眉毛やまつ毛が少ない場合、アイブロウやアイライン、マスカラなどのメイクでカバーしますよね。
でも、少ない髪をメイクでカバーする人って、ほとんどいないのではないでしょうか。
誰もがメイクしないような場所をメイクしても、かえって目立ってしまう方が心配ですよね。
そこで、最近人気を集めているのが、ヘアラインの「アートメイク」なんです。
アートメイクには眉毛やアイラインなどがあるのですが、この頭皮バージョンがヘアラインのアートメイク。
薄毛を目立たなくするだけでなく、アンチエイジングやイメージチェンジを目的にする方も多いですよ。
今回は、ヘアラインのアートメイクとはどんなものなのか、効果やデメリットを紹介しましょう。
Contents
そもそもアートメイクってどんなものなの?
「アートメイク」と聞いても、いまいちピンとこない人もいるかも知れませんね。
簡単に言うと、医療用のペンを使って皮膚に色素を入れる治療法です。
「医療用のペン」と聞いて分かるように、アートメイクはクリニックの美容治療です。
頭皮に入れる色素は髪の色に近いものなので、本当に髪が生えているかのような仕上がりになります。
薄毛を目立たなくするのはもちろん、髪のお洒落として治療を受けることもできます。
薄毛ならこんな悩みをカバーできる!
アートメイクで薄毛がどんなふうにカバーできるのか、気になっている方も多いのでは?
具体的には、
・生え際(前髪やサイド)が薄い
・円形脱毛症や髪が生えない部分がある
・ヘアラインが薄い
・左(or右)のヘアラインが極端に薄い
・おでこを狭くしたい
などの悩みにおススメです。
「薄毛の悩みはないけど、おでこを狭くして小顔に見せたい!」と、治療を受ける人もいますよ。
他に、髪をオールバックにしたりアップしたりする際に、生え際を美しく見せるために治療を受ける人も見られます。
アートメークの施術の流れは?
アートメイクは持続的な効果が期待できるものなので、それなりに時間のかかる施術を受けることになります。
どの美容クリニックで施術を受けても、基本的な流れは
・カウンセリング(診察や希望イメージの相談)
・痛み軽減のための麻酔(局所麻酔や表面麻酔など)
・仕上がりイメージをデッサン
・医療アートメイク施術
・施術後の説明
となります。
初めのカウンセリングでは、担当者に的確に希望イメージが伝えておかないと大変!
担当者の勘違いを避けるためにも、
・希望イメージの写真や絵
・アートメイクで解決したい悩み
・施術に関する疑問点
などはスムーズに伝えられるよう、事前にメモにまとめておくと便利ですよ。
また、施術は2回以上受けることをおススメするクリニックが多いのですが、
・1回目の施術後:6割程度の仕上がり(肌質や筋肉の動きで薄くなる場合有り)
・2回目の施術後:色の薄い場所に色素を足して100%近い仕上がり
と言うふうに、2回目の施術を受けた方が完成度が高いです。
ちなみに、2回目の施術は1回目の施術から、2週間以上経ったら受けられます。
施術後の状態やクリニックの方針によっては、「4週間以上経ってから」と言う場合もあります。
気になる方は施術を受けるクリニックに、直接確認しておきましょう。
効果は永久的?それとも半永久的?
アートメイクは施術から1~2年くらいすると、だんだん色が薄くなっていきます。
なので、色が薄くなるのが分かる前に、定期的にメンテナンスするのがおススメです。
メンテナンスの際には、
・前回とほとんど同じ仕上がりにする
・トレンドに合わせて修正する
・色や形を変えてイメチェンする
なんて言うこともできます。
元々生えている髪ではできないイメチェンも、アートメイクならできることも!
