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始めに
日本の上水道の普及率はほぼ100パーセントですが、地方によっては、水道水を引きながら、家に井戸を持っているひともいます。
この場合の井戸は、手漕ぎでギコギコと手動のものではなく、水道水と同じように水道の蛇口を捻れば出てきます。
家庭に引いている井戸水は水質検査を受けているので、飲んでも大丈夫です。
水道水と使い勝手は同じですが、上水道の使用料ではなく井戸水を地下30~50メートルほどからポンプで電動でくみ上げます。
そのため、電気代が水道水の使用料の代わりに引かれます。
生活で水道水と井戸水はどう違うの?
水を使う商品は沢山あります。
例えば、電化製品だと加湿器は水が必要です。
加湿器の注意事項を読むと、「井戸水で使用しないでください。」と、あります。
無視して使ってみると、マグネシウムやカルシウムなどの成分が白く沈着してしまいました。
長年使ったものをウッカリ倒してしまうと、白い粉が残るほどです。
そういうものが水道水を使用するよりも速く沈着するのです。
また、熱帯魚や金魚やメダカは、井戸水で飼育するときに気を付けないといけません。
水道水に入っているカルキは井戸水に入っていませんが、マグネシウムやカルシウムなどの成分が井戸水のほうが水道水よりも多く混ざっています。
そうすると、メダカのために井戸水を引いても、水質が合わなくて全滅するということが少なくありません。
水道水と井戸水でヘアケアの違いは?
水道水は蛇口を捻れば水が出るし、ボイラーを通せばお湯も使えます。
なので、日常生活で支障は井戸水を使用していても変わりません。
このように使い勝手は、ほぼ変りませんが、ヘアケアの時は意外にも違いがありました。
比べ方について
今回は、同じシャンプー、トリートメントを使って、水道水と井戸水での最初に髪を濡らすためににお湯を掛けるときの違い、シャンンプーの泡立ちや、トリートメントを付けた時の質感、ドライヤーを掛けた後の質感の体験を書きます。
特に髪にダメージはなくコンディションとしては良い状態でした。
最初のお湯は3分程度かけて濡らし、シャンプーは最初にクレンジングシャンプーをした後に保湿力の高い馬油配合のシャプーをしました。
トリートメントは、同じ椿油の配合された保湿力の高いものを使いました。
両方とも付けた後、5分ほど時間を置きました。
髪を洗う前に、両方とも直前までしっかりと、猪の毛を使用したクッションブラシでシッカリと髪を梳かした後に入浴しました。
個人の意見ですが、地方から上京したり、地方都市で新生活を送る場合や、反対に地方に移る際の目安として書きます。
個人的に井戸水での生活に慣れているので、水道水の方があまり馴染みはありませんので、そのような形で書きます。
水道水編
濡らしたとき
井戸水とあまりこのときは変りのないように感じました。
お湯で頭皮の濡れる感触や、頭皮にまでお湯が浸透するまでの時間は変りなかったです。
油分や汚れを浮かす感じも同じで、この時の抜け毛の量も多くも少なくもなく、変りませんでした。
口に水が入ると、井戸水での生活になれているせいで、「チョット井戸水とは違い、ナンカ味があるな。」とのことは思いましたが、それくらいの違和感のみで、塗らしたとき自体の感じは全体的にみても、変わりはありませんでした。
シャンプー
井戸水を多く使うので、「同じシャンプーでもここまで違うのか!」と、いう感想です。
クレンジングシャンプーは、もともと泡が立ちにくい商品なので、変わりは分かりにくかったですが、それでも井戸水よりは、速く頭皮全体にシャンプー液が広がる感じがしました。
保湿力の高い普通のシャンプーの泡立ちが、同じもので同じ量なのに、体感で1.5倍ほど泡が立ちやすかったです。
やはり、製造いている企業も水道水を基本に作られていて、井戸水での設計ではないのかなという感じがしました。
衝撃的なほど、泡立ちが違うので、驚きました。
流した後でも、髪が井戸水を使用するよりも柔らかい感じがし、トゥルントゥルンな感じです。
手のひらに乗せてみると、柔らかい感じでした。
トリートメント
付ける前から柔らかいですが、抜け毛の量は変らないです。
トリートメントでの切れ毛などは特に感じませんでした。
5分後お湯で流すと、その後にコンデショナーやヘアマスクは特に必要ない位に潤っている感じがしました。
タオルドライとドライヤー
柔らかい感じが強かったです。
もともと人よりも猫毛で天然パーマなので、直毛のひとは、分かりませんが、かなり柔らかく、人間でなく犬や猫のような柔らかい髪質に人間よりも傾いている感じです。
次に使用するときは、もう少し、保湿力の低かったり、成分が全体的に少し低いものの方が、重く感じず、スタイリングの時は良さそうです。
井戸水編
濡らしたとき
水道水と同じように蛇口を捻ればお湯が出ます。
お湯と水があって、混ぜて使うおばあちゃんちにある昔のものではなく、ボイラーで設定した温度でお湯が出てきます。
蛇口を捻れば、丁度いい設定した温度で最初から出るので、一般の水道水の過程と風呂場の設計は変りありません。
水道水と特に変わりはありませんでしたが、口に入ると、味が硬度50以下のミネラルウォーターと同じ味がして、水道水のような味はしませんでした。
シャワーヘッドは億水を流すので、白い粉が付きませんし、風呂場全体はよく水が流れるので、沈着も特にありません。
シャンプー
クレンジングシャンプーは、炒井戸水の方が、同じ量を使っても、頭皮全体に広がるまでに時間が掛かったり、液を追加する必要がありました。
特に首筋の近くや耳の周りは、追加せざるを得なかったです。
頭皮に水分が広がりにくい分、一部にシャンプー液が固まりやすい印象がありました。
保湿力の高いシャンプーを使うと、泡立ちが悪く感じましたが、あくまでも許容範囲内という感じでした。
2回目なので、泡立ち難さは水分が頭皮に行き渡っていないからという理由ではなさそうです。
泡を流してみると、しかりと汚れを浮かせて取っているようですし、液が残ることもないので、「水道水よりも少し劣るかな?」と、いう印象です。
トリートメント
抜け毛や切れ毛は特に感じられず、しっかり髪が柔らかくなり、液が流しても残らず、柔らかい感じに仕上がりました。
それほど水道水とは変わりありませんでした。
井戸水だと、水道水よりも髪にミネラル補給になるとかの副産物的な印象は特にありませんでした。
シャンプーほど大きな差はありません。
タオルドライとドライヤー
タオル取りの時は、「少し固いかな?」と、感じましたが、誤差の範囲内です。
ドライヤー後は、柔らかくなり、丁度良い感じの柔らかさで髪が広がったり、前髪も問題はありませんでした。
終わり
比べて一番気が付いたことは、やはり、シャンプーなどの水を使うヘアケア製品は、「水道水を基本として設計されている。」ということです。
全体的な印象では、そんなに変わらないという感じですが、シャンプーは、水道水の方が使いやすく、良い印象を受けました。
コンデショナーは、変わらずという感じです。
その日の髪質のコンディションや体調などのさまざまな原因でまた変わってくると思うので、あくまでも目安ですが、意外と違いがあることが分かりました。
都会でも、井戸を掘ろうと思えば掘ることはできます。
家を建てる際は、水の条件について考えて考えてみるのも大事です。