる結毛式増毛のメリットは、たくさんあります。

1日で増毛が可能、パーマやカラーリングもできる

育毛には時間がかかりますが、増毛ならその日のうちに増やすことが可能です。

また、少し前まではパーマやカラーリングは不可能とされていたのですが、最近は人工毛の品質が上がり、パーマやヘアカラーが可能なものが増えています。

人工毛は非常に軽いので自毛に結び付けてもほとんど負担にならない

髪の毛は1本で約150gの重さに耐えられるといわれています。

人工毛は長さにもよりますが1本1gもないので、数本つけても自毛が抜けることはないといわれています。

人工毛の質が高くブラッシングで引っかかることはない

増毛の場合、ウィッグと違い自毛と人工毛が混在することになるため、差をわかりにくくする必要があり、使用する毛の質が非常に高くなっています。

特にファイバー製のものは引っかかりにくく、ブラッシング程度で引っかかったり抜けたりすることはまずありません。

耐久性があり長く使用することができる

最近の増毛用人工毛は耐久性があるため、一度結んでしまえば5年程度使用することができます。

また、シャンプーやスタイリング剤を使用することもでき、それで傷むこともありません。

人工毛はボリュームアップが簡単

増やす本数を好きに決めることができ、しかもある程度ハリがあるため、簡単にボリュームアップできます。

増毛しながら薄毛ケアができる

ウィッグと違い、頭皮環境が悪化することはありません

また、食生活や生活習慣の見直し、育毛剤などで薄毛ケアを続けていれば、徐々に増毛の本数を減らしていくことができます。

増毛のデメリットも知っておきましょう

増毛は女性の薄毛のカバーにぴったりですが、デメリットもあります。

増毛、メンテナンスそれぞれが高額

サロンによって、あるいは増毛の本数などによってかなり差がありますが、結毛式の場合増毛が400本で20,000円程度、メンテナンスは10,000円程度が目安です。

この400本というのは最低本数のところが多く、薄毛が進んでいるとこの2倍3倍の増毛が必要になるため、その分金額も上がります。

定期的なメンテナンスが必要

1~2ヶ月毎にメンテナンスが必要です。

自毛が伸びると人工毛が浮いてきてしまうため、それを根元まで下げないと結び目が見えてしまったり、不自然なヘアスタイルになってしまったりします。

縮毛矯正ができない

現在広く使用されている人工毛は、180~190度で変質します。

そのため、高温のアイロンを使用する縮毛矯正はできません。

弱っている細毛が多いと抜けてしまうことがある

前述したように、通常は増毛の重みで自毛が抜けてしまうことはありません。

しかし、薄毛が進んでくると自毛が細く柔らかくなっているため、何本も人工毛を結びつけると頭皮に負担がかかります。

すると、ブラッシングやシャンプーの際に自毛が抜けてしまうことがあります。

自毛が1本抜けると数本抜けたように見える

自毛が1本抜けると人工毛も同時になくなるため、頭頂部や分け目が抜けた場合薄毛が目立ってしまいます。

髪を伸ばす場合は人工毛をすべて付け替える必要がある

人工毛は伸びないため、髪の毛を伸ばしたくなったら人工毛を一度すべて取り、希望の長さになるため何度も付け替える必要があります。

人工毛はメーカーによって質に差がある

「パーマ、カラーリングできる」「縮毛矯正できない」と書きましたが、メーカーによってはパーマやカラーリングや不可のものや、高温でも変質せず縮毛矯正ができるものもあるようです。

増毛する前に、その美容室や増毛サロンがどんな人工毛を使用しているのか、確認しましょう。

施術者の技術が低いと抜けることがある

各サロンではその人工毛に合った特殊な結び方をするのですが、施術者の技術が低いと結び方が甘く、抜けてしまうことがあります。

まとめ

増毛は最も簡単に、しかも早く薄毛をカバーすることができます。

デメリットもあるものの、育毛のためのケアをしっかりすれば、周りに気づかれず徐々に増毛の本数を減らしていくことも可能です。

薄毛改善をあきらめていない人にこそ、ぜひ増毛を試していただきたいと思います。