1~2年のメンテナンスは大変ですが、この機会にアートメイクでお洒落を楽しんでみるのも有りですよ。
アートメイクの注意点やデメリット3つ
アートメイクは水や汗、洗顔に強い特殊なメイクなので、1年以上は良い仕上がりをキープできます。
但し、メリットの分だけ注意点、デメリットもあるんですよね。
・施術中の痛み
・施術後の生活
・費用
上記のような問題は、誰もが気になっているのではないでしょうか。
アートメイクの注意点やデメリットを、3つ挙げてみました。
体質によっては痛みを感じる
アートメイクは麻酔をしてから施術するので、施術中の痛みを抑えることが可能です。
とは言っても、痛みの感じ方には個人差があって、体質によっては痛みを感じる人もいます。
「頭皮を引っ掛かれているような痛み」と、表現する人もいるくらいです。
肌質に関して言うと、
・肌が薄い
・敏感肌
・乾燥肌
に該当する人は、痛みを感じやすいです。
また、体調が優れない時も痛みを感じやすいので、施術前日はしっかり体を休めて体調を整えておきましょう。
暫くは通常通りの生活が送れない
施術を受けた後は、「暫くは通常通りの生活が送れない点」にも注意が必要です。
まず、施術当日に控えないといけないのが、
・施術箇所への石鹸・クレンジング・メイクの使用
・アルコールの摂取
・長時間の入浴
など、肌や体に負担になることです。
それから、施術して2~3日の間は、
・オイルクレンジングの使用
・空気の悪い場所への出入り
・人の多い場所への出入り
なども避ける必要があります。
さらに、施術して1週間の間は、
・プールや海水浴、温泉などの公共施設
・直射日光の当たる場所
なども避けてください。
肌に負担のかかることは大体避けることになるので、施術日は慎重に選ぶことをおススメします。
自由診療だから費用が高額
アートメイクの大きなデメリットと言えば、「自由診療で費用が高額なこと」ですよね。
薄毛を目立たなくする美容治療は、怪我や病気の治療とは違って保険が適用されません。
料金は施術範囲によって決められているのですが、前髪の生え際で1回10万円くらいが相場です。
比較的お手頃なクリニックだと、2回の施術で17万円くらいのところもあります。
ちなみに、アートメイクは半永久的な効果なので、1~2年に1回のメンテナンスが必要です。
定期的にメンテナンス費用がかかることを視野に入れた上で、慎重に判断しましょうね。
アートメイクはどこでやってもらうのが良い?
アートメイクは美容のための医療治療で、基本的には医療機関でしか受けられません。
ところが、医療機関ではない場所で、アートメイクを扱っていることもあるようです。
このようなところでは医師免許のない人が、施術を行っている可能性が高いです。
後々トラブルになるリスクもあるので、アートメイクは必ず医療機関で受けてくださいね。
良質な色素を使っているクリニック
アートメイクを扱っているクリニックは限られているのですが、それでもクリニック選びに悩みませんか。
特に都市まで足を運べる人は、アートメイクを扱っているクリニックが複数見つかるかも知れませんね。
クリニック選びに迷った時におススメなのが、良質な色素を使っているクリニックです。
アートメイクに使う色素って、実はクリニックによって違うんですよ。
・豊富な色合い
・専門機関の認証を取得済み
・MRIなどの画像検査でも問題なし
希望イメージを叶えてくれる色合いはもちろん、安全面も妥協しない方が良いですよ。
デザイン力や施術力の高いクリニック
クリニック選びの際に色素の質と一緒に選びたいのが、スタッフのデザイン力や施術力です。
スタッフのデザイン力や施術力を見分けるのは難しいですが、
・デザイン力:アートメイクに関する大会の受賞歴、資格取得など
・施術力:症例数の多さ、口コミなど
で判断できる場合も多いですよ。
アートメイク世界大会で優勝したアーティストが、デザインを担当してくれるクリニックもあります。
もちろん、気になるクリニックが見つかったら、カウンセリングを受けて実際に話を聞いてみてくださいね。
まとめ
ヘアラインのアートメイクとはどんなものなのか、効果やデメリットをまとめてみました。
アートメイクの効果は、
・生え際(前髪やサイド)が薄い
・円形脱毛症や髪が生えない部分がある
・ヘアラインが薄い
・左(or右)のヘアラインが極端に薄い
・おでこを狭くしたい
などの悩みに対応しています。
場合によっては「薄毛を目立たなくする」のと、「小顔」を同時に叶えることが可能です。
但し、アートメイクにはデメリットもあって、
・体質によっては痛みを感じる
・暫くは通常通りの生活が送れない
・自由診療で費用が高額
などで、治療を受けるか迷う人もいます。
高額で負担のある治療であるだけに、クリニック選びはやはり良質な色素・デザイン力・施術力にこだわりたいところ。
あなたに合った良いクリニックを見つけて、薄毛の悩みをスッキリ解決できるといいですね。